見聞知・録 福井県議会議員 西本正俊  

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議員活動報告10/18火曜日

2005年10月18日 | 見聞知・録

今日は視察二日目。
東京都武蔵野市でゴミ有料化収集の実施についての行政視察である。
                         
武蔵野市は人口13万人余りで、人口密度が12,223人/Km2と全国3位の市である。また、全国市区の行政サービス度総合評価トップの市である。
前日の掛川市もそうであったように、武蔵野市役所は緑に囲まれた中にあった。武蔵野市全体が緑化に努めていることがわかる。もうひとつの驚きは、一般廃棄物処理場が市役所庁舎に隣接しているのである。
街の面積が小さく、ほとんどが市街地で山などはないためなのであろう。

小浜市においてもすでに可燃ごみ以外は有料化されている。
今後の課題は可燃ごみの有料化であり、今回の行政視察の目的はそこにある。

武蔵野市は三多摩の26市町が西多摩郡日の出町に共同で設置した最終処分場を利用している。
この処分場を造るときに日の出町住民に対して、これ以上の造成はしないとの約束をしているため、これまで以上にゴミの発生の抑制が求められることが、ごみの有料収集実施につながった発端のようだ。
担当のごみ総合対策課の職員の方は開口一番「ゴミの有料収集を実施して、まちが綺麗になったと市民の声が多い」とおっしゃったのが印象的だった。
また、不燃ごみと可燃ごみの平均値で20%の減量に成功したとのことである。
                                                       images
説明によれば、ゴミの有料収集実施にあたり武蔵野市職員が市内全戸(66,747世帯)戸別訪問を行い市民の理解と協力を求めたとのこと。また、周知期間として一年をかけたとのことであった。
ゴミの収集方式を現在の集積所(ゴミステーション)方式から戸別(敷地内設置)収集へ変更したことが、
・街の美観の向上
・カラス被害の減少
・古紙の持ち去り減少
につながったのだそうだ。
つまり、市民一人一人が自分のゴミに責任をもつことが秘訣のようだ。

武蔵野市はごみ減量を目指すために、小学校四年生を対象に副読本を作成し環境教育を実施している。また、小中学生を対象とした「クリーンセンターと処分場探検隊」体験をさせている。大人対象としては「ゴミツアー」の実施をしている。
全市民に対して、環境保全の意識付けに一生懸命取り組んでいる。

今回の行政視察で、武蔵野市と小浜市とは地形や地域の違いがあるので100%当てはまるとは考えにくい
が、ゴミの発生抑制・資源化・最終処分場の負荷低減など参考とすべき点は多いと思う。

imagesこれは、武蔵野市が市民に配布した「これしか出せないの!?ごみ袋」です。
     市民一人が処分場に、一日に出せるごみの量は焼却灰にして、
     タバコ一箱分の量だそうです。
     ちなみに、このごみ袋の大きさは、A4の半分くらいの大きさです。
      
                     


今日の武蔵野市はでした。

明日の視察先である愛知県瀬戸市へ向かうため、視察終了後瀬戸市へ向かい瀬戸市内で宿泊しました。




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