このところ、帰省準備で更にくたびれております。
やむを得ない理由で夫婦それぞれが自分の実家に帰ることになり、
交通費だけでなく手間も二倍…。ううう…。
そんな中、お土産を買いに京都に行ったら、よりによって激しい豪雨の日で、
京都駅からとても出られなかったので、結局JR京都伊勢丹で探しました。
(夫実家にはマールブランシュの茶の菓とたわわの京の麩らすく。
自分の実家にはジュヴァンセルの抹茶コルネッタと長久堂の鳰の浮き巣。
銘菓が揃って便利すぎるのだよ、伊勢丹のB1F)
最近の異常気象はちょっと怖い。地下街ポルタに浸水したの、初めて見ました。
そんなこんなで荷造りを進めると同時に、
kindleには無料本をダウンロードしております。
先日は、夫実家に帰省したら少々時間を持て余すかもしれないと思っていましたが、
行き先が自分の実家に変わったことで、より懸念が強くなったのでした。
今回は母の体調を見て、手伝うことがあれば…という感じの帰省なので、
友人たちと会う約束もしていないし、どこかへ行く予定もありません。
実は母のことで急いで帰省を決めたのだけど、幸い回復しつつあるみたいだし、
もう仕事も再開しているようで、そうなると別にわたしがずっと家にいる必要もなく、
かといってひとりで出かける場所も思い当たらないので、困っているのです。
(夫実家では、緊張するけれども周りに話し相手はたくさんおります。
しかし私の実家は会話を楽しむような家庭ではなく、
切実に、読書ぐらいしか心の拠り所がないのですよ、昔から)
で、基本あとで読むために買っているのに、
ちょこちょこ短編を読んでしまっては夫に呆れられています。
だって無料本は短編一作品ずつ売っていたりするから、
どの作家が面白いか味見してみないと、続々ダウンロードする気にならないんだもの。
ということで、今までに読了した本の記録です。
「猫町」(萩原朔太郎)
想像していたより主人公がデカダンスだった。
「紫紺染について」(宮沢賢治・以下同)
マナーの本をこっそり読んできたりする山男がスキだ。
「どんぐりと山猫」
ほのぼのしていて可愛い話。
「楢ノ木大学士の野宿」
幻想的で楽しい話。映像で見たい。
「祭りの晩」
うさんくさい見世物小屋に入ったりする山男がスキだ。
「忘れ形見」(若松賤子)
お話も文体も古風だけど、読みにくくはない。若松賤子訳の小公子も読みたい。
「瓶詰地獄」(夢野久作・以下同)
孤島の妹萌え(違うか)。普通に3-2-1の順に書かれた手紙として読みました。
「きのこ会議」
短い子供向けのお話。おどろおどろしさはない。
「明治開化 安吾捕物その一 舞踏会殺人事件」(坂口安吾)
現場に行き巡査の力を借りてたどり着く結城新十郎の推理と、
泉山虎之助というフィルターを通した事件内容から導かれる勝海舟の推理と、
両方楽しめるんだけど、先にアニメ「UN-GO」を見るんじゃなかった。
「犂氏の友情」(久生十蘭・以下同)
初めはちょっと滑稽で、半ばでは意外な展開になり、最後はへえ、と思う。
「キャラコさん01 社交室」
爽やかな乙女キャラコさん。揺るがない性格に好感が持てる。
ツンデレお嬢は出てくるわ、ボクっ子は出てくるわ、ヒモは出てくるわ(笑)。
「ノンシャラン道中記01 八人の小悪魔」
この時代にカップルで海外旅行をしているコン吉とタヌ子はどういう関係なんだ!?
ていうか、タヌ子いいね。トラブルメーカーな感じがいいね。
「復活祭」
ラブストーリーなのかと思ったら人情話だった。
著作権フリーの無料本は昔の作品だから読みにくいかと思ったら、
近代の作家を選べば全くそんなことはなかった。
(ラノベが苦手で翻訳本が好きだからかもしれない)
むしろ会話とか風俗とかが新鮮です。
実のところ、これでブンガクに対する構えた感じが軽減され、
また「実家で読む本がなくなるのが怖い!」という強迫観念に駆られたこともあり、
どんどん、どんどん、どんどんどんどんダウンロードしまくったら、
あっというまに端末の容量がなくなっちゃったのでした。
早く読んでクラウドに移動させようと思います。てへ。
最新の画像[もっと見る]
- 折り紙:星とか雪とか 8年前
- 折り紙:星とか雪とか 8年前
- 折り紙:星とか雪とか 8年前
- 切り絵練習 8年前
- 切り絵練習 8年前
- 切り絵練習 8年前
- 折り紙コースター 8年前
- 折り紙コースター 8年前
- 折り紙コースター 8年前
- 折り紙の豆本 8年前
先日、我が家に帰ってきました。
星新一は、わたしも読んでみたいです。
実は今までに「ボッコちゃん」くらいしか読んだことがないのです。
ももよさんのお勧めという短編集がありましたら、今度教えてくださいね!
本のご紹介ありがとうございます。参考にします。短編ミステリーがお気に入りです。
星新一のショート ショート、を今読んでいます。
テレビ見てるより本を読んでる時間の方が、長くなっている。