僕の今が過去になる時

寄り道しながらまっすぐに。

退屈な月の裏側超えたら見えるでしょ?

2013-05-14 22:59:09 | 未分類
徒然モノクローム/フジファブリック


めんどくさい方向に人一倍負けず嫌いなんだろうな、と、
バイト中にふと思った。
たぶん、これでわたしの行動の8割くらい説明できる。

たとえばの話ね。

ピアノ大好きだし得意だという自負があるけれど、
二番手の立ち位置にいることが比較的多かった。

小学校の時は初恋のあの子に、
中高時代は凄く仲が良いあの子にかなわなかった。
自分がそれを一番よく知ってたし、
周囲の認識もそうだったのだよね。

「浅葱はピアノ上手いけど、○○くんはもっと上手いよね」
「うちの学年で一番弾けるのは××ちゃんだけど、浅葱も上手い」
みたいな。

「けど」ってつくのが、当時のわたしはたまらなく嫌だった。
そりゃあ初恋の相手はピアノ留学しちゃうようなやつだし
中高の友達も芸大現役合格しちゃったし
わたしが張り合うのは誰がどう見ても無謀なのは分かってたけど、
自分が一番じゃない、っていうのがとても嫌だった。

合唱の伴奏とかで、クラスにわたししか居なければ
他に弾ける子がいても「浅葱やってよ!」って言ってくれるのに
「もう一人」が居るとそれだけで誰もこっちを見なくなる。
そんなことが悔しくて悔しくてたまらない子供でした。
とくに中高生の時だね。
「もう一人」は大好きな友達だったけど、
羨ましかったし妬ましかったしどうしようもなくて
学校行きたくなかった時もあった、合唱コン前とか。

それから2年以上が経って、
久しぶりに「弾く場所」を貰って。
弾くのはピアノじゃないしバンドだし
今までとは全然違う状況だけれども、
はじめて「もう一人」が居ない場所を貰ったわけで。
けど2年前とは少し考え方が違うなあ、と思ったわけです。

ナンバーワンになりたいって思ってたのが2年前なら、
オンリーワンになりたいって思ってるのがたぶん今。
オンリーワンって言っても、
「みんな違うからみんないいよね」っていう意味じゃなくて
文字通り「たった一人」になりたい。

「あの子より浅葱が上手いから浅葱に弾かせたい」
「あの子も上手いけどこのバンドはやっぱ浅葱だよね」
とかが欲しいんじゃなくて、今は。
そういう、誰かと比較するなんてありえないくらい、
他の誰かがここに居るなんて考えられなくさせるような
そういう「一人」になりたい、今度こそ。

ほらね結局負けず嫌い。

あの頃散々言われた「浅葱は上手いけど」っていう言葉。
「けど」の後に続く言葉が本気で悔しかった日々。
今なら、あの時より少しは見返せるんじゃないかって
ちょっとだけそう思っちゃってる自分がいる。

なーんてね。
自分語りをしてもしかたがないのでこれでおしまい。
随分長くなってしまった。笑

負けても良いや、って思ってることは今のところ一つだけ。
あとは負けたくないね。ガキだけど。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿