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産興商会のブログ

日常での出来事、その他

ビタミンB2とクチナシ色素

2016年09月21日 | 日記

 ビタミンB2はリボフラビンとも呼ばれ、栄養強化に使用されますが、焼菓子・中華麺などの着色料としても使用されます。

 B2の色は鮮やかなレモンイエローですが、光により退色しやすいのも特徴です。

 ひと昔前まで、ラーメンの着色には、クチナシ色素またはビタミンB2のいずれかが使用されていました。需要も全体の半分ずつぐらいだったと思います。ビタミンB2を使用した食品はスーパーの陳列ケースの蛍光灯の光によって段々と色がくすんでくるけれどクチナシより値段が安く、クチナシ色素はビタミンB2より価格は高く色の鮮やかさはB2より少し落ちるけれど退色がほとんどない、という位置付けでした。

 ある時点から、ビタミンB2の価格はクチナシよりも高くなり、ラーメンを製造されているところはほとんどクチナシ色素に変わってしまいました。現在のビタミンB2の需要は、麺よりもケーキ・ドーナツ類などの方が多いと思います。賞味期限を短く設定されている食品で、より色を鮮やかに見せたい場合には、リボフラビンが利用できるかと思います。リボフラビン色素は、ビタミンB2粉末の原体にデキストリンを混合し、水に分散しやすくしていますので、濃度調節もしやすく使いやすい商品です。

 

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