さぁ、誰が待っているわけでもありませんが、いよいよ最終余波シリーズです(^^)
まずトップはやはり外せません、キャンディーズ!
キャンディーズ 微笑みがえし
人気絶頂期に突然解散したキャンディーズの「普通の女の子に戻りたい」という
彼女達の言葉と共に、正に時代の象徴でした。
解散を発表して最後にリリースしたのがこの「微笑みがえし」。
作詞が阿木燿子さんで、ホント革新的な表現でキャンディーズの有終の美を飾っています。
この歌ってそれまでのキャンディーズ作品のタイトルを、
随所に散りばめてて、もう新し過ぎるんですよ❗️
なんたって阿木さんは、あの阿久悠さんが唯一嫉妬した作詞家で、
阿久さん曰く「なぜ俺にはこんな言葉が出て来ないのだろう?」と言わせたほど。
しかし今更ながら、キャンディーズ歌が上手いね。
そしてこの時期と言えば、何度も登場のスティーブン・ビショップ。
間違いなく僕が所有してるアルバムの中で、この「Careless」は1番何枚も買ったアルバムですね。
友達の誕生日にプレゼントしたり、はたまたあまりに中古レコ屋に低価格で並べてあり
「なんでこの名盤が捨値なんだよー」つーて、悔しくて買ってあちこちにばら撒いたり(笑)
それぐらい名盤なんですよ、コレは。
ビショップってね、ちょっと普通じゃないぐらい作曲センスが凄くてね、
僕にすりゃーポール・マッカートニーやポール・サイモン、
ブライアン・ウィルソンにも引けを取らない才能の持ち主。
ここで曲の紹介はしませんが、正に一家に一枚、ぜひ並べて欲しいです。
On And On - Stephen Bishop - By Audiophile Hobbies.
そしてビショップと来れば、糸が繋がる感じでカーラ・ボノフが来るわけで。
当時はそれこそ素晴らしい女性アーティストは星の数ほどいましたが、
この時期に関しては、もう彼女しかいないわけですな。
カーラは周りのムードとはちょっと違っててね、
アンニュイというか、憂いのある感じですごく惹かれたんだ。
当時は働いてたWOODでもリクエストは、
圧倒的にこないだのグリースのオリヴィア・ニュートン・ジョンや、
リンダ・ロンシュタット、あとリタ・クーリッジなどが多かった。
いわゆる、顔が可愛くて明るいイメージのね。
ポプコーンとコーラとビーチみたいな(笑)
このカーラのジャケット見るとわかりますが、もう独りぼっち感が溢れ出てて、
その魅力に少年ローリーはやられちゃたんだな。
最近見たライヴ映像ではMCしないし(笑)たまに見せる笑顔とか、
ますます好きになった僕なのです。
これ女子に超お薦め作品ですよ!ユーミンとカーラは義務で聴いて下され。
いつかまたローラ・ニーロなど、憂い系女性シンガー特集でもしてみたいね。
Restless Nights(with lyrics at info.)-Karla Bonoff
The Water Is Wide(Traditional)with lyrics-Karla Bonoff
これらは当時流行したAORなんて音楽なのですが、
まぁー何を意図してAORなのか、未だに分からない僕ですが、
僕の場合、やはり当時の時代の空気というか、ロックが死んだなんて言われた時代があり、
そこにパンクやニューウェイヴが台頭して来た時代に、
そこになんだかすごく平和な、小洒落た男と女のラブゲーム的な(笑)
音楽が生まれたって感覚でしょうかね。
だってその僅か何年前まで、若者達は政治の季節で怒り狂ってたのですから。
すごい時代の移り変わりですよね。
MTVが流行するのはもう少しあとの話ね。
以下巷でAORの名盤と言われたアルバム達。
そう得意な類の音楽ではないですが、やはり時代、
どこのビーチ行っても、どこの店に入っても、この音楽が否応なしに流れてたわけで、、
気がつけば口ずさんでたわけなんだなぁ〜これが^^;