幼馴染みのM

2018年11月09日 | 日記

 

 






幼馴染みというのは、しにやっけーな存在でありまして、、

こう音楽やロックンロールのあり方の、

個性やスタイルを強要したり、

理解させたりするのが不可能という 笑。

彼は100%の昭和ボーイであり、必要以上の過剰なモノを好まない。

おめぇーら高校の頃は暴走族やってたやろ!なんてツッコミと、

アレはアレ、コレはコレという感じで、

とにかく自分以外のモノに対しては口うるさいのだ。

彼らのスター、アイドルは、

断トツで矢沢永吉なのだが、

矢沢好きのわりには海外のロックは毛嫌いするという。。

おいおい (^ ^)

以前ローリング・ストーンズのビデオを観せた事があるんだけど、

事もあろうかコイツらがいう事にゃー

「こいつは(ミック・ジャガー)少しはジッとして歌えないわけ?」

ときやがった。

コラコラ、永ちゃんはこの人見て研究してるんだからな!

と言っても「永ちゃんはマントはひるがえさない!

E・YAZAWAのタオルオンリーだろ!」とくる。

何っ?問題はマントかタオルかじゃねーだろ。

ジャニス・ジョップリンのライヴ観ては、

「こいつ靴買うお金もないのか?」とヘラヘラ笑いやがるし、、、

お前はフラーか。

コイツらの感覚に演出という概念がないのだな。。

ジャニスは中島美嘉やCoccoのはしりだよ。

 そして問題のMの話をしよう。

こいつはかなりの強敵やった。

遠い昔レゲエの神、ボブ・マーリーの映像を観てたら、

こいつがポツリと言った。。

 「オレはレゲエの神様になるより、

このむさ苦しいドレッドの髪を切って、毎日髪洗うけどな!」

と。。笑

そりゃーそうだろ。確かに。

普通に暮らしながら世間様と接触してたら、

こう生きてはいけんわな。確かに。

Mにとっては、ボブの歌う曲とかメッセージとかよりも、

この髪の毛を洗わないという事で頭がいっぱいなのだな。

歌も愛と平和も一切入って来ないという。。しにウケる。

確かにオレも頭が痒いのやだもん、、愛の使者以前に。

ちゃうちゃう、これは宗教上の問題だ。

またこのM、オールディーズ好きでサムクックなんかも好きなんだけど、

オーティス・レディングなんか流すと、

とたん暗い表情になるのさ 笑。

もうよくわかんないんだけど、この重い、

ディープな感じがどうもダメらしい。

やっぱオールディーズのようにカラっと明るくないと、

どうも身体が拒否反応を起こすらしい。

はは、チミ!オーティスも立派なオールディーズなんだけど♪

そしてこのMはここから歴史的問題発言をする事になるのだ。

それが、

「ローリー、ブルースって音が外れてないか?」だった。

「歌もそうだけど、ギターや楽器も全部外れてないか?」だった。

これを歴史的発言と言わずして何を歴史的発言というのだ。

そこで優しい僕は理論的にギターを使い、

ブルースミュージックを説明してみた。

彼は理解を示したようだが、どうも納得いかないご様子。

そりゃそうだわな、音程なんかあってないような音楽だもん。

音が外れてる?外してる?ような演奏多いし、

すごくフィジカルな部分も強いだろうしね。

それでも、あの途方もない山脈のような神々しい、

圧倒的なブルースという姿があるんだよ。

ブルースはよく全てのポピュラー音楽のルーツなんて言われるけど、

全てではないにしろ、やはりブルースがあるとないとじゃ、

後世の音楽はこうはならなかったのは間違いない。

ブルースないは、ビートルズやストーンズないはもちろん、

ピンクレディーだって宇多田ヒカルだってないのだから。


 


もちのろん、

Mに聴かせたブルースは戦後のすげぇーポップなヤツね。

さすがに戦前モノはね、、

「なんだこのお経みたいなモノは?」とか、

「は?ワンコード?しに退屈な音楽」って言われるのがオチだからな。

さすが沖縄!

ジャパン・ブルースカーニバルが2回しか続かなかった土地!

相変わらずブルース人気ないですな。

やっぱ体質的にラテンな島かもしれませんね。

うう。。

頑張れブルース。。

そう言えば島唄も遥か昔は、

ブルースのような毒々しさがありました♪



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