しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「半身」 サラ・ウォーターズ  

2006年05月13日 | 読書
1874年、ロンドン、テムズ河畔にある、五角形の牢獄を六つ連結した形のミルバンク監獄。 そこの女囚を慰問に訪れた上流階級の婦人、マーガレット・プライアは、不思議な静けさを持つ女囚、シライナ・ドーズと出会う。 彼女は霊媒だと言う。始めて観たとき、シライナは監獄では手に入れられる筈のない、鮮やかな紫の菫を持っていた。 マーガレット自身も心に深い傷を持っていて、シライナとの出会いは心を乱すものだった。 . . . 本文を読む
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