歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

[2013英国旅日記:7-1] Morning Grasmere

2015年05月01日 | 英国 -england-
2013年7月26日(木)


イギリスも7日目の朝。

いよいよ後半。




厳かで、静かなる朝。




朝飯前に、グラスミア(Grasmere)湖目指して、ダッシュ!




ひんやり。曇りのような、晴れのような。



いや、晴れそう!

良い景色に出逢えそうです。



昨日は半分ほどしか廻らなかったので、一周ぐるりと、散歩してみます。




「GRASMERE」って看板があって ベンチがあって、
スタート地点っぽいところ。


さて。

湖に接近できる場所は、あるかしらん?





早速、

美景に出逢えました。






青と白が交じり合う、静まり返った湖。


そして、

そこに ちょびっと張り出した、船着き場の小さい橋みたいな、あれ。





古そうな 桟橋(さんばし)。

良い味出してる。




湖畔の道を進んで行くと、





石垣を越えて、

森っぽいところに入っていけて、、、




苔むした岩や 古そうな樹にドキドキしつつ、






湖の方へ、どうやら近づける気配が、、、





来た・・・!





おおお、、、、




澄み切っております・・・。


ついにタッチ。

湖水地方の、湖水に!




感無量。





ふと、





顔を上げると、

向こうの やけになめらかな肌をした山のすそにある岸辺が、

なんか良さそう。

行ってみよう。




(リシマキア)



再び、しずかな湖畔の森の蔭から。




しっずかっな こっはんっの もっりのっかげっからっ♪




ふっふふんふ ふっふふんふ ふんふ、ふんふ、ふ~ん♪(歌詞忘却)




かこーー、 かこーー、 

かこっ かこっ かこーーー♪


・・いやあ~~、まじで癒されます。朝の森は。



ほんとに色んな鳥が、ピーピーチヨチヨ、色んな声で、まこと楽しげに歌っております。


あいにく鳥には明るくないので、何がどれだかサッパリ。

ですが、

『イギリスの森の鳥の鳴き声』なるCDがあったら、超絶欲しい。

あまりにも清清しくて、そんな気分になります。




コケ岩 ど~ん。

当然、




タッチ!

しっとり、もっふもふ・・・*

触った手のひらを くんくん嗅ぐ。

すると、

墨汁みたいな香りなのです。高貴な香気。お試しあれ。




再び近づいてきました、





みずうみ。

光ってる。





見えました。



さっきは‘向こう’に見えてた 畔(ほとり)。




・・・に行くためには、ここを越えていけ。という難関。


しかし、

ちゃんと、迂回路があります。

再び森へ反れてから、




橋を渡る。




橋を渡ると、




(そのまま山登りへ、どうぞ。)と誘惑する道が伸びているが、

ぐっとこらえて、





あのほとりへ。

ついに降り立ちました。







しずかな湖畔の。




さざなみの光。






カモが、





逃げる。





メドウスイート(Meadowsweet:西洋夏雪草)。

花は逃げない。




ワスレナグサ(勿忘草)。庭に使ったことがある花があると、‘再会’したみたいで、嬉しい。




しずかな湖畔の 波打ち際にて、しばしのんびり。
















のんびり終了。


再び散歩開始。



ヤナギランと、メドウスイート。


そして、



小屋と花と。

やば美景。





やば美景は続く。





やば美景は立て続く。


みずうみばかり見るのもさすがに飽きるので、

逆を見ると、



立派な木。

そして



放牧地。

そして、牛。


その境は、



簡単なネットを張った、ラフな柵を隔てるばかり。




ワレモコウ(吾亦紅)。

「わー、日本にあるのと一緒~*」っていう、ちょっとした喜び。




柵とアザミ。






羊たち。の、沈黙。







もぐもぐ

黙々、

とにかく、とにかく、食べ続けている。


こっそり近づく。




ハッ




羊を追う。




ハッ!と、

こっちに気づくと、まず、まっすぐ顔を向けてガン見。
そして、
しばし 静止。

そして、
お尻を向けて おもむろに遠ざかるのが、お決まりのパターン。




悠長。








あっちにも こっちにも 羊。




また ひつj、、と思ったら、鳥。ガチョウ、、じゃないよね?





湖水地方の石の家と。


なんか、

映画か 夢か おとぎ話のワンシーンみたい。








気になる木。


中身ぼっくりえぐられたような 虚(うろ)。



うろ。








苔むした古木。美樹(ビジュ)。←フランス語風


グラスミア湖畔。




「Walkers Welcome(散歩者 歓迎)」とある。


しっとりと潤った、美しい森。





おだやかなみずうみを、振り返る。






静かな さざ波。


別れがたい・・・が、

そろそろ宿に戻って、

朝食を急いで食べて、

急いでチェックアウトして、



先を急がねば。


なので、




さらば、グラスミア。









ハッ!





 >> 続く。 >>



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