本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

パイナップル

2007年08月24日 | 日々のこと
昨夜は、なおさんとメールをしていたのですが、
近頃夫に対して、母や姉の気持ちになっちゃうんだよね…
もう恋愛感情を通り越して大きな家族愛になってるし…
という話をしてしまいました。
よく考えたら、あまり笑えないし。
深刻に受け取られそうな話をして、悪かったなぁと後悔。

(まあ、多くの局面で年上のお姉さん気分になることは事実なんだけど。
家庭面では、それも無理ないと思うのよ。
…引越し間もない頃、夫に頼まれて通販でCDラックを購入したのね。
壁一面を占めるような大型家具なので、二人で組み立て始めたんだけど、
うまくできないので段々夫がイラついてきて。仕方がないから先に寝かせて、
夜中の2時までかかってわたしが最後まで組み立てたのでした。
翌日『どこからか小人さんが来て、頑張って作ってたよ』と語りながら、
妻は、夏休みの宿題をギリギリまで忘れて泣きべそをかく子供をなだめ、
代わりに夜なべして見事な工作を作り上げる母の心境
になりました…

その後、なぜか夫が玄関のチャイムを鳴らして帰宅。
両手がふさがっていて、ドアが開けられない…と言うのでした。
お出迎えしてみたらば、夫が困惑した表情で、
両脇に2つのパイナップルを抱えて立っているではありませんか。
可愛すぎる…。なんなの、この不思議な取り合わせは。
(『ザテレビジョン』みたいにレモン持っててもびっくりするけど)

このいただきもののパイナップル、早速、食することにいたしました。
わたくし、丸ごとのパイナップルをさばいたのは生まれて初めてですよ!
ネットで調べてなんとか切り分けましたが、その美味しいこと美味しいこと。
よく熟していて、ちっとも口の中でいがいがしません。
(二人とも果実を手に『おもいでぽろぽろ』を思い出したのであった…)

「結婚してなかったら、これ食べてなかったろうなぁ」と夫。
独身の時に貰っていたら、おそらく切り方も分からず放置して、
そのうち駄目にしてしまったろう、とのこと。
その一事だけでも、妻はお役に立てたかしら…。
家庭ではなーんにもできない夫に呆れつつも、ちょっと愛しい。

わたしができることは少なくて、
まして今は疲れが取れるまで主婦業手抜きを決め込んでいたりするけれど、
傍にいるだけで夫の力になれることもあるのかもしれない。

頭に来ることはたくさんあっても、
夫の寝顔が(たまに、ひそかに)可愛いと思えるうちは、
もっともっと相手を大事にできるよう努力したい…。

でも相手を守りたいばかりに頑張りすぎても裏目に出るから、
「あるがままのわたし」が「さりげなく寄り添う」ことを基本に…。

つまりは、普通にしていればいいのかもしれないなー、という気がする。

夫婦は色々なんだから。
こんな形もまたアリなのでしょう。うん。