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産興商会のブログ

日常での出来事、その他

カスタードクリームの日持ち

2016年11月22日 | 日記

 卵黄・砂糖・牛乳などを煮詰めて作るカスタードクリームはお菓子のほかパン類にも使用されますが、賞味期限を延ばす、あるいは流通による温度変化に対応するのには、日持ち向上剤を使用します。

 洋菓子用の日持ち向上剤には、グリシンを主成分とした製品が良く使用されます。酢酸ナトリウムが主成分の日持ち向上剤はパンに使用され、酢酸ナトリウム・グリシン両方を混合した製品は蒸しパンに使用されたりします。

 グリシンには「焼け」の問題があります。加熱によって焦げ・変色しますので、カスタードクリームに添加される場合は、材料を加熱してカスタードが出来る直前あるいは出来上がってから日持ち向上剤を添加します。生クリームにも使用できますが、溶け残りがないよう良く混ぜ合わせる必要があります。

 クリームを使ったケーキの場合、クリームとケーキ生地の両方に日持向上剤を添加すると、より効果が高まります。日持ち向上剤の種類は1種類で大丈夫かと思います。材料ごとに違う種類のものを添加すると、入れ間違いなどの問題が起こりやすくなるため、使用する添加物の種類は少なく出来れば理想的です。

 

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