SCUM’S BLOG
満たされている時は
満たされている事に気付かない
むしろ枯渇すら感じる
 



仕事で付き合いのある外注さんから聞いて、思わず笑ってしまったけれど、ものすごいなと思った話。



その外注さんが仕事で付き合いのある人が、ものすごく変わった人らしいのだが、その人がある日、「俺、犬食ったよ」という話をしだしたそうな。

大久保だかその辺りで、赤犬を食わせる店があるのだそうで、それは、香辛料がきつく、犬の肉の旨みなのか、香辛料の旨みなのか、好きな人は好き、みたいな料理なのだそうだ。

その外注さんは、その赤犬でしょ?と問うたら、その人は、「違う違う、真っ白だ。名前もシロって言うんだ」と反してきたという。

シロという犬、つまり、その人の飼い犬だったわけだ。

それを食っちまったわけだ。

自分の飼い犬を、自分で捌いて。



うーん...



否定するつもりはありません。
飼ってるものを食うという感覚が薄れているのは、むしろごく近代の感覚なのだろうとも思うし。

しかし、犬だしなぁ...

餓死寸前だったわけでもあるまいし。


帰宅し、愛猫の寝姿を見て、これをいきなり捌いて食うなんて出来ないよなぁと。

アナーキスト気取りだったけれど、私は凡人だなと思った、年末のとある日でした。

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