サルの方丈記

キャンドゥーサルの日記風ブログ

特攻の真実

2009-09-09 01:15:24 | Weblog
NHKの再放送番組を見る

戦争体験がない当事者でない人間にとやかく言う資格はないが

昭和19年当時の軍令部(大本営)の稚拙な行動には驚かされる

軍令部というエリート中のエリートがその頭脳を使わず
決めたことを変更できず
ただ趨勢の中で決定する

そして多くの若者が玉砕する

どんな状況であろうと
どんな非常事態であろうと
人間を優先すべしなり

変える
正す
ことの大切さを
この番組で思い知る

上司に進言できず
上司にものが言えなくなったら
その組織も終わり

これはどんな組織の中でも起こりうること
特に大きな組織で、いったん動き出したものを止めるということは
なかなか難しいと思うが

組織の中で
人の上に立つものは
謙虚に
素直に
仲間の声に耳を傾けることは最低限の役目である

『戦略の本質』という本を以前読んだが
ここにも組織が趨勢に流され
現場の声が軍令部までに届く途中で
改ざんされ
自分たちの(組織体制)都合の良いように拡大解釈され
現場ビルマ方面の部隊はこれまた玉砕となる

国と国とが争う「戦争」の犠牲者は指導者でなくその多くは一般庶民であることは間違いない

「公」をたてに
権力を持つものには
十分に留意する必要がある

さる


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