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腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

その他の試奏ギター

2024-11-01 10:11:39 | ギター
コルヤ・パンヒューゼンを手に入れる前、他にも数台のギターを試奏しました。

試奏で探していたギターは、、、、


氷の様に硬質で暗く冷たく美しい音のギター
そして荘厳な響きを伴っているギター
イメージとしてはスタンウェイのピアノみたいなギターです。
そして弾き心地が良くて楽しいギター

そんなギターには出会った事は無いですが、、、
実際にはそんなギターは存在しないと思うので、少しでもそんな方向性を感じられる弾きやすいギターを探してみました。


委託販売も含めた売り物のギターなので、写真は撮っていません。
文章だけなので、軽く印象のメモだけのブログです。

モーリス・デュポン1994
個性の固まりのようなフランスのギター
太く力強い音です。
好みから言うと、もう少し軽やかな発音と音にエッジがあった方良いかなあ?


ベルトラン・リジェ2017
太く柔らかく力強い音
音の芯もしっかりとあって、響きも程良い
発音はやや鈍いかなあ?
弾き込みと経年で変わるかも知れません。
性格は爆音系ギターに少しだけ近い。
コンサートホール向けの高性能ギター!!!


ホセ・ラミレスI.M. Stamp1964
時代を経た熟成した音色と響き
良いギターです。
弦長664mmだけど弾きやすい。
でも音色が好みでは無い。
古い時代のラミレスらしい毒がある音色。
この毒に魅力を感じるか苦手かで、別れるかなあ???


カズオ・サトー1993
弾きやすい高性能ギター
弱点がまったく見当たらない!!
音楽を作りやすい音色・音質。
音の重さと軽やかさのバランスが絶妙です。
そして抜群の弾きやすさと弾き心地の良さ。
このギターを購入しなかったのは、コルヤ・パンヒューゼンの方がより好みのギターだったから。


本当はその後も他のギターも試奏しようと思っていたのですが、コルヤ・パンヒューゼンを弾いて、これ以上他のギターを弾く必要を感じなかったので止めました。


パンヒューゼンは今後メインギターとして弾いていく事になると思います。
ですが、「氷の様に硬質で暗く冷たく美しい音で荘厳な響きのギター」では無いのです。
きっとまだまだ理想のギターを探し求めてしまうんでしょうねえ、、、
たぶんそんなギターは存在しないのでしょうが。




メンヒの甥のギター

2024-11-01 00:42:54 | ギター
コルヤ・パンヒューゼン Kolya Panhuyzen 2014年


メンヒの甥のギターです。



地味ですが味のある顔付きです。
斑の入った良さげな表面板。


裏は


何の木だろう???
昔だったらハカランダ表記ですが、今は中南米ローズ表記です。
ムッチャ良さげな材です。



ロゼッタも地味で普通ですが、そこがとっても良いです。



糸巻きはバルジャック。
見た目もオサレですが、動きも軽くて良いです。
しかりと出来ており、弦の振動を吸収する事無く、音にも良い影響がありそうです。



簡素なラベル。
良いですねえ。

コルヤ・パンヒューゼンのギターは、1980年代のギターを昔試奏しましたが、特徴の無いギターであまり良い印象はありませんでした。
その後2010年代の新作を試奏してみたらまったく別物で、音も反応も素晴らしいギターでした。


以来、新しい年式のコルヤ・パンヒューゼン の中古が出たら試奏してみようと狙っていました。


そして今回、2014年の中古を試奏してみたら、音色・音質・弾き心地等が私の好みにドンピシャのギターだったため、購入を即決してしまいました。


家に持って帰って来て、本格的に弾いて見たら、、、

あれ???
試奏の時と印象が違うなあ。

試奏時はやや軽めのエッジの効いた硬質な音質で、軽やかに鳴るギターって印象でした。
試奏時は気を遣ってそっと弾いていたからねえ。


実際のコルヤ・パンヒューゼン は、、、、

低音はバスンバスンと迫力のある鳴りです。
音はかなり重たい。
高音は強く太く丸く柔らかな心地良い音。

絶対的な音量はかなりあります。
フレドリッシュやウッドフィールドよりも、音量がある印象です。
全体的に力強さを感じる鳴り方のギター。

適度な響きもあります。

そして弾き心地がとてつまなく良いのです。
弾いていて気持ち良くて楽しくて止らなくなるギターです。

あまり弾かれていなかったギターなのか、弾き込みでさらに反応が良くなりそうな印象です。


これからの余生??が楽しくなる様なお買物が出来ましたあ!!!
よかったよかった。


最近になって火が付いたギター購入意欲は、これだけではまだ止らない???
無職・無収入なのに、ヤバイよなあ。。。。





ベルナベ礼賛

2024-10-31 11:01:38 | ギター
ベルナベって何故か不当に評価の低い、超高機能・高性能なギターだと思っています。

90年代以降のベルナベは、外れのギターを見た事がありません。
音色、音質、響き、音量、弾きやすさ
どの項目も高い水準のギターばかりです。
欠点の無い優等生のコンサートギターなのです。

でも何故だろう???
あまり魅力を感じない。
「これがベルナベの音だあ!!」みたいな強烈な個性が無いからかなあ??


以前持っていた1977年のベルナベ




裏板のハカランダは、ド派手でした。


この頃のベルナベは今よりも癖が強くて面白いギターでした!!
鳴り方がゴリゴリっ???としていて、扱いがちょっと大変です。
音は、芯は強いけれどもやや軽めの音で、線は細めでエッジの少し効いた音。
重量感は無いけれども、生きの良い音がバンバンと出てくるタイプ。

普通に部屋で練習している時は、「良く鳴っているなあ」程度の感覚でしたが、このギターは実はとてつもないモンスターギターでした。


一度だけ人前練習会の前に指慣しをしようと思って、会場の近くの少し大きめの公園で弾いた事がありました。
弾いていてハッキリと分かる位に、外の公園に鳴り響いていました。
公園で遊んでいた子供が集まってきてしまった、、、、


このモンスターギターを手放してしまったのは、弾き心地があまり良くなかったから。
「音が遠くまで届く事」よりも、「気持ち良く弾ける事」の方が大事でしょう!!!
ストレス無く弾けるって事は、リラックスして弾ける事につながっていきます。


そんな訳で、70年代よりも弾き心地が良くなっている90年代のベルナベを、楽器屋さんで試奏してみました。
そこで冒頭の感想です。

高機能・高性能で弾き心地も良い。
まさにプロ向けのコンサートギター!!

それだけでは駄目なんですなあ、、、、
趣味で弾いてる年寄りにはね。
無茶苦茶良いギターなんですけどねえ。

ベラスケス雑感

2024-10-30 11:05:12 | ギター
良いギターよだったなあ、、、
手放す必要は、まったく無かったんじゃないかい???

などと思っているギターは、数々とあります。




1966年のベラスケス
音色が素晴らしいギターでした。
そして弾き心地も良かった。


芯が強い音で、上質で心地良い音色のギターでした。
上品で良い感じの色気を含んだ様な音色のギターで、この色気がハウザーには絶対に無い魅力だと思っていました。

手放してしまった理由は、良いギターだけど地味なギターだから。

音は最高に良いけれども、音楽表現の幅が狭い。
音量も音色も変化の幅がやや狭い。
楽器の方で勝手に歌ってくれないのです。
指のコントロールが効かない状態で、この手のギターを弾くのはしんどいのです。
弾きこなせなかったのです。


話は変わって世の中にはベラスケスを、ハウザーのバッタモン扱いして評価する人達がいます。
「よりハウザー的な50年代のベラスケスこそが価値がある」みたいな、、、
いやいや、ハウザーとベラスケスはまったく別の魅力のギターでしょう。

「70年代になってベラスケスは駄目になった」
「80年代以降、ギターは小さく戻したけど音は戻らない」
なんて評価はハウザー信仰者の好みの押しつけだと思います。

ハウザーハラスメント????


そんな訳で、評判の悪い70年代のベラスケスを試奏してみました。
もしかしたらボディが大きくなった分、音色はベラスケスのままで、より開放的に鳴って色艶の強いギターかも?なんて期待していました。


試奏したのは1975年のベラスケス。

最初の試奏

コリは無理だ。
アメリカ人のプロレスラー並の体力が無いと、まともな音が出せない。
音はたぶん良さそう(←自分では出せないけど、感触でね。)
ひたすら豪快なモンスターギターです。


数日後に付け爪有りで試奏

お~~~!!!
豪快に気持ち良く鳴っています。
50~60年代前半のベラスケスの様なコツコツとした鳴り方では無く、スコーンってストレス無く鳴りまくります。


70年代のベラスケスは「アメリカ人の体型に合わせて、ボディが大きくなり大味になった」などと言う人がいるけど、それは違うと思う。
「時代の好みに合わせて、豪快に鳴るギターになった」のであって、単純に大味にはなっていません。
音はよりベラスケスらしい(と私が感じている非ハウザー的な)、魅力ある音だと思いますけどねえ。

ただ購入はしませんでした。
何かが物足りない。
音は悪くないけれども、70年代のベラスケスならば、もっと上品な色艶のある音色が出ても良い気がする。
荘厳な響きも欲しい。
かなり良いギターだっただけに、もっともっと魅力のあるギターを望んでしまうかなあ?

ベラスケスは個体差のかなりある製作家だと思うので、探せばより魅力的なギターがある気がします。
70年代は人気が無いから、お値段がもっと安いお買い得品がありそうですし。


70年代のベラスケスには、これからも注目です!!

久しぶりに山本さんの工房へ行って、最新作のギターを弾く

2024-10-29 23:30:55 | ギター
ギター製作家の山本篤史さんの工房へ行って来ました。

前回訪問したのは去年の4月です。
1年と7ヶ月ぶりです。

今回、修理・調整をお願いしたのはこのギターです。


ペドロ・バルブエナ1世 1996年
手に入れたのは、去年の5月です。
自分で糸巻きを交換して、それ以外は特に不具合は感じていなかったので、そのまま弾いていました。

付け爪を使い始めて、バルブエナがグワァングワァンと気持ち良く鳴り始めたら、弦高が低すぎて低音にサワリ音が出る様になってしまいました。

現状が高音側2.8mm位で、低温側が3.2mm位です。
低すぎです。

高音側を3~3.2mm程度で、低音側を3.8mm程度のサドルを作り直してもらいます。
その他、一通りチェックしてもらって問題が何かあれば修理調整をお願いする予定です。


近くに山本さんの様なストイックな製作家の方がいてくれて、本当に助かります。


修理をお願いしにいったついでに、今度の弦楽器フェアに出品するギターを少し試奏させてもらいました。
すでに売れてしまっていて、オーナーから弦楽器フェアのために借りている楽器との事。
なので写真は撮りませんでした。


まだ8月に出来上がったばかりのギターですので、うちの猫ギターさん(2018年12月に手に入れています)


と比べると、反応がやや鈍い所はありますが、それでも出来たてのギターとは思えない位に力強く鳴っています。
低音の打撃音が素晴らしい!!!
バッコーンって迫力ある鳴り方で音が放出されます。
高音も力がみなぎった発音です。

出来たてでこの状態ですから、4~5年弾き込んで音がさらに引き締まって芯が強くなっていった時に、どれ位に素晴らしいギターになるんだろう???


うちの猫ギターさんも6年経って、芯の強さと弾き心地の良さが両立された、素晴らしいギターに成長して来ています。
まだまださらに反応が良くなっていく感触ありです。

山本さんは製作本数が少なすぎますが、それでも1作毎に確実に進化しつづけています。
凄いなあ、、、、

久しぶりに山本さんの工房へ訪問した後は、戸塚駅で焼き肉ランチです。

最近は焼き肉食べ放題とか、焼き肉コースとかは胃もたれが酷くて食べられなくなってきています。
焼き肉を食べる機会もめっきりと減ってきています。

でもランチの焼き肉セットならば大丈夫でしょう!!!


まずはランチ生ビール!!!
うみゃあ!!!
外で飲む昼ビールは久しぶりですが、やっぱり格別にうみゃい!!!



スタミナ焼き肉セットのお肉増量。
うみゃいですう!!!
久しぶりの焼き肉は、すごく美味しい。。。。。


これ位は大丈夫だと思って美味しく完食しましたが、家に帰って来たら胸焼けが酷くてダウンです。
お肉増量はよせばよかった。


付け爪途中経過

2024-10-26 21:50:42 | ギター
色々と試行錯誤の結果、付け爪の形状と取付はこんな形で落ち着きました。





この形だと、とりあえず指は動いているし、音色もギリギリOKな範囲に収まっています。
決して良い音ではありませんが、、、、


付け爪をもう少し短くしても良い気もしますが、しばらくはこの形で弾いてみます。


このまま指が普通に動く様になってくれると良いのですが、、、

あれ????指が普通に動いてるじゃん。

2024-10-23 01:26:49 | ギター
ギターを変えても結果は変わらない。

分かってはいますが、気分転換です。
重く芯の強い音が出る代わりに、弾くのが大変なウッドフィールドから、弾きやすいトーレスモデルのこのギターへ



ホアン・ミゲル・ゴンザレスさんのトーレスレプリカです。



胴が薄いギターです。


パコンパコンと良く鳴ってくれます。
音色も丸く優しい心地良い音です。
響きも豊富!!

ただし音質は軽めかなあ?
特に私の今のタッチだと音が軽すぎて、弾いていて不安になります。


弾きやすいギターですが、それでも指が動く訳では無いのです。


色々と考えている内に、変な事を思いつきました。

指が動かないのは、爪がほとんど無いせいでは???

歳を取って爪の伸びる速度が無茶苦茶に遅いのです。
爪と肉の間の皮が角質化して、これを取るのに爪が削れてしまいます。
弦を弾く摩擦ですり減るスピードが伸びるスピードを上回っています。

試しに付け爪をビニールテープで付けてみました。




以前付けた時は、弾き心地が悪くてすぐに外してしまったのですが、、、、


普通に指が動いています!!!
普通にギターが弾ける????
どうして???


音は悪いですが、それは付け爪無しでも良くないので、、、、
汚い音から別の種類の汚い音へ移行した感じですかねえ。

どうせ汚い音ならば、指が動いた方が良いです!!!

自分の爪が伸びるまで、仮の付け爪で練習するのもありの様な気がします。


昨日は大倉山でLECGCの練習会に参加です。

2024-10-15 22:39:25 | ギター

久しぶりに参加してきました。
たまにはアウェーな雰囲気で弾いてみないとねえ。

ギターはウッドフィールド



最近少し鳴りが良くなってきて、弦の感触が柔らかくなって弾きやすくなってきています。


指の動きも悪く無かったかなあ????
弾いていて体の何処が硬直しているか、自覚出来る様になって来ています。


家での練習時でも、体の硬直を緩めて指が普通に動き出す瞬間も出てきています。
「伊澤さんの打撃イメージ奏法」の効果かなあ???
本当にそうなのかなあ???

普通に弾ける様になるまで、あと一息です。
たぶん。

北山田で山本さんの猫ギターを弾く

2024-10-06 21:58:26 | ギター
mixiのプチ発表会です。
北山田地域センターでのプチ発表会は、自分で主催しているので、必ず参加となります。


今回の新たな試み?




演奏者の背面の扉を開けて、壁面を鏡にしてみました。
今までこの音楽室はデッドでギターが響かないスペースでしたが、そこそこ響いて良い感じに変りました。

とは言っても所詮は音楽室ですので、ホールの様な豊かな響きではありませんが、、、

ギターは最近練習でずっと使っている


山本さんの猫ギター
響きそこそこの音楽室でも、山本さんの猫ギターはすごく良く鳴っていました。
音が力強い!!!!

でもこのギターの性格は本格派のスパニッシュギターなので、しっかりと弾けていない曲ではまったく鳴ってくれない。
まだ弾けていない曲は、高音がスカスカの音しか出せません。

難しいなあ。。。

音が出てないと、また力んで体が硬直して、指が動かなくなるので、さらに音が出なくなる。
悪循環。

普通にギターが弾ける様になるには、まだまだ時間が掛かりそうです。
リラックスした状態で、常に指の動きをコントロール出来る様にする練習が必要です。


弾ける様になる感触はつかんでいる気がしています。
「伊澤さんの打撃イメージ奏法」は意外と効果がありますかねえ、、、
たぶん。

もうあと一息です。

頭の中に棲んでいる犬

2024-10-03 16:24:06 | ギター
ギターを弾くのに打撃姿のイメージってどうなの???

普通はギター弾いている人の姿をイメージしますよねえ、、、
例えばこの方の演奏中の体の状態とか


Carlos Seixas - Minuet Sonata K. 30 | Rebeca Oliveira


体の安定感、まったくぶれない軸、右手も左手も崩れないフォーム
そして常にリラックス状態で、いつでも弦を弾ける(押さえられる)状態。


あれ???
伊澤彩織さんのアクション中の状態に、とっても似ているって思ってしまうのは、私だけかなあ????

だったら、打撃姿で無く、この方のギター弾いている姿をイメージした方が良さそうですが、、、


でもそれではうまくいかないのです。
私の頭の中には犬がいるからです。

犬って何???
オカルト系の話し????
昔流行った人面犬かな?


いや、頭の中にいるのはパブロフの犬ですな。


25年間、ジストニアの症状を抱えながらギターを弾いて来たせいで、右手人さし指で弦を弾こうとした瞬間(中指でも薬指でも少し起きますが、、、)に、条件反射で体が硬直して指が動かなくなる。
特に首肩まわりと右手左手の筋肉に酷い硬直が走ります。
ジストニアの症状と違うのは、ジストニアの発作だと指を動かす筋肉が収縮して指が勝手に動いてしまう。
でも現在は動かなくなる症状です。

ギターを弾いている姿をイメージして弾くと、「条件反射の筋肉の硬直」は起こってしまいます。


なので、ギターとまったく関係無い伊澤彩織さんの打撃や発砲や防御等の戦闘シーンのアクションをイメージしながらギターを弾いて、条件反射が起こらない様な弾き方を脳みそに覚え込ませよう!!!って試みです。


今回の試みも3日目に入って、「条件反射の筋肉の硬直」はかなり減ってきている気はします。
でもギターが、さらに下手になっている気がするんですが、、、、

困ったもんですなあ。