僕の今が過去になる時

寄り道しながらまっすぐに。

さらば電王 ファイナル・カウントダウン Part.5

2008-10-20 22:23:51 | 特撮
※最初に言っておく※
ネタバレオンリーですので。
まだ観ていらっしゃらない方は、
映画を見てからご覧ください。

そして何よりも言っておかなきゃいけないこと!
Part.4が無いよ?という質問は、
電王ファンならご法度です。

というわけで・・・
Part.1から順番にご覧ください。
1は下の方にあります!


象の行列を町の人に見せるべく、
町内をゆっくり走るDL。
DLは駆け抜けるイメージなので、
こんなにゆっくり走ってるのは珍しいです。
「でかいだけじゃなく、長いのか!」と、
町の人もびっくり。そしてご満足の様子。

上から見ている愛理さんそっくりの女性・お雪。
かんざしを落としてしまいます。
取りにいくお雪に、
そっとかんざしを手渡した深編み笠の男。
なんだか・・・どこかで見たことがあるような。
もしかすると・・・いや、きっとこの2人は良太郎の祖先。
死郎が良太郎にさせようとしていたのは、
「自分に自分を消させる」
たしかに、時間がひっくりかえるくらいのこと。

DLの中で改めて向き合う祖父と孫。
「なんか・・・変な感じだね。
孫とか、実感ないし・・・」

照れながら笑う良太郎。
「でも・・・会えてよかった。・・・
自分たちの時間が、
未来にずっと繋がっていくと思えた・・・」

いや・・・もう、新しい時間は始まっているんだ。

もうすぐ、幸太郎がDLを降りる時間。
そしてそれは・・・
私たちが、「電王」という電車から降りる時間が
迫っていることをも意味します。

そして、ついに明らかになった、幸太郎が良太郎を恨んでいる理由。
それは・・・「名前」。
幸太郎という名前は、現代で言うところの「田吾作」。
結局、ずっと良太郎はネーミングセンスが無かったということですww
最後までこういうネタで持ってくるのもまた電王ならではですよね。
「ごめんね・・・じゃ、その名前つけないようにするよ」
という良太郎に、
「いや。今は・・・良いって気がする」

そして。
ついに、幸太郎がDLを降りる時間。
手を振る皆。
未来に帰って来た幸太郎を待っていたのは、
ともに戦い抜いた祖父。
「ただいま、じいちゃん。
それから・・・・・・
ありがとね。・・・」


走り抜けるデンライナー。
そして。

走り続けて来た電王は、ついに終着駅へ・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


良太郎の出番は決して多くはないけれど、
まぎれもなく、良太郎の、電王の映画でした。
やっぱり小林靖子さんの脚本はスゴいと思ったし、
敬意を表します。

実は、クライマックス刑事はあまり最後っぽくないかな、
なんて思ったりしていたので、
今回の劇場版も「最後な訳無いじゃん」くらいの気持ちで見に行きました。
でも・・・
見てから、「あ・・・本当に終わるのかな」って思いました。

エンディングが凄く胸にしみて。
映画が終わったあと、劇場内は拍手でいっぱいで、
まだしばらく座っている人がたくさん居ました。

それほどまでに愛された作品が、「終わる」・・・

本来なら半年以上前に終わってはずの作品が、
こうして続編を何度もやってるだけで凄いことなのに、
それでもなお多くの人がこの作品を愛し、
別れを惜しんでいます。
かくいう私も、もちろんその一人です。
きっとそれが、電王が
「平成ライダーの特異点」たる所以なのでしょう。

でも・・・
「サヨナラは終わりじゃなく、次の旅が始まる合図」
そう、それぞれの旅はまだ終わらないし、
新しい旅は、始まったばかり。
今こそ私たちは、
「今日までの記憶が全て幸せと解」り、
「数え切れない想い」を胸に、彼らに別れを告げます。

願わくは・・・
「運命を信じ」、いつか、きっとまた逢えるその日まで。

さらば 仮面ライダー電王

最新の画像もっと見る

コメントを投稿