SCUM’S BLOG
満たされている時は
満たされている事に気付かない
むしろ枯渇すら感じる
 



寒くなってきて、ずっと気になっていた事。

去年東京に引っ越してきて、寒さに弱いクモだとか、ヘビだとかを、ぴたり適温というシートヒーターで飼育していたのだが、空気の温度まで暖められるわけでは無く、温度不足により、死なないまでにも、餌を食べないなどの問題があった。

暖かくなってきて、餌を食べるようになったのだが、寒い時期に餌を食べないわけだから、当然、育ちが悪い。

今年の冬はなんとかしてやらないとなぁ…などと思ううち、忙しさにかまけて、あれよあれよと時間が経ってしまい、ふと気付けば年末。
もっすごい寒いし。

寒さに弱いクワガタなぞも飼い出した事だし、そいつらをいつまでも、居間のイグアナ温室の恩恵に預からせるわけにもいかない。

…というわけで、ガラス温室を買いに行った。

まずは、温室内で使うヒーターを買おうと、浦和のドルクスグッズへ。

ここで、以前より目星をつけていたヒーターがあったのだ。

目星をつけたヒーターの在庫を確認した後、店内を色々見ていたら、ヒーターと温室のセット販売の張り紙を発見。

ヒーターは、元々目をつけていたものと同じ物。
お店での値段は11000円ぐらいであった。

温室は、奥行きは浅いものの、高さ1500mmあるガラス温室で、これとヒーターのセットが、19800円。

これは断然安いだろうと、即買い。

他に、産卵用の木やら、菌糸カップやらを購入して、店を出る。

温室、自分で組み立てるタイプのものなので、本来の大きさよりも小さいのだが、それでも、でかい。




それでも積める。偉いぞキュービック。


帰宅し、組み立て。
こいつの組み立ては、電動ドリルがあった方が良いよと店員に言われたが、ビスがあまりにも貧弱なビスなので、私が工事に使うようなインパクトドライバーでは、簡単にネジ頭をネジ切ってしまうので、よほどパワーを落として使わなくてはいけない事が判明。
判明した時には遅いっての。
予備のビスが1本ってのは、あまりにも少ないと思うし。

とにかく完成。



これで彼らも寒さに凍える事無く、冬を乗り切ってくれる事でしょう w

ヒーターはこんなの。



総和工業室内温室用温風器SF-193A植物用のヒーターです。

温度調整は若干アバウトですが、まぁ、そこまで温度に敏感な生き物がいるでも無し、微調整は最高最低温度計をセットしてしようかと。
とりあえず、25℃ぐらいは充分に確保できたので、大満足。


温室に移す前にと、ニジイロクワガタの産卵用の木を割ってみたものの、幼虫の姿無し。
何かお気に召さなかったのか、ガッカリ。再挑戦です。


オオクワの幼虫、T1とT2はオスだと思われ、成長も同じぐらい。
また、T3とT4はメスだと思われ、成長もやはり同じぐらいなので、菌糸がまだ生きていそうな瓶に入っているT1とT3を加温飼育してみようと、温室へと入れてみる。
これで、加温飼育と、無加温飼育の差を見る事が出来れば、と。


本当は、ニジイロの子が取れたら使おうと買ってきた菌糸カップが無用になってしまったので、パプアキンイロクワガタの幼虫で、ケースから見えるものを3匹程拾い上げて、菌糸カップに移してみました。


せっかく加温飼育をするのだからと、調子に乗って、ホンジュラス産CBヒルスシロカブトムシの幼虫を3匹購入(^^;ヾ

いや、これは衝動買いでは無く、カブトの幼虫が欲しかったと言うのは、前々からなのよ。
というのも、以前も書いたような気がするけれど、私はクワガタの幼虫によって分解された床材を、さらにカブトムシによって分解させ、園芸用の養分の高い土として使ってみたいと言うのがあったのよ。
ところが今年、勉強不足も手伝って、カブトムシの幼虫がほとんどとれなかったもので...ぶっちゃけ、カブトムシならなんでも良くて、置いてあったゾウカブトと迷ったのだけれど、どうせ冬場に飼育スペースで困ったりするのだから、とりあえずなのなら、小ぶりでも綺麗なカブトムシが良いよなぁ、と。


ヒルスシロカブト Dynastes hyllus

メキシコ中南部、及びホンジュラスに生息するカブトムシ。
シロカブト中、最大の種。
白系の体色と、小柄なヘラクレスオオカブトといったフォルムが魅力。
学名、hyllusは、ギリシャ神話のヘラクレスの幼名であろうという、なんともにくいネーミングをされている。



100円玉との比較。
まだまだ小さい。
ちゃんとクワガタの残り物を分解してくれるか、試しにカブトムシ用用土2/5と、パプアキンイロクワガタの幼虫に使ったマット3/5を混ぜたもので飼育してみる事に。

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