やっと観れた「この世界の片隅に」。
アニメーションと相性がよくないこんな僕だけど、
気がつけば、そんな事どうでもいいほど引き込まれた
素晴らしい作品でした。
一回観ても足りずに、、二回も続けて観ちゃいました。
万華鏡のように表情を変えるその絵力と表現力、、、
震えちゃったな。
悲惨な広島の原爆を描きつつも、
普通の人々の慎ましい暮らしと
愛おしさが伝わってくる作品。
そうなんだ、戦時中だって人々には生活があるわけで、
家が壊されても食糧難でも、工夫してたくましく生きていくのだ。
仰々しい、自国に都合のいい戦争映画なんか観たくないけど、
この映画は世界中の、あんな人こんな人にぜひ観てもらいたい。
アニメーションの映画には、きっと色んなタイプの作品があると思うけど、
この作品にはヤラレちゃったなぁ。
厳選されたであろうディテール、言葉や表情もそうですが、
何よりも呉や広島から匂いが立ち込めて来るのが1番の魅力。
きっとこういう作品は賛否両論ありきなんだろうけど、
国境も宗教も越えることは難しいだろうけど、
そんじゃそこら辺の戦争映画とは違うものを感じ取って欲しい。
音楽を担当したのはコトリンゴさん。
呉の自然のような透明感のある歌声で
僕の大好きな「悲しくてやりきれない」が静かに響く。
そしてのんちゃん。
不思議なトーンを持つのんちゃんの声がものすごくて、
見終わった後で、ちょっと彼女以外では考えられないなー
っていうぐらい“すず”と一体化してる感じ。
またこののんちゃん、学生の頃からバンド活動してたらしく、
それもカントリーバンドってんだから渋過ぎ!
見ての通り僕と同じテレキャスターブラザーだっ♪
まさか好きなテレキャスマスターは?なんて聞いたら
「もちろんレジー・ヤングです!」
なんて答えないだろうなぁ〜、、わは。
では素晴らしいコトリンゴさんの「悲しくてやりきれない」を。
こういう映画の成功はほんと嬉しいな。
それもこの2017年に観れたってことが、
とても意味のある事だと個人的には感じてます。
てかこの音源、この1コマで充分なんだな。
コトリンゴ 「悲しくてやりきれない」