あさやん通信

おいらの日記、徒然なるままに!

徒然草 92段

2012-04-25 01:14:02 | 日記
今日は、徒然草 第九二段を読んでみましょう!


~~~原 文~~~

92段

或人、弓射る事を習ふに、諸矢(もろや)をたばさみて的に向ふ。師の云はく、『初心の人、二つの矢を持つ事なかれ。後の矢を頼みて、始めの矢に等閑の心あり。毎度、ただ、得失なく、この一矢に定むべしと思へ』と云ふ。わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろかにせんと思はんや。懈怠の心、みづから知らずといへども、師これを知る。この戒め、万事にわたるべし。


~~~訳です~~~

ある人が弓を射る技術を習い、二本の矢を手に挟んで的に向かっていく。これを見た弓の師匠が言った。『初心者は、二本の矢を持ってはならない。後の矢を頼りにして、始めの矢を適当にする心が生まれる。何回も的に当たるか当たらないかを考えるのではなく、いつもこの一矢で決めると思え』と。わずかに二本の矢、師匠の前で無駄にしようなどと思うものか。緩んだ緊張感のない心は、自分では気がつかなくても、師はそれを知っている。この戒めは、万事に及ぶものだ。


~~~~~~~~~

やはり腹決めてかからんといかんなぁ・・・




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
悟らねば! (旭鯉太郎)
2012-04-25 07:25:36
うーん。深いですね。
自分は日頃3~4本ぐらい纏めて射ってるような。
悟らねばです。
返信する
Unknown (あさやん)
2012-04-27 06:40:11
2本、3本、100本持ってた方がいいときもあると思うけどね。時と場合なんだろうなぁ
返信する

コメントを投稿