特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

安全事故(アンジョン サゴ)

2005-01-24 21:45:58 | Bravo!韓国語
 今回の『ブラかん』は“安全事故(アンジョン サゴ)”という言葉について。

 私がこの言葉を知ったのは、韓国に留学してからだ。
 この言葉、どう解釈したら良いのだろう?“安全”と“事故”という相反する単語が組み合わさって出来ているので、頭の中が思いっきり混乱した。“安全な事故”なんてあり得ないし・・・。

 「安全事故防止のため、エスカレータを駆け上るのはおやめください」
 「列車が急停車することがあるので、安全事故に充分留意してください」
 「安全事故防止のため、ベビーカーをお使いのお客様はエレベーターをご利用願います」
 駅やデパート、新聞やニュースでもしばしば耳(目)にする言葉、そのうち意味わかってきた。

 つまり、“不注意によって起こる事故”を韓国語では“安全事故(アンジョン サゴ)”というのだ。でもなぜ“安全事故”というのか・・・?

 皆さんも“安全事故”には充分お気をつけ下さい。

オレンジ色の満月

2005-01-24 21:24:12 | 韓国留学記
 晴れ。今朝の最低気温0度。とても暖かい朝。 

 スポーツクラブに行く途中タクシーが私の脇に止まり、運転手さんが「英語が出来るか?」と訊いてきた。外国人のお客さんを乗せたのだが、言葉が通じず困っているようだった。私は正直に「出来ない」と言ってしまったのだが今考えれてみれば、「どこに行きたいのですか?」くらいの英語なら私にも話せたのだ。申し訳ないことをしたと反省。タクシーの運転手さんの困惑した表情が忘れられない。

 ソウル暮らしを始めてから、外国の人(特に欧米系の方々)に対しての抵抗感が無くなったような気がする。そういう私もソウルでは立派な外国人だ。自然と英語に接する機会も増えたので、話せなくても、相手が何を言っているのか、何を言いたいのかはだいたい見当がつくようになった。門前の小僧習わぬ経を読むならぬ、習わぬ経を察すると言ったほうが正確か?

 今日は日中比較的暖かかったせいか、スポーツクラブも混みあっていた。ウォーキングマシンもほぼ全てが埋まっていた。新学期を前に入会手続きをする学生も多いようだ。今日は夕方五時前から一時間ほど軽く汗を流した。体重を測ったらずっとクリアできなかった67kg代から65kg代に落ちていた。嬉しい!

 スポーツクラブからの帰り、陽も暮れてオレンジ色の満月が冬の夜空にきれいに出ていた。

 ソウル市内にはエネルギー節約のためかオレンジ色の街灯がやたら多い。夜になると街全体がオレンジ色に染まる。以前は教会を示す、赤いネオンの十字架がやたら目に付いたが、最近は以前に比べて少なくなったような気がする。
 ソウルを初めて訪れた外国人が赤いネオンの十字架があちこちにあるのを見て、「ソウルには国営墓地が沢山ある」と誤解したという話しを本で読んだことがある。

 日々の生活に追われていると、夜空を眺める余裕もなくなってしまう。悲しいことだ。

 家に帰るまでの夜道、満月を独り占めにした。