特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

文芸振興基金

2005-01-21 21:37:51 | 韓国留学記
晴れ。今朝の最低気温-7度。

 日本の消費税のように、韓国では基本的に10%の“付加税”というのが商品価格に含まれている。
 表示価格は付加税を含んだ税込み価格なので、レシートを見るとき以外はあまり意識しない。これが税込み価格表示の恐ろしさだ。

 日本国内で消費税率引き上げが本格的に論議され始めたが、韓国のように税率10%になるのは時間の問題だろう。小泉首相の在任中は「税率引き上げません!」と公言しているが、逆に小泉首相が退陣した途端に「税率引き上げますよ!」と言っているようなものだ。

 韓国には映画やコンサート料金に“文芸振興基金”というのが加算されていた。その名の通り、韓国の文化芸術振興を目的に徴収していた。ところが、今年の一月から“文芸振興基金”制度が廃止された。それにもかかわらず、映画の観覧料が以前と同じままだという。

 韓国での映画料金は7,000~8,000ウォン(700~800円)が相場だ。そのうち427ウォン(42円)が“文芸振興基金”として徴収されていた。ニュースによると、去年は360億ウォンが基金に納められたそうだ。これがそのまま映画館や映画制作会社に流れ、潤うこととなる。

 このところの韓国映画界の盛況にあわせて制作費もうなぎのぼりであり、映画館も日本に負けず劣らずの立派なシネコン形式が増えているので、427ウォンくらい良いじゃないかという声もあるようだ。

 たかが437ウォン、されど437ウォン。

Bravo!韓国語(ブラかん)掲載開始

2005-01-21 12:00:37 | Bravo!韓国語
 私が尊敬する東京外大のN先生『Viva!中級韓国語(ビバかん)』という教科書を昨年(2004年)10月に上梓された。初級を終えた段階の韓国語学習者にお薦めだ。もう少し値段が安いと嬉しい。

 私は大学の3,4年次にN先生から週2コマの割合で第二外国語として韓国語を教わった。N先生に出会わなかったら、今韓国にいないと思う。韓国語の面白さと同時に、奥深さを教えて下さった先生だ。

 韓国ソウルの大学院で韓国語教育を専攻している私の研究分野は「日本語話者のためのビジネス韓国語教材開発」なので、このブログを使い今や日本国内で関心が高まっている、韓国語についての話題も扱おうと思う。

 カテゴリー名をイタリア語の『ビバかん』に負けじと、フランス語で『Bravo!韓国語(ブラかん)』とした。

 韓国語ネタということだけで、学術的な薫りが一切漂わない内容になりそうですが、読んでいただけたら幸せです!