腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

ジル追跡

2009-06-05 22:26:26 | マンホン式11弦ギター
追跡中です。。。。

ブエノスアイレスから個人輸入したマヌエル・ジルを追跡しています。


前の日記にも書きましたが、マヌエル・ジルはブエノスアイレスの楽器商です。
1910年頃にスペインのバレンシアの製作家によって作られて、アルゼンチンのブエノスアイレスでマヌエル・ジルのラベルが貼られて、販売されたギターです。

このギターの特徴は。。。


牛骨を染色したチップを使った、凝った装飾です。

それから

写真だと分かりづらいですが、軽くアールのついた表面板です。

弦長は665mmと長く、少し大き目なギターです。

さて1910年頃のギター製作家って言えば、トーレスよりちょっと後、ビセンテ・アリアスと同世代、マヌエル・ラミレスよりもちょっと前って時代かな??
ブエノスアイレスでは、フランシスコ・ヌニェスが活躍していた時代です。

その頃バレンシアでギターを作っていた製作家は。。。

Joaquín Bargues (Valencia active c. 1900)
Salvador Blanch (Valencia c. 1900)
José Boludo (Valencia c. 1900)
Beltran Salvador Calatayud (Valencia c. first half 20th century)
Ramon Castelló (Valencia, active c. 1930).
Salvador Gaspar (Turia, Valencia active c. 1930)
Salvador Ibañez (Valencia, active c. 1875-1920).
Telesforo Julve (Valencia, active c. 1890s-1930s)
Andrés Marin Terz, (Valencia, active 1880s-1930s)
Juan Ponce (Valencia, active c. 1880)
Salvador Sáncho (Valencia, active c. 1860-1920)
Ricardo Sánchís Nacher (Valencia, 1881-1960)
Vicente Saurit (Valencia, active c. 1930)
Sentchordi Hermanos (Valencia, active c. 1861-1905)
Vicente Tatay (Valencia, b. 1869 active c. 1889-1942)
Francisco Torres (Valencia, active c. 1930)

と言った所でしょうか?

この中で、Salvador Ibañez、Telesforo Julve、Andrés Marin Terz、Salvador Sánchoは外しても良いのでは?って思います。
これらの製作家は、当時のブエノスアイレスでそれなりに名前が通っていたと思われますんで、製作家(工房)のラベルで販売されていましたから。

残る製作家は12名。
う~~みゅう。。。
ここから先は、追跡不可能かなア???


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バレンシアで (Maza)
2009-06-07 09:33:03
Sentchordi Hermanos も除外していいかもしれません。
私の見た楽器はジルとはまったく共通点が感じられませんでした。
Ibañez、Julve、Andrés Marinの前二つは所有、マリンは購入しようか迷い、何回も試奏しましたので、同感です。
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Sentchordi Hermanosも (サンチョ)
2009-06-10 08:44:27
外してよさそうですね。

Mazaさんどーもです。

Sentchordi Hermanosは、当時のブエノスアイレスで本人のラベルで売られていたようです。

たぶんマヌエル・ジルは、もうちょっと名前の知られていない製作家のギターなんでは?って思います。

しかし、、、
染色された牛骨チップを使った装飾って、当時は一般的だったんだろうか???
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