先日のブログで記載した「鳥貴族 vs.鳥二郎」の件、このブログでの反響も大きく、多数閲覧して頂きました。
この件について、事務所内でも自由に話をしたのですが、その中でちょっとおもしろい意見がありました。
今回の事件は、まだ決着がついたわけではありませんが、「誰が得したのか?」という視点での意見です。
おもしろい意見の一つは、「鳥二郎の広告宣伝戦略は大成功」というものです。
つまり、今回の事件で「鳥二郎」は、「鳥貴族」から訴えられたおかげで、広告宣伝をしなくても、テレビのニュース、ワイドショー、新聞まで大々的に取り上げられました。関西の一部の地域でしか知られていなかったと思われる「鳥二郎」は、ニュース、ワイドショー、新聞のおかげで日本中の多くの人に知れ渡ったのではないでしょうか。そして、おもしろがった人たちは、「鳥二郎に行ってみる?」と積極的に足を運ぶようになったのでは。そして、味やサービスにも不満がなければ、リピータにもなってしまったり。
そうすると、「鳥二郎」にとっては、ほとんど宣伝費を使うことなく、マスコミが勝手に騒いでくれたおかげで簡単に全国区の知名度を手に入れることができた、ということになるわけです。
もし、「鳥二郎」がここまで考えていたとすると、相当のプロモータがいるのでしょう。ステルスマーケティング(ステマ)もここまでくると、脱帽?!
一方、今回の事件、「鳥貴族」の立場からすると、いわゆる「トレードドレス(一例:西松屋事件)」の過去の判断を参考にしても、なかなか有効な手立ては思いつかなかったのではないでしょうか。それでも、「鳥貴族」のファンからは、「似ている」とか「間違えてしまう」とかの苦情を受けていたことでしょうから、「鳥貴族」としては顧客の意見を無視することができず、やむやまれず争いへ至ったのではないかと推測したりします。
とはいえ、こちらもマスコミが騒いでくれたおかげで宣伝になったのでは。
ちなみに事件が報道された週の週末に「鳥貴族」に行ってみましたが、午後6時には待ち客が出るほどの盛況でした。やっぱり宣伝効果?
知財専門家の立場として知財軽視を看過できないのは当然ですが、視点を変えたとき、知財の成功がビジネスの成功とはいえないところに難しいものがあります。
これは、「標準化」と「ビジネス」でも同じようなことがいえます。
知財戦略は、ビジネスでの成功があってはじめて成功といえるのでしょうね。
この件について、事務所内でも自由に話をしたのですが、その中でちょっとおもしろい意見がありました。
今回の事件は、まだ決着がついたわけではありませんが、「誰が得したのか?」という視点での意見です。
おもしろい意見の一つは、「鳥二郎の広告宣伝戦略は大成功」というものです。
つまり、今回の事件で「鳥二郎」は、「鳥貴族」から訴えられたおかげで、広告宣伝をしなくても、テレビのニュース、ワイドショー、新聞まで大々的に取り上げられました。関西の一部の地域でしか知られていなかったと思われる「鳥二郎」は、ニュース、ワイドショー、新聞のおかげで日本中の多くの人に知れ渡ったのではないでしょうか。そして、おもしろがった人たちは、「鳥二郎に行ってみる?」と積極的に足を運ぶようになったのでは。そして、味やサービスにも不満がなければ、リピータにもなってしまったり。
そうすると、「鳥二郎」にとっては、ほとんど宣伝費を使うことなく、マスコミが勝手に騒いでくれたおかげで簡単に全国区の知名度を手に入れることができた、ということになるわけです。
もし、「鳥二郎」がここまで考えていたとすると、相当のプロモータがいるのでしょう。ステルスマーケティング(ステマ)もここまでくると、脱帽?!
一方、今回の事件、「鳥貴族」の立場からすると、いわゆる「トレードドレス(一例:西松屋事件)」の過去の判断を参考にしても、なかなか有効な手立ては思いつかなかったのではないでしょうか。それでも、「鳥貴族」のファンからは、「似ている」とか「間違えてしまう」とかの苦情を受けていたことでしょうから、「鳥貴族」としては顧客の意見を無視することができず、やむやまれず争いへ至ったのではないかと推測したりします。
とはいえ、こちらもマスコミが騒いでくれたおかげで宣伝になったのでは。
ちなみに事件が報道された週の週末に「鳥貴族」に行ってみましたが、午後6時には待ち客が出るほどの盛況でした。やっぱり宣伝効果?
知財専門家の立場として知財軽視を看過できないのは当然ですが、視点を変えたとき、知財の成功がビジネスの成功とはいえないところに難しいものがあります。
これは、「標準化」と「ビジネス」でも同じようなことがいえます。
知財戦略は、ビジネスでの成功があってはじめて成功といえるのでしょうね。
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