
アルカリ性の物質「炭酸ナトリウム」は、食品添加物のかんすいなどに良く用いられていますが、水に溶けにくい特徴があります。
炭酸ナトリウムの溶解度は、水温20℃では水100mlに対して29gしか溶解せず、温度が低くなる場合は、さらに溶かせる量が制約されます。
炭酸カリウムなど、炭酸ナトリウム以外の原料が混合された粉末かんすいは、炭酸ナトリウム単体よりも溶けやすくなります。そして(濃度の濃い、ボーメ30~35度)液体かんすいを作っても、溶け残りは出ないです。冬季に液体かんすいが、まれに(氷砂糖のように)結晶するのはたいていナトリウム成分によるもので、液体かんすいの冬季の保管は、なるべく気温の高くなる場所をお勧めしています。そして、かんすいメーカーは結晶が出にくくなるように配合を工夫しています。
一部のお店では、炭酸ナトリウム100%配合の粉末かんすいが販売されていますが、もし捏ね水に溶かして溶け残りが出る場合は、お湯に溶かすと綺麗に溶けると思います。
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