特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

韓国映画『公共の敵2』を観る

2005-02-17 12:59:24 | 映画
 晴れ。最低気温零度。最高気温10度。

 自分が卒業した訳でもないのに、今朝は昨日の卒業式疲れ?で布団から出られたのが十一時。午後一時に“オンヌリ教会”日本語礼拝部のCさんと映画を見に行く約束があったので、待ち合わせ場所である大型書店“ヨンプン・ムンゴ(栄豊文庫)”に向かう。
 
 昨日とはうってかわって、春のような暖かい陽気。ポカポカした陽射しを体いっぱいに浴びているだけで、自然と顔がほころんでくる。

 映画の上映時刻を確認してから、“仁寺洞(インサドン)”の行きつけのお店で“テンジャン・ビビンパ”を食す。Cさんは聖歌隊の“断食祈祷中”とのことで、ほとんど食べず。私が1.8人分くらい食べることに。幸い今日は朝食を摂っていなかったので、何とか残さずたいらげた。

 映画の上映開始時刻まで時間があったので、その後二人でお茶をする。Cさんとゆっくりお話しをするのは一年ぶり、いや、それ以上経つかも知れない。その間の積もる話しをお互い一気に吐き出す。Cさんが“産業デザイン”専攻と知り、デザイン談義で盛り上がる。

 三時半の上映時刻が近づいたので、すぐ近所にある映画館“シネコア”へ。
 今日の映画は『コンゴンエ チョク2(公共の敵2)』

 主演は『シルミド(邦題:SILMIDO)』や『オアシス』、そして『パッカサタン(邦題:ペパーミントキャンディー)』などでも主役を務め、今や韓国映画界に欠かすことが出来ない演技派俳優として知られる“ソル・ギョング”

 前作の『公共の敵』では刑事として、殺人犯を追うという設定だったが、今作品では検事として、ある財団を中心とした一連の事件の謎を解き明かして行くというストーリー。財団理事長の次男で韓国最高の事業家である“ハン・サンウ”役の“チョン・ジュノ”と、前作でも“ソル・ギョング”の上司として登場したカン・シニルが部長検事役として脇を固めている。“ソル・ジョング”の後輩検事である”チョ検事”役の“イム・スンデ”も好演。

 個人的には前作よりも今回の方が、アクションコメディー作品としての完成度が増しているように思えた。「面白い」という評判は聞いていたが、映画の続編と言うのは概して前作に劣る場合が多いので期待していなかった分、楽しめて満足。

 映画館を出たのは夕方6時を回っていたが、外はまだ明るく、日が延びたことを実感。春がもうすぐやって来る!まだ明るい空には半月のお月様が顔を出していた。

 家に帰って部屋の窓を開けたら、“春色の風”がやさしく頬をなでた。

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