歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

[2013英国旅日記:11-1] the Walled City ~壁に囲まれた町~

2015年08月05日 | 英国 -england-
2013年7月30日 〜11日目〜



ところで、出国は8月2日。
イギリス滞在の日程も、いよいよ残りわずかになってきました。

じわじわ、ロンドン方面へ近づいてことになります。

うろうろしつつ。



これから南へ下るとして、通り道でどこか、オリジナリティーのあるところは、、、と、
ガイドブックをめくっていて、気になった町。


・ローマ時代からある、歴史的な古都。
・城壁に囲まれた、中世の色をそのまま残す、城塞都市。
・特徴的な木組の建築が並ぶ、独特な町の景観。

とのこと。



何より、町の名前が直感的に気に入ったので、
行くことにしました。



CastletonのコージーなB&Bに別れを告げ。



到着。



地図。

城壁にすっぽり囲まれた町。



これがその城壁。

城壁は、歩いて廻れるようになっています。



ただし、それは後にするとして。


いざ、城塞の中へ。





壁の中は、
中世の雰囲気をそのまま残していると云う、旧市街。

一部の看板や店構えは現代風に改装されていますが、




ほんとに独特。

町の中心地:The Cross(クロス)。
城塞の四方にある城門から伸びるメイン通りが、十字(=クロス)に交差(=クロス)する中心点。

その‘クロス’から、通り沿いにずーっと列なる、商店街。



黒い木組と、白い漆喰壁。
特徴的な黒い紋様。

三角屋根の建物同士が、ぴったりくっ付き合っていて、

アーケードになっています。





色んなお店が。

そして、



なんと、2階も、つながっています。





これは、‘The Rows’(ザ・ロウズ)という、バルコニー回廊型の商店街。



天井の低い回廊。

ずーっと繋がっていて、



座れるところも。





通り沿いは、ずーっと回廊。
ところどころに階段があって、通りに下りられます。



デパートみたいなところ。
ヨーロピアン。



ここもアーケード。



明るいカフェ。
赤ちゃん含む老若男女で、賑わっています。

さて、

ところで ここはどこかというと、



Chester。

チェスター。という町です。



時計塔。



ここから城壁に登れます。





城壁と、旧市街内の家屋・建物の、近いこと。



もうすぐそこが窓だったり。



バックヤードも丸見えなところも。



ぐるり、巡っていけます。

外灯が点在してるので、いつかの段階で通電改修工事でもしたんだと思われますが、
どこをどうやったんだろう。

古い雰囲気がちゃんと健在。



少し色が淡く、ピンクがかった赤レンガが、良い味。




城門。

壁の外は、

大きな道路が走っていたり、



川も流れてます。







公園があります。





なんかの遺跡ですよね。

ふつうに座ったり触れたり、しっかり活用してます。


こんな風に、
ちょっと高い位置(そんなに高すぎない位置)から町を眺められるのって、良いですね。




白、黒、赤。




メンテナンスどうやってるのか気になる花。




古くて大ぶりな石と、

大ぶりな樹。

日本だったら、「通行の邪魔になるから!」とか「電線に引っかかるから!」とか、
「落ち葉がめんどくさいから!」って、無様に伐られること受け合い。
日本じゃ、樹は伐らなきゃいけないと思われている。

街路樹が、大きなまま、自然のかたちのままに、生かされている。ほんとに見習って欲しい。



城壁を下りて、

ふたたび旧市街。



雨に濡れた、古い石畳の、せまい道。

詩的。



良く見ると、何色も織り交ぜている石畳。

色合わせもハイセンス。





町の中心にある、大聖堂へ。





厳かな、物々しいゴシック調の、、、




ピンク色の石で出来た、大聖堂。




経年の黒ずみや色褪せのおかげでしょうか、

ピンクと呼ぶべき色調だけど、全くけばくなくて、
なんとも素敵な色・・・。




下も、ピンクの石。



いざ、中へ。




この大聖堂で、私は天使に出逢いました。





 >>続く。>>

最新の画像もっと見る

post a comment