SCUM’S BLOG
満たされている時は
満たされている事に気付かない
むしろ枯渇すら感じる
 



年末ですね。
クリスマスムードに染まる街を作業車で走りながら、サンタさんに持ってきて欲しいものは、睡眠時間と運転手と、お昼休み。
時間に追われる移動中に寄ろうかどうかすら迷う、コンビニで買うオニギリのビニールが上手に剥けなくて、ムキー!となるのに飽き気味の今日この頃。
そんなSCUMのお届けする、SCUM'S BLOG。
大丈夫。
クリスマスの3連休は、どうやら福島までみんなで出張とかになりそうな雰囲気なので、寂しく無いです。
ご心配ゴム用。
とりあえずいつでも眠いです。



そんなSCUMですが、この前の日曜日、マイカーがあまりにも切ないぐらいバッチくなっていたので、作業開始後すぐさま後悔するぐらいの寒空の下、洗車し、ワックスぐらいは塗ったのです。
ピカリンと光るマイカーに、たとえ拭き残しのワックスがあろうとも、ウォッシャ液がワックスにジャマされてなんか1ヶ所出ていなくとも、なんとなく幸せ。
ピカリンと光るマイカーで、休日だってのにコンビニにゴハンを買いに行き、途中小雨に降られつつ、さすがワックス、水を弾くぜすごいぞワックスと思いつつ、ゴハンと一緒にスターウォーズ エピソード3を購入。

本当は映画館へと見に行きたかったのだけれど、なんだかんだ行けなかった、スターウォーズ エピソード3。

さて、見ようかと思った時、そういえばエピソード2を、いまいち覚えていないなぁという事に気付く。
エピソード1は、ものすごく印象深かったのか、色々なシーンがすぐに頭の中に出てくるのに、エピソード2をほとんど覚えていない。

それはどうなのよと、家に、日曜洋画劇場かなんかで録ったエピソード2があったので、そちらを先に見てみた。

あー、こんなんだったね。
アナキン、ちょっと大人になって、色気付いたんだよね。
パドメを見る目がエロいよね。
っていうか、パドメいくつだ、設定上は。

…とか思いつつ、やっぱりエピソード2は、シリーズの中で一番薄いよなぁ…とか思いつつも、わりと楽しんで見る事が出来ました。
まぁ、エピソード3以外は、またの機会に記事にさせていただこうと思うので、ここでは置いておかせていただくとして...


いざエピソード3。


B0000AIRN3スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐
ヘイデン・クリステンセン ジョージ・ルーカス ユアン・マクレガー
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-11-23

by G-Tools




まぁ、あまりにも有名なシリーズなので、私がわざわざここで粗筋を書く事もないだろうから、ここでは触れません。



で、感想。


ツラい (TдT


見ていてつまらないツラさでは無くて、内容が、ツラい。

主人公アナキン・スカイウォーカーが、後の(旧スターウォーズシリーズ エピソード4~6)の、あの有名なダースベーダーになる事は私ももちろん知っているわけで、さて、どうやってダースベーターになるのかな?と思っていたら、想像よりもムゴい展開だったので、ツラい、わけです。

正義のジェダイの騎士を目指すアナキンが、ダークヒーローであるダースベーダーになるのだから、そりゃハッピーエンドなわきゃ無いわなと、わかっていたハズなのに、ここのところの疲れとストレスが感情を出したがっているのか、ダーダーと泣きながら見るハメになってしまいました。


アナキンは、絶対善であるジェダイの騎士を目指していたわけだ。

その絶対善は、私的にはありえない絶対善だ。
こうした観念って、よく洋画に出てくるけれど、キリスト教的な感覚なのだろうか?

なんつーのかな。
傷つけられても、絶対に傷つけ返すな、みたいな。
呪うな、憎むな、妬むな、憎しむな、みたいな。
全てを許し、受け入れろ、みたいな。

そんなの、どこの神様だってしてないのに、人間が出来るかっての。

絶対善も、絶対悪も、この世に存在するわきゃない。

そんなもんがあって、それで選別出来るのならば、私も、大概の人も、存在出来ないってのね。


主人公アナキンは、その理想と現実の狭間で悩み苦しみ、疑う。


それが、変にリアルに見えて、ツラかったのだ。


ジェダイの力を持ったアナキンが、ジェダイの力があるのに、自分の立場や現実の事などがあり、母から離れ暮らし、その母が辺境の地で蛮族に殺され、怒り、蛮族を老若男女問わず、皆殺しにする。
そして、母を守れなかった自分を、さらにそんな行為に到った自分を責める。


それは罪なのか?


愛する人と、その人との愛の結晶である生まれてくる子供の未来の死を知り、それを防ぎたいと思う事は罪なのか?


人がよく簡単に口にするような、お前もしてねーだろうがよってな理想論と、現実の差に苦しむ姿のように見え、なんだか妙に自分とシンクロするような気がして、すごく辛かったです。


でも、私にエピソード1、2、4~6を買って、もう一度ちゃんと見てみようと思わせたのだから、秀作なのだと思います、私は。
幸せな気分になれる映画ではないけれどね。


スペースオペラの代表作的な意味合いで、食わず嫌いの人も多いけれど、これだけ有名で人気がある映画なのですから、やっぱり良く出来ていますよ。
内容もね。

クリーチャーだとかの印象が強すぎて、そこを嫌悪する感もあるような気がするけれど、見てみれば、大丈夫だと思います。
私はスターウォーズシリーズが好きだけれど、フィギュアを集めたりするような好み方では無いです。
でも、スターウォーズに出てくるクリーチャーは、好きです。
存在感が強くて、可愛いんだよね。
特に1~3のクリーチャーには、マンガ的すぎない?って思わされる部分もあるけれど、それもわざとなのかな?だから良いのかな?って、受け入れられるカンジです。


スターウォーズを見た事の無い人、たとえば私の妹(^^; なんかもそうなのですが、「どれから見たら良いの?」と聞かれる事があります。

私的には、旧スターウォーズシリーズ(エピソード4~6)を見て、それから新スターウォーズシリーズ(エピソード1~3)を見るのが、やっぱり一番楽しめるんじゃないかなぁ?と思います。
その順で見れば、私のように、エピソード3を見た後、またエピソード4からを見返して見たい気持ちになるんやないかなぁと思います。

エピソード4~6を見ると、眠くなるという意見も聞くけれど、それは、頑張ってみるか、見ないか、自分で決めろってカンジで。

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