2015年に公開された日本映画です。
宮部みゆきさんによる長編ミステリー推理小説が原作です。
映画化されて、 前後編合わせて4時間30分というのはさすがに長いですね。 ただ、ほぼ一気に観通しても、 まあ、それほど疲れはありませんでした。
“ミステリー” としては特筆するような新機軸があったわけではありませんが、「 中学校を舞台にした『生徒による刑事裁判』」 というモチーフはインパクトがありました。
もちろん、 その中での数々の設定やエピソードは、学園ドラマ風でもあり、 非現実的なところも多々見られました。 それでも原作がしっかりしていたので、 それなりの見応えはありましたね。そのあたりは秀逸だと思います。
キャスティング面では、主人公の中学生役の面々に「超売れっ子」を配さず、 脇役陣を演技派の一流どころを並べたのも正解でした。