県出身のアーティストで、僕が一押しで応援してるのが満島ひかりちゃんです。
器用なのに不器用で、激しいのに弱くて、大人のようでまるで子供のよう。
こんな人間丸出しな女優さんってのも、そういない。
NHKの「ミュージックポートレイト」という番組に、
妻夫木聡さんと共演してましたが、
相変わらずの人間満島丸出しで、ますます僕は彼女に惹かれるのです。
やっぱり美しさってのは、どこか丸出しな歪さが共存してるわけで、
それを全身で躊躇なく世に放出してるのが満島ひかりなのです。
ほんと稀な、アーティストらしいアーティスト。
彼女がかつて、アクターズスクールに在籍してたのは有名な話ですが、
メジャーデビューしたfolder5を解散する時、
帰沖するメンバーにこう言われたそうです。
「お前に女優なんかやれるわけないよ!」と。
で、その理由をひかりちゃんがメンバーに聞くと、こう言われたそうです。
「女優なんてね、胸がないとなれないんだよ!」と(笑)
で、それに対するひかりちゃんの返答が
「胸はないけど、夢はあります!」と言ったそうな。
番組では冗談混じりで話してましたが、僕なんかグッと来たね。
どこまでも満島ひかりなのです。
番組で言ってましたが、ひかりちゃんのお父さんはハーフでね、
その教育方針は満島ひかりのアイデンティティを形成するには充分だったようです。
この話知ってね、あーやっぱそうか。。。
彼女もシンディーだったんだなってね。
この曲書いて30年以上の月日が経ったけど、
どこにだってシンディーはいるんだってね、
不思議な気持ちにさせられちゃったよ。
ひかりちゃんが子供の頃の、ママとパパと映ってる写真も見せられたんだけど、
ママがもうまんまひかりちゃんと同じ顔なんだぁ。
ヤバイ。ママもやっぱ強力なのかな。。。
実は僕はアクターズスクール全盛の頃、テレビ局でよく一緒でした。
もしかしたらテレビ局の廊下で彼女とすれ違ったのかもしれませんね。
当時のその異様なその光景を描いたのが「ロックンロール・シューズ」だけど、
けどひかりちゃんだけは、
そんな狭いブラウン管なんか遥かに飛び出しちゃったのだ。
嬉しい。そして素晴らしい。
独りになった彼女は素晴らしいのだ。
その歪で美しい彼女を、僕はずっと見つめていたい。