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音楽を愛する皆さまへ
早くも2月半ば。バレンタインデーも間近ですね(^^)/
さて、われらがバッハゼミの次回の集まりは18日(火)10時から、N-oval音楽サロンです。前回は3番D-durと4番d-mollを取り上げました。この3番はアウフタクトから始まりますが、最初の小節で最初のfis音からかかっているものと2つめのe音からかかっているものがあります。それは、おそらく…バッハの自筆譜を見るとちょっと微妙なので、研究者によって見方が違うと考えられるのです。Henle版でも、出版された年代が違うと微妙にスラーのかけ方が違っていたりしますし、本当に興味深いですよ。そういうものを、バロック時代の奏法や楽譜の書き方などを参考にしながら「どう弾くか?」と色々に考える。結局、自分なりの答えを出すにはその積み重ねしかない、と私は思います。
そのために、アンテナをいっぱい張るわけです。23日の宮崎先生の講座もそうです。バッハの作品を自分で納得できるように弾くには、カンタータなどの宗教曲を知らずには済みません。ヨーロッパから遠く離れて、宗教も生活も歴史も全く違う私たちが、300年前にヨーロッパで生まれた音楽に向かうには、ただピアノに向かうだけではなく、それなりの努力が必要ではないでしょうか。その前に少し準備もしつつ、18日に10番と11番を楽しみたいと思います!
そしてそして、来月28日には、今月の講座をさらに実践に生かすべく、ワークショップを開催します。シンフォニアの9番f-mollを手始めに、「多声曲」を感じるための2時間です。指導は四野見和敏先生。翌29日は、バルチュ先生をお迎えして、ドイツ語の歌の公開レッスンです。私には「音楽は語るもの」なので、言葉がとても大切。生きたドイツ語の発音やアーティキュレーションを体験してください。受講も、聴講も、本当に面白いと思います。
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