なんてナンセンス!などと心からニヤけてしまった映画だよん。
それこそ「お呼びでない?」みたいなシーンもあちこちあったけど、
最後は、で、結局何が言いたかったん?ってな感じで、
なかなかクセスゴな映画でした。
スパイナル・タップというのは架空?のバンドでありまして、
そのバンドをカメラとインタビュアーが
ドキュメンタリー風に追っかけてるというお話。
この映画本国では1982年に上映されてるんだけど、
やっと日本で上映されたのがこないだの2018年。
やっぱり興行成績が芳しくなかったのかな?
このセンスと時代性を考えれば分からなくもないけどさ。笑
これをこの令和に観るってのは、ホント相当なクセスゴ映画だよ。
けど今時だから、
もしかして若い子たちにはこれまた新鮮に写ったりして🤭
達郎ブームを考えれば十分ありえる話よね。
だってあーたぁ、胸毛レザーパンツにロン毛で、
アホなアホなロックンロールを歌うのよん♪
わはは。。たまらん。
実はこの作品の監督ロブ・ライナーはあの不朽の名作
「スタンド・バイ・ミー」や「最高の人生の見つけ方」の監督さんなんよ!
このスパイナル・タップがなんと彼のデビュー作。
人に歴史ありってなとこですな。
映画はまさにバンドあるある満載という内容で、
事務所やマネージャーとの確執、
バンド内の軋轢からの脱退や加入etc。。。
僕の場合運良くそういう経験がないのですが、
周りの友達のバンドは結構こういうヘヴィーな思いしてたの覚えてます。
この笑えるような泣けるようなリアリティに、
映画を観たスティングやU2のボノが涙したとか。。
信じるか信じないかはあなた次第っス。
他にも過去のロック業界に起こった小ネタをたくさん盛り込んでて、
さてあなたは何個気づきましたか?
なんて製作側もすごく楽しんでる様子なのよ。
何度か観なきゃ気づかない仕掛け盛り沢山的なね♪
しかし映画の最後の最後のシーンがなんと
スパイナルタップ・ジャパン・ツアー!笑
ジャパンツアーはいいのですが、よくステージを観ると、
それまで叩いてたドラマーの人いませんよね?
別の人に急に代わってますよね?
え?もしかしてまたドラマー死んだん?凄いオチ!
死因は何だろうか?1番気になるトコだよ。。
まさかフグの食中毒とかないよな?😅
実はこのバンド、歴代のドラマーが全員不可解な死を遂げてるんだ。
自然発火とか、ステージ上で爆死とか。。やっぱよくわかんね〜話。笑
がしかしこのバンド、
世界中でカルト的人気でファンも多いらしく、
実際にレコードリリースしたりライヴしてるみたいで、
クイーンのフレディ・マーキュリーの追悼ライヴに参加したり、
ジェフ・ベックと共演してるとか。ホントかよ。笑
でもこういうナンセンスなバンドこそいなきゃね、
もう世の中の空気が息詰まりそうで。。。
その昔、とある偉大な詩人が言ってました。
「わたしは人々に笑われてるわけではなく、
人々を笑わせているのだ」と。
うーん、、スパイナルタップ。。。偉大だっ。。ポヨヨ〜ン。
ではでは。
映画『スパイナル・タップ』予告編