本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

猫旅の本

2011年08月18日 | うちの猫

↑ 無駄なく隙間収納。

一般的に、“猫は家につき犬は人につく”と言いますね。
これまで実家で飼っていた子たちの思い出を振り返ってみても、
猫はたいていマイペースなだけに環境の変化が苦手という印象です。
(…あっ。わたしも同じ)
特に乗り物は嫌いだった。親戚宅へのお泊まりも駄目だった。
性質的に、自分のものに囲まれて家にいるのが一番安心できるのであろうけれど。

「あたしのベットとあたしのタオルケットとあたしのしっぽのおもちゃ」

「そして隣には、あたしのおとうさんの足!」

しかし、我が家は転勤族。加えて双方の実家が遠方…。
そう。課題はお引っ越しと帰省なのです。
いつか夫婦揃って帰省する時に、さくらのことをどうするかでは、当初意見が分かれました。
夫は「連れて帰るに決まってるじゃない」派で、
わたしは「…ペットホテルとか、ペットシッターさんとか」派でした。
(夫の実家に連れて行ったとしても、わたしは曲がりなりにも長男の嫁ですもの!
それなりにやらなきゃいけないこともあるので、
さくらの体調管理とか逃走防止とかトイレとかごはんとか、目が行き届かないと思うのです)

さくらは誰かに世話をされて家にいる、もしくは病院併設のペットホテルに預けるのが
一番いいだろうと、今でも思いますが…。
考えてみたら、引っ越しの時は嫌でも移動させなきゃいけないわけで。
“慣れ”の要素もあるのならば、少しずつ乗り物での移動に馴染んでほしい…。
というわけで、一度は帰省にチャレンジしてみるべきかしらと心が揺れて
(嫁的には非常に苦しいことになったとしても…!)
もうしばらくしたらドライブのトレーニングを始め、
その反応を見ながら少しずつ帰省計画を進めようと話が決まりました。
本当にさくら次第ですよね。


で、旅する猫ノロちゃんの本を読んでみたのですが。

ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし
平松 謙三
ブルースインターアクションズ
ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし 20000GT
平松謙三
ブルース・インターアクションズ

旅行エッセイとしてはとてもおしゃれでいい雰囲気の本です。
それと、猫連れの旅の荷物などは勉強になりましたが、
旅に向けてのトレーニングのくだりはあまり参考にならないのでした。
結局猫旅というのは、天賦の才というか、
猫自身の適性の問題ということを思い知ったのでありました…。
一匹一匹、個性がありますものね。
それにしてもノロちゃんは、すごい。
生後3ヶ月であの旅のトレーニングレシピをマスターしていたとは。

「あたしのお部屋~。うふふ~」

おかあさんは正直、トレーニングは駄目でもともとな気分よ。
子猫時代が一番訓練しやすいという説を信じたいけれども。
できなかったら、また別にさくらに合わせた方法を考えるしかないよね。

「まったり~」

猫は本来拘束されるのが嫌、自由が好き、ということは知っているけれども。
まずは、首輪やハーネスをつける訓練だよ。
さくら、ごめんね。ちょっとずつやっていこうね。
(こういうだらーんとリラックスした寝方を見ると、なんだか悪くって、胸が痛みます。
さくらもノロちゃんみたいに、車の中でお腹を出して寝れるようだといいのに…)