少年倶楽部・旅・絵日記

流離いの・・・

石山寺・2

2008-08-15 06:05:27 | 絵日記
京阪・石山寺駅前の土産物屋というか、駄菓子屋、・・ここの自販、ほとんど売り切れ状態、やる気がないのかなあ・・?? 暑いからか・・??







立派な山門、仁王像、鎌倉時代の作か・・??







その、いわれ、







奇岩奇石、濃い緑に隠れる多宝塔、







紫 式部展の関係か、参道に和歌が・・、







「世の中は夢のわたりの浮橋か 打ち渡りつつものをこそ思へ」







「たをやめの袖にまがへる藤の花 見る人からや色もまさらむ」







 「なつかしき 色ともなしに なににこの 末摘花を 袖にふりけむ」

・・・ああ、次が読めない・・・、かげろう、と読んじゃったからなあ・・、かげろうが頭からはなれない・・! ああ・・、つれなきに、の次もわからない・・、つくつくぼうしの鳴き声が邪魔をする、アツイ ! 快調に進んできた時間旅行も、ついに止む、ああ・・、

 「影をのみ みたらし川のつれなきに 身のうきほどぞいとど知らるる」

  ↑ あとで、ネットでわかりました、が・・、残念、かげをのみ、だったか・・??


石段を登り、汗びっしょりで、タイシルクのシャツ、べたべたと肌につく、・・・、で、本堂です、吹き渡る風、熱風のよう・・・、







本堂右の小部屋、こんな札が、







そして、







本当かなあ・・、というカンジです、が、山の上の展示室の式部は、







美人ではなかったらしい、世の中、時間が経てば、まあ、なんとかなる、んだけど、一千年もたって、そうじゃない、と言われ続けているのは、こりゃあ、本物だあ ! (← 式部さん、ゴメンナサイ !)

・・ん ? 「紫式部は石山寺に一週間の参籠をされ、本尊如意輪観音菩薩に物語創作の祈願をされた、時に寛弘元年(西暦1004年)8月15日、対岸の金勝山よりさしのぼる名月が眼下の瀬田川に映える風情を眺めて筆をおこされたのが、須磨、明石の二帖であります・・」、豊浄殿、宝物拝観券の半券に記されています、今日、8月15日、じゃないか・・?? ちょうど、今から1004年前のことかあ・・!!

・・・また、時間の旅が始まりそうです・・・、かるーくペットボトル飲み干した、炎天下の散策でしたが、季節と時間を選べば、サイコーのこころの旅になるかもネ !!  ♪♪