日曜のお昼にやってるNHKののど自慢。
しかし出演する素人さん達の歌への感情移入が凄い!
僕には到底無理ですが、テレビの向こうの誰かに笑いかけたり、
胸に手を当てたり手を差し伸べたり。凄いぃ…色々参考になります(^.^)
けど観る度思うんだけど、のど自慢って照明らしい照明がないんだよね。
ゲストのアーティストが歌う時さえピンスポットどころか、
まったく素のままで色ひとつもないんだ。すごく不思議です。
カラオケBOXでさえ照明調整出来たりするのにね。
でもNHKのことだから、何かきっと意図したものがあるんでしょうね。
またゲストが歌う時出演者が後ろの席で横揺れしてるアレ。
これはNHKのことだから、きっと入念なリハーサルしてますね(^.^)
どこのTV曲もそうだと思うけど、
NHKの入念なリハーサルってちょっと凄いんだ。
以前THE WALTZは、
とてもNHKと仲良くさせてもらってた時期があったんだけど、
音響のリハーサルから照明のリハーサル、
そして全体の仕上げのリハーサルまで。。。
もうメンバーは本番入る頃には疲れちゃってるという(笑)
あとのど自慢に欠かせないあの鐘だね。
あの鐘正式名はチューブラーベルというのらしいのですが、
100年以上も前からクラシックの作曲家の間で使われ出したとか。
チューブラーベル奏者、のど自慢では鐘奏者と呼ぶようですが、
れっきとしたプロの演奏者なんですよね。
こういう楽器も一見誰にも簡単に出来そうな感じですが、
いやいや、実際すごく奥深い楽器だと思いますよ。
こないだの「R.R.Q」のレコーディングでもカージューと一緒に、
鳴り物系やオモチャなどを使用したのですが、
これが実に難しいのですよ!
まっ、カージューはカージュー自体がオモチャみたいですけどねー(^.^)
こういうプロの打楽器のレコーディングも一度覗いてみたいものです。
なのでNHKのど自慢の鐘奏者の方も、れっきとしたバンドの一員なんだ。
さて、気になるのは、やはりそののど自慢のバンドだ。
のど自慢の何がイイって、やっぱりカラオケじゃなくて生演奏ってとこなんだ。
もちろん全員選ばれたプロの演奏家なので、
僕らのように好き勝手に演奏など出来ないわけで、
譜面に忠実に演奏しないといけないわけで、
手癖だのフィーリングなどを自由に盛り込んだり出来ない。
そういうトコに僕と同じ音楽を生業とした生活が見え隠れしてて、
すごく好感が持てるんですね。
だってさ、ベーシストが5弦ベース弾いてるんですよね♪
きっとさ、普段はそれこそアンソニー・ジャクソンなんか好きで、
どっかのライヴハウスでスゲェー演奏しちゃってるはずだよ。
僕にはその姿が見えるのだーよ♪
お仕事はお仕事で、のど自慢やスタジオで頑張って、
夜な夜なライヴハウスで気の合う仲間とセッションしてる姿が。
そういうの想像しながら観てますね、僕なんかは(笑)
またある時はドラムの人が高価なソナーのドラムキット叩いてたりね。
お〜つーてさ。かっけーつーてね。
でもね、この人達はほんとプロなんで、
このソナーの音を最高に鳴り響く音を叩くんだ!なんて演奏は絶対しないわけ。
もうほんと小さな音で、素人さんが歌いやすいように演奏するんだ。
爆音小僧が言うのもアレですが、こういう演奏って難しいんだよ。
僕なんか尊敬に値するもん。こんな演奏出来るプレイヤーは。
こういう話すっと、今度から皆さんものど自慢観る感じも
違ってくるかもしれませんね(^.^)
しかしキーボードの方は、なぜ今時YAMAHAのDX-7を使ってるのだろう?
DX-7は80年代に一世を風靡した楽器で、
当時はアナログシンセとは違うその革新的なサウンドで、
どの店どの会場に行っても当たり前のように陣取ってたよ♪
まっ、今じゃ古い楽器のような扱いを受けておりますが、
最近TVやライヴ映像などでちょくちょくDX-7の姿が観るんだ。
もしかしたら今80sサウンドブームが来てるのかもですね。
何年か前に六本木で観たダイアン・バーチも、
新作で80sサウンド取り入れてましたからね♪
いつだって時代は繰り返しますからね。
RRQも今80sブームだから、
ここは朝NOWさんに80sの名器DX-7揃えてもらいましょうかね〜(^.^)
今日も涼イイ・ミュージックをあなたに♪
夏とDX-7繋がりということで。。。
山下 達郎 さよなら夏の日