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「事実の重要性」の落とし穴 -仕事は「実業」-

2005-02-26 16:34:34 | ブログ
 先の節で「事実・現実の重要性」について話しましたが、今回は「事実・現実にとらわれる危険性」について触れます。

 課題を検討する場合は、いたずらに「現状」に引きずられないことも重要です。

 「現状=正」とは限りません。現状のプロセスがベスト・プラクティスであればそれを踏まえたロジカル・シンキングを進めればいいのですが、現状が望ましい形のプロセスでない場合は、現状打開・現状破壊の検討も必要になるのです。

 「根拠のない現状是認の罠」に陥らないようにしなくてはなりません。
 そのためには、まず「素直に現状を見る」ことがスタートになります。そしてその現状プロセスの意味を考えるのです。「なぜこの作業をやっているのか?」という単純な疑問を持てばいいのです。

 往々にして「前からこうしているから・・・」とか「こう教えられたから・・・」とかの答えが返ってきます。「ああ、そうか」とそこで質問が止まってはいけません。「なぜ、今でもそうしているのか?」「なぜ、××ではまずいのか?」等さらなる疑問をぶつけなくてはなりません。

 そうやって確認した「事実・現実」をもとにロジカル・シンキングで論点を整理し検討を進めればよいのです。


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