久し振りですね、マリオン・コティヤール。
好きな女優さんなんだ。
最初に観た彼女の作品が「世界でいちばん不運で幸せな私」
だったと思いますが、もうこの作品の感性が大好きで、
マリオンのキュートさも最高で一発で好きになりました。
その昔好きになった子に少し似てますし。。はは。
歳を重ねてもずっと観ていたい女優さんの一人です。
そしてホアキン・フェニックス!
こういう役演じると、彼は本当に上手いです。
前に観た、伝説のシンガー、ジョニー・キャッシュの半生を描いた
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」もハマり役でしたが、
ここでも素晴らしい演技を見せてくれてます。
ホアキンはあの若くして亡くなってしまった
リバーフェニックスの弟なんですよね。
どこか兄貴と共通するムードがあって、
影のある役させたら素晴らしいです。
さて、エヴァの告白の方ですが、
内容は書きませんね。
変な先入観なしで、各々の感じ方で観てもらいたい、
なんかそんな作品ですかね。
1921年という時代にこういう話は普通にあったはずだし、
移民の境遇の過酷さというのはどの国にも存在してた。
タイトルはエヴァの告白となっていますが、
映画を見終わると、その告白には善も悪もなく、
ただひたすら生き抜く為に翻弄される人々の、
静かな詩のように深く響きわたります。
ラストシーン、最後のワンカットが目に焼き付いて離れません。
この作品の全てがここに集約してる気がします。