サルの方丈記

キャンドゥーサルの日記風ブログ

ゆうやけだんだん

2009-09-02 21:23:24 | Weblog
所用で千駄木を通る

途中、夜店通りと谷中銀座のT路地でお昼のお弁当を調達す

秋風とともに猫の姿は路地に隠れているらしい

庶民の匂いが漂う銀座の奥は
ゆうやけだんだん
老若男女が上り下りする

袖振りあうも他生の縁

さあ、明日からまたいい仕事をしたいと思う

さる

月と雲

2009-09-01 22:31:00 | Weblog
台風が去った夜の月は美しい
近くの星たちも
ダイヤモンドの如くいきいきと輝く

風を友とした夜の白雲は
リズミカルに月とダンスをする
踊り手を変えつつ月にお辞儀をしながら
ワルツ
タンゴ
風のセレナーデ

伴奏はスズムシ、コオロギ

秋はじまる

さる

古城の山

2009-09-01 22:09:10 | Weblog
頂は山桜の道がある

今は近年の台風で大きな古い幹も
あちらこちらで倒されている

春には
それはもう桜の乱舞と化す

オオシマザクラをはじめ色んな顔を見せてくれる

晩夏の古城は

秋の松風をほどよく頬に運び

斜めにツクツクボウシの合唱を聴く

誰一人いないその無名の山頂は

技長尾根につながり

迷い道に技長杉の成長を見届ける

20cm位の若木だったこの杉は

風雪に耐えもう6m近くとなっていた

まだまだ周りの森の住人には認めてもらえそうもないが

20年、30年先は
きっと、山頂一の大杉となろう
慌てず
じっくり
本質を目指していた

サル