少年倶楽部・旅・絵日記

流離いの・・・

藪椿

2014-03-11 04:53:46 | 絵日記
色彩のまだ少ない2月3月、
水墨画のような山を歩いていて、雑木の中に真紅の花の塊りを発見したときの喜びは、たとえようも無くウレシイもの・・、





厚ぼったい黒光りする生い茂った葉の中に、ぽつんと・・、






食べるものも無く、虫たちに、たいていは食べられ、傷ついた花びらだけど・・、
傷ついた花びらさえ、愛おしくカンジてしまう・・、











町中の人の手による変形種と違って、飾り気のない野山の藪椿の単純さ、
これが美しい・・、

いよいよ、春の到来だな・・・、







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