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最近は二匹の猫の話題ばかりです

2月に観た映画

2016年02月18日 | 映画・DVD・テレビ

「オデッセイ」「アナと雪の女王」「ヒッチコック」観ました。
以下、ネタバレがありますので、ご注意ください!










まるで火星DASH村みたいだと、ネットで話題の「オデッセイ」。
これは面白そうな予感しかない!と思って、イオンシネマまで行ってきましたよ。
(映画館で映画を観るのは何年ぶりであろう…)
わたしは科学知識もSF知識も無くて、時折用語が分かりにくかったのですが、
その辺のことは深く理解しなくても何となく流れで楽しめる映画でした。

主人公は、火星探査ミッション中に事故に巻き込まれたワトニー君。
仲間は行方不明になった彼が死んだものと思い、宇宙船で帰途につくが、
実はワトニー君は大怪我を負ったまま、ひっそり生きていた。
通信途絶で、基地や探査車内、または宇宙服着用以外は人間が到底生活できない環境に、
彼はたったひとりで取り残されてしまったのである。
極限状況!これは無人島よりきつい!

しかしワトニー君は宇宙飛行士なだけあって、前向きに問題に取り組む能力があった。
まず必要なのは、迎えが来るまで生き延びるための食べ物、エネルギー、通信手段、移動手段である。
ユーモラスに映像日誌をつけることで冷静さを保ち、一つずつ課題をクリアしようと現実的に考える。
混乱して狂気に走れば、それこそが命取り。知恵と勇気と友情と体力と根性で立ち向かう。
映画版「宇宙兄弟」で薄々感じた、宇宙飛行士の適性はこれか!と思いました。
どんだけインテリで肉体的に優れていても、それだけではダメで、
そのうえメンタルが強くてコミュニケーション能力が高くないと、宇宙でのトラブルには耐えられない訳で。
それは、結果的に彼を置き去りにしてしまった仲間たちも同様、有能で判断が早くて論理的、
ワトニー君のために命がけの大博打を打つところなどを観ていると、
信頼に足る仲間たちだからお互い背中を預けていられるんだな、と納得しきりでした。
この映画、何が一番良かったって、人間関係のストレスを極力省いているところでしたよ。
ハラハラドキドキ要素は、悪意のないミスや火星や宇宙空間が担当するので別にいいのです。

一方のNASAでは、ワトニー生存を知って、それぞれ立場がありつつも急ぎ救出作戦を練るのですが、
途中から中国が協力してくれるところは、ハリウッドにおけるチャイナマネーの威力かと思いました。
しかし、よく考えたら宇宙開発競争をしているライバル国同士が一人の宇宙飛行士のために協力しあうなんて、
普通ならあり得ないからこそ、素敵な奇跡じゃないかと…。
協力するのが日本だったら当たり前な感じだし、ロシアだったらアルマゲドンな感じだし。
もう地球一丸となってワトニー君生還を願ってますよ!という演出で、良かったのかもしれない。

とにかく前半は科学と農業万歳だわ、後半は崖っぷち一発勝負の連続だわ、
手に汗握りながらも微笑ましく見守らせていただきました。
DVDになったらまた観たいです。帰り道で原作本買っちゃったよ。

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)
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早川書房

 

火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)
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映画「オデッセイ」原作の感想はこちら→ 「火星の人」上・下巻



さて、今頃初めて「アナと雪の女王」を観た感想は、エルサは悪くないよ!でした。
徹頭徹尾、エルサに感情移入。トラウマを気の毒がる。
この国の人たちは、なぜ他国人に煽られて自国の女王を迫害するんだろう?
エルサが成人するまで三年間誰が政務を担当していたの?
その人たちは何の資格もない連中が介入することにリアクションなかったの?と思いました。
(あと、唐突に手のひら返して悪役になった人が王女と結婚していたとか言いだしても、
結婚証明書や証人無しで、こいつ無茶な話やで、と)

アナは良く言えば天真爛漫、自由奔放。悪く言えば浅はかで空気読まない性格で、
ああ…いるよね、こういう妹(弟)ちゃん…という印象でした。
体当たり的におねえちゃん大好き!という愛情をぶつけてくるのが、可愛いからいいけど。
エルサのようにストイックで真面目なタイプは、何にも囚われないアナに憧れるのでしょうな。
それからオラフがちょいちょいかますギャグは、
ブラックな気がして、わたしとしては冷え冷えしました。最後、魔法があってよかったよ。

脚本は子供向けな感じがしましたが、映像は美しく、とりわけ歌が素晴らしかった。
「ありのままで」は、なるほど繰り返し聞いて歌いたくなるものですね。
(ちなみに今まで聴いた「Let it go」の中でわたしが一番好きなのは、
新妻聖子が「the モーツァルト」で歌ったものです。再放送しないかなあ…)

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「ヒッチコック」の感想は短いです。
それは「嫁を怒らすな」。
成りあがった男が、糟糠の妻をないがしろにして、若い美女を追いかけるのはよくあるパターンですけどね。
(まあ実際、不仲になって妻を捨ててみたら、男の過去の実績はその妻に支えられていたことが分かり、
以後の仕事はパッとしないというケースもよくあるので、ヒッチコックは破綻しなくてよかったですなあ)

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン




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☆わたしはツイッターやっていないのですが、ツイッターのタグ検索は好きで、
よく「あさが来た」タグのツイートを読んでいます。
時代背景とか着物や調度品の観察とか伏線回収の仕方とか、皆さんの作品分析が秀逸で、
ほほう!そういうふうにも読み解けるのかと、いつも楽しみなのですが。
いつの頃からか、不満ばかり書いているアカウントが現れましてね。
この人はどうして作品の文句を毎回毎回投稿するんだろう…
嫌いなら見なきゃいいしわざわざタグ付きで呟くことないのに、
と不審に思いながらできるだけ避けて読んでいたのですが。
よく考えると、その方、毎日文字数一杯の感想を沢山連投しているんですよね…。
いや、アンチに見せかけて実はこじらせ系のファンなんじゃね?と想像したら、
それからはもう「聖☆おにいさん」のマーラにしか思えないのであった。


☆夫は出身クラブの後輩たちを指導する時、実に冷静かつ辛抱強く、真摯に対応しているのですが…。
先日ある飲み会に参加した夫が、終電の時間が過ぎても出かけたっきり、なしのつぶてなので、
急遽ビジネスホテルに泊まるのか、それとも誰かに車で送ってもらえるのか聞きたくて、
電話をしたら「また後でかけ直すから」とだけ言われ、それを待って起きていたら、
結局電話の件を忘れて午前2時過ぎに帰ってきたので、
そういう奴が後輩に「ほうれんそう」とか言っても説得力ないんだよ、と思いました。
遅くても構わないから、帰宅手段さえ報告してくれたら先に寝られたのに…。
「人の気持ちを想像して迷惑がかからないように行動する」も言ってるけど、
妻に対しては実行できないことを、よくぬけぬけと忠告できるよなあ。
(無論、説教してやりましたとも。全然効いてないけど)



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