あさやん通信

おいらの日記、徒然なるままに!

鉄舟 修身二十則

2010-10-01 01:42:03 | いい話
山岡鉄舟は幕末の幕臣です。剣・禅・書の達人でもありますが、清河八郎とともに新撰組の前身である浪士組を結成したり、江戸無血開城に向けた勝海舟と西郷隆盛の会談に先立ち、その段取りを調整したり、談判にも立ち会ったりと明治維新にも大きくかかわります。また明治に入ってからも、西郷からのたっての頼みで、侍従として明治天皇に仕えたりと日本の中枢で活躍します。
禅の達人らしく、最後は皇居に向かって結跏趺坐のまま絶命したと言われています。享年53歳。

その鉄舟が15才で元服した時、修身二十則という自分を律するルールを作っています。
何かを参考にしたのでしょうが、15歳にしてさすがといいうしかありませんね。



一. 嘘を言うべからず
一. 君の御恩忘れるべからず
一. 父母の御恩忘れるべからず
一. 師の御恩忘れるべからず
一. 人の御恩忘れるべからず
一. 神仏ならびに長者を粗末にすべからず
一. 幼者を侮(あなど)るべからず
一. 己に心よからず事 他人に求めるべからず
一. 腹をたつるは道にあらず
一. 何事も不幸を喜ぶべからず
一. 力の及ぶ限りは善き方に尽くすべし
一. 他を顧して自分の善ばかりするべからず
一. 食する度に農業の艱難(かんなん)をおもうべし 草木土石にても粗末にすべからず
一. 殊更に着物を飾りあるいはうわべをつくろうものは心濁りあるものと心得べし
一. 礼儀をみだるべからず
一. 何時何人に接するも客人に接するよう心得べし
一. 己の知らざることは何人にてもならうべし
一. 名利のため学問技芸すべからず
一. 人にはすべて能不能あり、いちがいに人を捨て、あるいは笑うべからず
一. 己の善行を誇り人に知らしむべからず すべて我心に努むるべし

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