特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

祝・特上カルビの『記のみ気のまま』再開!

2005-01-12 23:30:49 | 韓国留学記
晴れ。今朝の最低気温-10度。 

 外国で暮らしている者にとって、日本からの手紙は何とも嬉しい。eメールで世界中どこにいても簡単に近況を知ることができる時代だからこそ、そのありがたみが余計に感じられる。
 
 ソウルを留守にしていた間に届いたクリスマスカード類を今朝受け取った。全部で三通。教会員の兄姉からそれぞれ一通ずつ。そして親戚のMさんから。手書きの文字が書いた人の性格を表しているようで、とても暖かく感じられる。そして今日、奈良にあるT大学のM先生から年賀のカードを戴いた。お忙しいのに私のことを気にかけて下さって感謝。

 ここ数日最低気温が-10度近くまで下がる。日中でも零度以下だ。ついつい家の中にこもりがちになってしまうので、今日からスポーツクラブ通いを再開した。ほぼ一ヶ月ぶり。午後2時間ほど軽く汗を流した。

 家に戻って、洗濯をする。洗濯が終わり、ワイシャツを外に干そうとしたら、すでに襟元や袖口がパリパリに凍っていた。まるでアイロンで糊付けしたかのよう。ハンカチやタオルも凍り付いていたので、部屋の中に干すこととした。オンドルの部屋は乾燥しているので洗濯物を干すには最適だ。

 以前他のサイトで細々と書いて中断していた日記を今日から再開。これから時々ソウルでの暮らしぶりを書いて行こうと思うので、みなさん応援よろしくお願いします。

教会との出逢い

2005-01-12 23:24:39 | 祈り
 2001年9月9日に私が「キリスト品川教会」で洗礼を受けるにあたって書いた「入信記」を何回かに分けて、皆さんに公開しようと思います(この入信記は2001年9月3日に書いたものです)。

************入信記(1)************ 

 私は意外にも韓国ソウルの教会で品川教会と「出逢い」ました。
 
 昨年(2000年)の1月に私はソウルの友人宅にいました。

 日曜日の朝、キリスト者の友人が私を主日礼拝に誘いました。私は迷いました。三浦綾子さんの著作が大好きで、学生時代からほとんど全ての作品を読んでいました。だからと言って教会に行こうという思いまでには到っていなかったのです。キリスト教といえばそれらの作品を通じて得たわずかな知識しか持っていませんでした。逆に三浦綾子さんの著作に触れればふれるほど、教会は私のような人間が行くべき所ではない神聖な場所だと、思えてなりませんでした。

しかし、何事も経験だと思い、教会に行くことにしました。礼拝が終わり、愛餐会の席で日本人の伝道師の方と同じテーブルを囲むことになりました。その伝道師の方はキリスト教の素晴らしさや、イエス様に従って生きることがどんなに幸いなことなのかを、1時間以上かけて熱心に説いて下さいました。最後に伝道師の方が「とにかく騙されたと思って教会に行ってごらんなさい。そうすればきっと、イエス様を通じて神様の愛を実感できるから」とおっしゃいました。私はその時、教会に行く気は全くなかったのですが、「もし、行くとしたらどの教会に行けばいいですか?」という質問をしました。私の質問に対して伝道師の方はこうおっしゃったのです。「私は今まで色々な教会の礼拝を経験してきましたが、品川教会での説教に一番感銘を受けました。だから、もし教会に行くのであれば、品川教会を訪ねてみなさい」と。「品川教会」という名前を私が聞いたのはそれが初めてでした。

 それから、教会のことなど忘れて1年が経とうとしていたその年の12月初めに韓国の友人からeメールが届きました。そこには韓国の「オンヌリ教会」というところが運営をしているインターネットテレビ局のアドレスが書かれていました。「韓国語はもちろん、日本語や英語でも毎日説教をしているので、是非一度見て下さい」という内容でした。私はそれから何故か、インターネットを通じて語られる説教を毎日欠かさず見るようになりました。そして不思議なことに、学生時代に韓国語の勉強に使おうと買っておいた日韓対訳の聖書を引っ張り出してきて、毎日説教の個所を自然に読むようになっていたのです。

 そして、年が明けた2001年1月14日の朝、目が覚めて机の上を何気なく見ると、デスクマットに挟まった1枚のポラロイド写真が目に入りました。その写真は1年前に韓国の教会で撮ったもので、サインペンで2000年1月23日と書かれてありました。そしてふと、(あれから1年が経とうとしている。そろそろ教会に行こう、教会に行っても良いのではないか?)という気持ちに急に駆りたてられたのです。神様に背中を押されている感じでした。今考えると、まさに聖霊の働きによるものだと思います。すぐにインターネットで品川教会のホームページを探し、教会へと向かいました。そして、日本の教会での主日礼拝というものを初めて経験したのです。とても緊張し、牧師先生の説教も頭に入らず、訳のわからないまま礼拝が終わってしまったというのを覚えています。礼拝後の愛餐会にも参加させていただき、教会員の方々が初めて教会を訪れた私を暖かく迎え入れて下さったのが、何よりも嬉しく、自分の心が安らぐ新しい居場所を発見できたような気持ちになりました。

“祈り”のカテゴリー開設

2005-01-12 23:20:56 | 祈り
 私がクリスチャン(プロテスタント)で、信仰を持っているということを知っている人は、家族を含めたごく僅かな人だけだと思います。

 私は家族の中で唯一のクリスチャンです。でも、私の家族や周囲の人を伝道しようという気持ちは正直言って強くありません。何故なら家族が皆幸せな生活を送っているからです。

 もちろん天の父なる神様に従って、イエス様の子どもとして同じ信仰生活を送れたとしたら、どんなに嬉しいか知れません。そんな意味で伝道は神様やイエス様との出逢いのきっかけにはなると思います。でも最後は主が導いて下さると私は固く信じています。 

 クリスチャン(キリスト者)や宗教について決して良いイメージを抱いていなかった私が、どうして信仰を持つに至ったのか?、日々の信仰生活に関することなどを“祈り”のカテゴリーで少しずつお話しして行けたらと思います。

 私が住んでいる韓国は人口の1/4がキリスト教徒と言われています。教会も数え切れないほど沢山あります。そんなキリスト教が生活の中に深く浸透しているお隣の国での、ある日本人クリスチャンのお話しです。

 “祈り”のカテゴリーを読んで、少しでも“キリスト教”に、“天の父なる神様”に、そして“イエス様”に関心を持って下さったとしたら、それ以上の喜びはありません。

 あなたの日々の生活の中にも、つねに神様の恵みが溢れんことを、心から祈ります。アーメン。