過去最高にヤバい落札物かも知れません。
大きな段ボール箱が朝から到着!!
箱の中身は
普通の昔のギターケース。
重たいやつです。
ケースの蓋を開けると
お~~~!!!!
何か趣があるぞ。
説明分では、「黴・汚れが酷い」と書かれていましたが、キレイに磨かれています。
表面板に染みこんだ黴の跡??は仕方が無いですな。
見た目はそこそこ古風なギターです。
良い感じです。
表面板はそれなりに汚いけど気にしません。
ロゼッタも縁取りの装飾も凝っていますが、地味で良い風情です。
裏板はハカランダっぽいですね。
こちらの装飾も良い風情です。
ヘッドのコテコテの彫り物!!!
これぞヌニェスって感じです。
糸巻きはたぶんオリジナルかなあ?
ヘッドの形状と糸巻きのプレートがまったく合っていない!!
このあたりもさすがヌニェスです。
糸巻きはガタガタで動きも悪くなっていて、調弦するだけで筋肉痛になりそうです。
軸間が36mmなので、交換せずにこのまま使います。
ラベルです。
アンティガ・カサ・ヌニェスのモデル18
1967年製
シリアルNo.232は全てのギターの通し番号では無く、モデル18の通し番号です。
サインは1920年代から同じディエゴ・グラシアさん。
コリも良いです!!!
付属で
何やら小冊子が3冊。
スペイン語かなあ?
まったく読めない。
そのうちにね。
さて、ヌニェスのモデル18はダブルバック仕様のギターです。
良くある合板タイプなのか?太鼓張りなのか??
弦を張り替える時に、内部も撮影です。
裏板は太鼓張りですねえ。
湾曲された反ドーム型の裏板が内側に設置されています。
音を反射させて集中させるのが目的???
これ効果あるのかなあ?????????
表面板の力木は
ヤバイ!!
ファンブレーシングでは無い。
斜めに設置された力木
内部に正体不明の黒い木が3本組まれています。
ボディの補強???
よく分からん。
そして写真を見て気がつきました。
表面板が2重構造になっている!!!!
えっ???ダブルトップ?????
すっげーえええ。
60年代のニューコンセプトギターだあ。
肝心の音ですが、、、、
ギターは深い眠りに入っていますので、まだややボケた音です。
反応も鈍い。
そんな状態でも弾き心地はかなり良いです。
指先に触れる弦の感触が気持ち良いです。
高音の音色もソフトで悪い音ではありません。
低音もパワフルです。
全体的に音量はかなりあります。
まだまだギターは鳴っていない状態ですが、少し弾き込んで反応が良くなってくると、高音も音に芯が出て良い感じになる感触があります。
しかし、、、
60年代のニューコンセプトギターだったとは。
こんなヤバイ物とは知らずに落札してしまっています。
こんなのに当たったりするので、面白そうなギターが出てると、つい入札してしまうんですよねえ。。。。。