日本での公開は2001年なので、 いまから20年以上前の作品です。
モチーフは無人島への漂流記ですから。 だいたいのストーリー展開は想像できますね。なので、 いきおい見どころは細部のリアリティや役者さんたちの演技という ことになります。
とはいえ、こういった設定の映画でリアリティを求めると、 そもそも大海原の中で見つけられる可能性は0に等しいわけですからどこかに 無理は生じるでしょう。本作品でも、 救出のきっかけとなるシーンはかなり安直で、 目をつぶらざるを得ませんでした。
もうひとつ、役者さんの演技についていえば、主演がトム・ ハンクスですから無難なところですね。このあたりは流石ではありました。
で、結局のところ、作品全体としては正直“可もなく不可もなし” といった印象でした。
ラストシーンでの伏線の回収も中途半端で、 そのほかの盛り込まれたエピソードにもこれといったインパクトが なかったのがかなり残念です。
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