極上のWine~Bill Evans Trio。
取って付けたような信じられないコピーで死にごめん
ビル・エヴァンスの名盤「Waltz For Dabbie」
もう説明不要の名盤です。
世界中の数えられないピアノトリオのスタイルの礎を築いたであろう。。
永遠の名盤。
世界中のピアノトリオはけして足を向けて寝てはいけないのです
その昔、普久原楽器の支店にジャズ部があってね、
そこのHさんに勧められたんだ。
「あんたね~バーナード・パーディーもいいけど、
こういう上品なのも聴きなさい」つーて(笑)
当時サラ・ヴォーンやヘレン・メリルは好きでよく聴いてたんだけど、
インストかぁ・・・と迷いつつも購入した。
マイルスとの共演でその名を轟かせたピアニストですが、
この時期のこのトリオが特に素晴らしいんだ。
その指先が鍵盤に触れたその瞬間、
恋人達が恋におちたであろうエヴァンスのピアノ。
そのエヴァンスのビアノと対話してるようなスコット・ラファロのベース、
そして二人を後ろから支えるポール・モチアンの空間の大きなドラム。
もしもこんなロックンロールバンドを作れたら死んでもいいなぁ。。
究極の理想がここにあります。
このアルバムで初めてベースの奥深さを知りました。
とにかくラファロのベースが素晴らしいんです。
その表現力といい、リズムといい、
僕を魅了するすべてを持っていて
自由でありながらも、寄り添うような囁きがあったり
とにかく美しい
スラム・スチュワート同様、
当時の人達はその革新性に度肝を抜かれたに違いないでしょう。
このアルバムの10日後にラファロは交通事故で25歳て亡くなるわけですが、
そんな伝説もこのアルバムをさらに美しく輝かせてるのかもしれませんね。
でもラファロを失ったエヴァンスの喪失感は計り知れなかったに違いない。
特にA面の①~③の流れが僕は大好きで、
三人のインタープレイが生々しく記録されております。
是非このアルバムはでっかい音で聴いて頂きたい。
楽器の木の響きやノイズ、倍音がほんとに美しく響いています。
こういう音、今の録音技術で再現出来るのでしょうか?
ジャズもそうですが、
ライヴ盤にはスタジオ盤とは明らかに違うマジックがあるわけなんです。
その空気の振動こそが、音楽の究極の美なのだと思うのです。
もちろん観客と演奏者との距離感、音響の乱雑ささえも含めです。
このエヴァンスのライヴ盤と双璧になすのがセロニアス・モンク将軍の
Misterioso
僕にとってはどちらも宇宙的!
そして究極のロックンロールだ。
R.R.Bの目標だっ!
頑張れ!オレ
飛べ!かーじゅー