サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

十手金具の元祖

2010年03月03日 23時51分41秒 | 撮影日記
2月某日、雪の本「雪ものがたり120」の取材で市内の中島屋さんへ。

中島屋の田村さんは、今から40年ほど前に雪囲いに欠かせない十手金具を発明した人。

アノ十手金具はmade in 十日町だったのだ。

この仕事がなかったら、一生知らずにいたかも。


↑昭和43年に実用新案。
昭和50年に関東地区の発明奨励賞を受賞。

当時、発明賞の授賞式に行ったら、受賞者は一流企業の研究者ばかりで、場違いな思いをしたという。

自宅でまだ元祖十手金具を使っているというので見せてもらった。


↑昔はこんな風に縄でいちいち囲い板を縛っていた。

手間と時間、技術も必要だった。


↑これが40年以上使い続けている元祖十手金具。
板も当時のもの。

板を上からストンストンと落とすだけで簡単に短時間で雪囲いができる。

雪国にとってなくてはならない画期的な発明だ。

受け金具の先が少し開いているのがミソ。

これはその角が丸くなっていて、人にやさしいという点で現在のモノより優れている。


↑発明者の田村さん。

「みんなの役に立てばそれでいい」と、これで儲けることは考えなかったという。

きものの紋紙屋の中島屋さんが、なぜ雪囲いの金具を発明したのかは、
年末発行予定の「雪ものがたり120」で紹介いたしますのでお楽しみに。

★ランキングに参加しています★
甲信越 人気blogランキングへGO!!←1日1回、1クリックお願いします
にほんブログ村 地域生活ブログ 新潟情報へ←1日1回、1クリックお願いします

最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
凄い発明ですよね。 (koizumi)
2010-03-05 07:58:51
何の情報(市報?)か忘れましたが聞いた事がありました。

単純明快、便利な凄い発明だと思います。

雪国としては財産を守る道具としては、無くてはならないモノですね。


因みに囲い板なんかは、ポリカーボネート製が出回り、囲い板をはめても部屋が暗くならない様な工夫も見られるようになりましたね。

これからは雪を利用して温水を作り、融雪に活用する技術が確立できるとCO2削減にもなるので期待しています。

ps:サンタさんのアップされている画像の露出等の設定情報を付け加えていただけると嬉しいです。

只今、デジ一初心者のkoizumiでした。



返信する
koizumiさん (santa)
2010-03-05 09:16:20
koizumiさんコメントありがとうございます。
ワタシの知っているkoizumiさんでしょうか?

露出情報ですが…
そこまですると結構面倒なので…ごめんなさい、あまり期待しないで下さい。
興味のある写真がありましたらコメントしていただければ紹介します。
返信する
返信ありがとうございます。 (koizumi)
2010-03-05 19:27:07
お忙しい所ありがとうございます。

サンタさんは私の事を知らないですよ。

koizumiは名前じゃないので・・・

家の奥さんとサンタさんの奥さんは知り合いなんですけどね。


仕事で撮影は大変かと思いますが、私は趣味の一つとして、クロカンやサッカー、風景の写真を撮っています。


露出情報の件、面倒な事をお願いしてすみません。

どれも興味のある写真でいろいろ知りたくなってしまいます。

プロに並ぶ事は到底出来ませんが、参考にさせていただければと思っています。

可能な範囲でよろしくお願い致します。









返信する
Unknown (風太郎)
2010-03-06 20:28:18
紋紙はフロッピーディスクとなり…

フロッピーは…MO、CD、DVD、BD、HD

発明が偉大であればこそ、発明により衰退したものも記録しておくべきですね。

返信する
フロッピーの前は (サンタ)
2010-03-06 22:17:32
ワタシが初めて買ったワープロはラジカセとつないで、カセットテープに文書を記録するのたったなぁ。
そういえば、Zipドライブというのもありましたね。当時Zipドライブ内蔵のPower Macはステイタスでした。
買えませんでしたけど…
返信する

コメントを投稿