OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

「わが経営」(ジャック・ウェルチ)を読みながら(4)

2005-04-26 00:31:56 | 本と雑誌
(p204より引用) 経営者にとって人を切るほどつらい決断はない。「人を切るのを楽しむ」人間や、「人を切れない」人間は、会社を経営すべきではない。
・・・私の場合は、つぎのような単純な基準を満たさないかぎり行動には移さない。すなわち「自分も同じように扱われたいか。公平で平等か。毎朝、鏡の中の自分を見て、これらの質問にイエスと答えられるか」
経営者は昔からコスト削減の常套手段として「一律」の支出カットや給与の凍結をおこなってきたが、われわれは一度もこうした手段に訴えたことはない。・・・これでは経営しているとも、指導しているともいえない。一律に10%の人員削減や賃金の凍結をおこなえば、最高の人材をきちんと処遇できなくなる。


(下p262より引用) 神のように振る舞って人をランクづけするのが好きな人間は一人もいない。とりわけ部下を下位10パーセントのランクに分類するのは嫌な仕事だ。・・・差をつけることはきわめてむずかしい。それが簡単だと考えている人は組織にいるべきではなく、それができない人もいるべきではない。



 ヒューマンリソースマネジメントにおける信念はウェルチ氏の真骨頂のひとつです。

 まさに今評価の時期なのでこれらのウェルチ氏の言葉は非常に重いものです。
 ともかく真摯に虚心で向かうのみです。

ジャック・ウェルチ わが経営
ジャック・ウェルチ,ジョン・A・バーン,宮本 喜一
日本経済新聞社



コメント
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