労働者のこだま(国内政治)

政治・経済問題を扱っています。筆者は主に横井邦彦です。

安倍晋三政権の曲がり角

2007-01-08 01:28:28 | 政治
 安倍晋三政権の政治スタンスが年を挟んで変化している。
 
 もっともこれは現在政界も正月休みで“お目付役たち”が地元に帰っているから“放し飼い”状態になっており、単に地がでているだけとも思えるが、かなり右翼的、民族主義的、反動的な言辞が飛び交っている。
 
 しかも表情が暗い、正月早々、あの暗い顔で、憲法改正、天皇制擁護、国家主義教育なんぞとまくし立てられたら、いやになる。
 
 これは一体何なのだろうか?
 
① 安倍晋三政権はもって5月までだとあきらめてヤケクソになっている。
 
② 安倍晋三政権の危機を右傾化、強硬姿勢を強めることで乗り切ろうとしている。
 
 おおかたの見方は①だろうが、笑止なことに当人たちは本気で②を考えているみたいなので、今年の日本の政治は乱気流へと突入していく可能性が高い。
 
 このような政治の不安定化は日本の総資本のあり方とも無縁ではない。
 
 御手洗某は個別資本の代弁者たりえても、総資本の代弁者たりえない、視野が狭く、大局的な見地にたちえない。明らかに日本の総資本は自分たちの代表の人選を間違えたのだが、日本の総資本の統治能力低下は政治へのコントロール力の低下として現れ始めている。
 
 したがって当面はだれはばかることのない猪侍の突進で年が明けることになる。