歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

金の豚の住む町

2009年06月26日 | 徒然 -tzure-zure-
高円寺駅を南に出ると、

長~~く伸びる、とっても賑やかな一本道商店街があります。
「パル」と「ルック」。




アーケードのあるのが「パル」で
青空天井になるのが「ルック」。

今自分が住んでいるのは、ルックのそばです。





高円寺は、

正体不明の人々(老若男女)がいつでも入り乱れる、
けっこう風変わりな町です。

「お金は無いけど趣味のこだわりは深い」
というような人が集まっているような気がします。

他の町ではなかなかお目にかかれない、奇抜な色の髪の人とか、

奇抜な恰好のおばさんとかも、

パジャマのままのようなおじさんも、

ふつうに歩いています。

誰もが
それぞれの好き好きのちがいを
当たり前のものとして、

ふつうに歩いています。

そして、
みんな、

無理をしないで、それぞれの生活を楽しんでいる感じ がします。
眉間に皺が寄っていない 感じ。

なんとなく、見た感じ、ですが。





この商店街は、ヒトも、モノも、
とっても変なもの・面白いものが溢れています。




アジア系の民族雑貨・服屋さんがなぜか沢山あります。
そこがかつて、ngch的にグッと来るポイントでした。
初めてパル&ルックを訪れた時、一気に高円寺に惚れ落ちました。
住みたい!と想いました。


それが、
縁があって、ほんとに住むことになりました。




高円寺にまだ住んでいないときは、
行く道々のすべてが あふれる誘惑に キラキラのどろどろにまみれていて、

ムラムラと愉しすぎて、

「死んでしまふ。」と、蟻地獄にハマったかのように想えたけれど、



いざ住んでみると、

たちまち慣れてしまったのか

特に物欲に悶えることもなく、
ふつうに気にせず 歩くようになりました。



とはいえ
「そもそも、お金が無い。」っていうのは、多分デカいけど;


でも今は 確かに、
「とにかく、物をどんどん減らしたい。」というモードです。


まず 物欲から解き放たれると、
からだのアンテナの感受するものが、だいぶ変わる気がします。

自分が集めたモノたちは、自分のアイデンティティのあかしになっているようなところがあります。
だから、
いざそれらを殺ぎ落とし、捨て去るまでには、
作り上げて来た「自分」というものを一回破壊し尽くすようなもので、とっても苦しい道のりがあるけれど、


背負ってるものを下ろせば、
そのぶんとても楽になるので、


一件、落着。


落ち着くのです。


どんどん皮と脂肪を剥ぎ棄てて、
最後の最後に残るものこそが、

自分 という”もの”。





この町に生きていて 感じる空気には

気持ちを とても ゆるーくし過ぎる作用があるようで。


ゆったり 落ち着き過ぎて、
ついつい ぼけーっと 流れてしまうこともあります。


気づいたら、もう夕陽だ とかね。




そんな町とも、

そろそろ お別れ。





小さなバラのつぼみに 夕陽が当たって




もう すぐにでも 咲きそうです。



夏の夜の夢

2009年06月22日 | 徒然 -tzure-zure-
枕に のさっと 頭をもたれさせて、さあて、

眠ろう。





まず呼吸をふううと、睡眠用の深い方へ ととのえようと
したところに

それは 全くの不意打ちで、

ラベンダーの匂いが 鼻へ胸へ
なだれ込んで来た。


それは全くの、不意打ちで。

というのも、

昨夜までの寝床には、そのような馨は 漂流していなかったから。





どこから来るのかが、分からない。



夏の雨上がりなので 窓を開け放ちて居るから、もしかして、

外の何処からか、
迷い込んで来たのかもしれない、、、、、、、

、、、、、、、


、、と思い巡らし出すと、

”火の元”を確認しないでは、もはや、気になって、

眠れやしない。

しかし、
確認するにはちょっと、眠りに構えてすでに自重に沈んだ体の重みは

億劫すぎる。

しかし、
それでは、眠れやしないから、
無理強いて 背中を引き剥がし、



窓辺に立った。



、けれども、


網戸の 網の つまらないにおいと

その向こうの 雨のまだ乾き切らない 生ぬるい気配、

あとは、

目の前の夜の静けさに倣って沈黙を突き通している 常磐の樹の
深い緑の蔭の匂い、、、


それくらいだろうか。
少くとも、花びらを想わせるものは 一つも無い。




 ただ




空は 青の 一面。




空は 果てまでも一面に

神秘の幻を想わせる

陶製の青の一面に、 固まっている。



それは それは、

静かで、美しい。





 *


再び ベッドに戻り ふうと ひとつ

ため息をつくと


すでに忘れてしまっていた 例の

” ラベンダーの馨り ”



たちまち、勝手に、鼻に胸に、注ぎ込み、

甘く満ちてしまった。



甘く 満ちてしまった。






ああ、

どこだろう。。どこからだろう。。。。。

とても気になって、

とても心地好くて、


とても眠れやしない。





得体の知れない ラベンダーの
とぎれとぎれに寄せる幻の波の 甘さが

とても心地好く

酔いたくなっていて


努めて
大きく 深く、息を吸い込んでみる。
そうすると、

馨りの漂流の断片が また 窒素と酸素に紛れて 舞い込んで来る。


そしてまた、

とても心地好くて、

とてもじゃないが、眠ってられない。






空気を吸い込む。


かけらが舞い込む。


満たされる。


また 欲する。



その作業に意識を集中させてしまって、

気づいたら、

眠れやしない。



ラベンダーの香るせいで 眠れないのか。

眠れないせいで ラベンダーが香るのか。






果たして

どこから来るのだろう。

やさしくて 心地好い。

もっともっと欲しい。

途切れること無く、圧し寄せて欲しい。


ラベンダーの香りの海というのがあるなら
その海に呑まれてとっぷり溺れてみるのも
善いかもしれない。きっとその海は、
夏の或る曙に その瞬間だけに起こるあの、
奇跡的な、
紅桃色のような ムラサキ色のような
あの色の、
とっぷりと融けた、甘そうな
あの色の、
海なんだろうな。。。




、と いうふうにして、

外の空は 白けてしまった。







雨を落として仕舞いたいんだか

落とさずに堪えて居たいんだか



全く どっちつかずの、

煮え切らない、

意思のぼやけた、

一辺倒に ある意味梅雨らしい、

白々しい湿気を 手ぬるく曵きずったままの、

手ぬるい 朝。






チュンチュンと カアカアと 

目覚め鳥が早々 啼き始めた。


それでも


そろそろ眠っとこうかな

なんて まだ思ってみたりするのだが




要するに、



夜は 明けてしまったのである。






ラベンダーの香るせいで 眠れなかったのか

眠れなかったせいで ラベンダーが香るのか






          六月二十二日





白神こだま酵母パン

2009年06月20日 | 仕事 -work-

金曜の夜、高円寺の仕事場にて

美味しいトークセッションが行われました。



ここ
高円寺プラットフォーム・ワークショップ」は

高円寺駅から、阿佐ヶ谷駅の方へ、
高架下にのびる商店街:「高円寺ストリート」。ほとんど飲み屋の連なるストリートです。
その端っこ:「7番街」に、あります。

セミナーや勉強会、ワークショップなど、
色々にご利用頂けるオープンスペースになっております。

まだ出来立て・オープンしたばかりです。




この6月は、オープンを記念した「起業家トークセッション」を開催してきました。
この日も、その一環。


この日行われた講演のパネリストは、

白神こだま酵母パン の「 サラ秋田白神」」社長、大塚せつ子さん。

対する聞き役は、まちづくりプランニングの会社:Anchor(アンカー)の山岸代表。(=マイ・ボス。)




「白神こだま酵母」とは、

世界自然遺産:白神山地の腐葉土から発見された、
パン発酵にとても適した酵母 なんだそうです。


そして、この酵母を使ったパンを買えるお店が、

PETER RABBIT BAKERY

高円寺のあたりだと、吉祥寺駅の駅ビル:ロンロン内のお店が最寄。



この天然酵母のみならず、

北海道産小麦・天然塩・国産キビ砂糖 などなど、、、厳選された素材使用。

天板や食型にも油脂を使わない。(そのため、3ヶ月くらい冷凍保存しても味が落ちないとのこと)

など、

とてもこだわりの強いパンづくりをしているのです。



と言う 熱いお話を聴いたとなると

そのあとの懇親会では、”まちがいなく” みなさん、
実物を食べたくてしょうがなくなることでしょう。。。



ということで、

もちろん ご用意致しました!




「白神」と名付けられたソフトフランスパンや、

はちみつパン、かぼちゃパン、

ショコラブレッド、五穀ブレッド、、

もちもちチーズ、レーズンパン、くるみパン、

オレンジブレッド、、などなど。

色んな種類があるので、それをほぼ全種類食べちゃおうという、贅沢なテーブルにしました。




「どう並べたら、美しく 美味しく 盛り沢山に見えるかしらん」と

花壇に花を植えるのと同じ気持ちで、

テーブルのディレクション・準備に 勤しみました。


結果的に トークそっちのけ;








おいしそう?






ええ、申し訳ありませんが、美味しかったです*



どれも やわらかくて しっとり。


そして、シンプルな やさしい味でした。

色んなディップやジャムなどにも合わせやすそう。




パン教室もやっていらっしゃる 大塚せつ子社長を囲んで、懇親会。

「白神こだま酵母パン」への 熱い想いを傾聴しながら

お客さまとスタッフ一同、みんなでパンを頂きました。



秋田は、個人的にも深くご縁のあるところ。これも何かのご縁ですね。


たらふく。ごちそうさまでした。





たらふく頂いておきつつ
少し余ったものを、頂いて帰りました。


「もちもち ふっくら」っぷりが
効を奏してしまったか、



はっと気づくと
太猫ちゃんが まくらにして Z Z Z 。。。


*


<今回のリンクまとめ>

高円寺プラットフォームワークショップ:http://koenji.platform.ne.jp/

                   オープン記念の「起業家トークセッション」については、こちらをご覧下さい。
                   

白神こだま酵母パン/サラ秋田白神 :http://www.sala1.jp/

                  「SALAパン教室」や大塚社長のブログもこちら↑から

PETER RABBIT BAKERY:http://prbakery.jp/

            ロンロン店の店員さん、とても素敵な方でした。
            詰め忘れたパンを、わざわざ届けに来てくれたのです。交わした会話の端々だけをヒントに、
            場所を突き止めて。素晴らし。
            

            あとは、多摩センターにあるようです。




六月の紫式部

2009年06月19日 | 徒然 -tzure-zure-
モクレンやら、ウメやら、サクラやら、、その他もろもろ、

木立のすべてが花びらで満開に彩られる 特別華やかな季節は
さっぱり終わり、


新緑の わくわくする じわじわ胸が膨れ上がる感じも 
すっかり落ち着き、


いつしか
緑色は濃く強く みるみる深まって、

あたりの風景は もう、
「元からそうでしたが、何か。」かのような顔をしています。

そんな六月。




たった数ヶ月前までは たしか、枯れ木の枝が とげとげしく、
薄い青空も どこかしら遠く、

うら寂しい冬が 重く広がっていたのに。


六月も半ば。今や、
あたかも元々 こういう風景だったかのような、
そんな錯覚をしてしまう。


そんな、
六月。


もう、
あの春の 芽吹き始めの、堪えに堪えて堪えた末の、

 ほっ 

と、まあるいため息が落ちるあの やわらかい、やさしい恍惚感は、
すっかり忘れてしまったかのよう。


そんな、六月、半ば過ぎ。



濃い濃い濃い緑色にすっぽり覆われて、

もうこの時季、花なんか何処にも無いんじゃないかと
思い込まさせられるけれど、


錯覚です。

ちゃんと、
小さく咲いているのです。


とても小さく、細やかに、お上品に。





 ムラサキシキブ(紫式部)

   別名:Japanese Beauty Berry
   クマツヅラ科ムラサキシキブ属 落葉低木
   Callicarpa japonica

英名に「Japanese Beauty」と入っているあたり、
ついつい、とても誇らしげになれます。
「Beauty-」がかかっているのは「Berry」つまり「実」で、
この花のことを褒めてるんでは、ないんだけど。

秋に成る実は、確かにムラサキで、美しい。

でも、
この花の、
とても小さくて控えめで目立たない感じが、
日本の文化の、古き良き美とされるものを、どこか象徴しているかのようで。




とてもちっちゃいのだけど、香りはするかしらん。
と 鼻を思いっきり突っ込んだら、

なんとまあ、

上品な、涼しげな優しい香りの、ほのかにすることよ!


クチナシのようにあたりじゅうに馨りをまき散らすわけでもなく、
よっぽど近づかないと分からない、

奥ゆかしさったら。



そういえば、紫式部の香りは、初めて知りました。
名前も雅びやかなら、花の佇まいも、香りも、雅びやか。

よく出来た話ですね。



この、
小さくて、ほのかに、ひっそりと秘められた香りに出逢えたという、

小さくてほのかな、ひっそりとした感動を、
クチナシ並みの勢いで ものすごくふりまいて、分ち合いたい!


と一瞬 思ったのだけど、


小さくてほのかな、ひっそりと秘められた香りは、

小さく ほのかに、ひっそりと秘めておくのが、
「いとをかし」かも。

と思ったりもして、



小さく、ほのかに、ひっそりと、
みやびやかなる奥ゆかしさを、噛み締めたのでした。



もしあなたも この「紫式部」に出逢ったら、
鼻を思いっきり突っ込んでみて下さい。その行動は、傍目には ミヤビやかじゃないけど。

時は梅雨草

2009年06月17日 | 徒然 -tzure-zure-
梅雨、入りました。


しとしと ぴっちゃん。

じゃなく 

どかどか ドッカン、 ザバダバダ!


ドキドキ胸が震えるほどの劇しいカミナリと、どしゃぶりの雨と。




 トキワツユクサ (常磐露草)

  Tradescantia fluminensis
  ツユクサ科ムラサキツユクサ属 多年草

  「ツユクサ」は青。こちらは南米からの帰化植物。
  やや湿っている日陰に生えます。どんどん這い広がるので、グラウンドカバーにしたりします。




暗闇に どかどか どっかん!

そしてあっという間に サラッと晴れて

カーッとまぶしい 朝を迎えました。



気持ちは もう、梅雨の向こう。

劇しい夏が もう、近づいて来ました。



森だくさんの交響楽団

2009年06月14日 | 遊興 -pleasure-
土曜日。

「森」を通じて知り合った素敵な人たちと たくさん再会しました。
(おかげで、もりもり盛り沢山のブログです;)




お昼には、小伝馬町の古民家カフェ、カフェ紅(もみ)さんへ。
「紅」は、”べに” じゃなくて、”もみ” 。



紅葉(もみじ)の ”もみ” 。
中庭に、モミジの木が一本立っているのです。




つい先日まで このカフェで働いていた ”お茶マスター”マキさんも、
森を通じて知り合いました。

一緒にお昼を楽しんだリサとはるさんの二人も、秋田の森に遊びに来てくれた友達。




マキさんのおすすめにしたがい、「めんたいこドリア」ランチセットを頂きました。



「とろける」というその現象だけで、人をすこぶる幸福いっぱいにする、チーズ。
そして明太子に、シソが効いてて、すんごい美味しかったです。
セットの付け合わせの「生ゆば」が、こりゃまた、もう、、。ものが言えない。


3人で、千日紅(センニチコウ)のお茶と、ハマナスの紅茶と、菊花烏龍茶を頂きました。
お花の漂っているお茶は、目にも楽しい。



ハマナスは、バラ科の花。だからか、ローズヒップのような、甘酸っぱい味でした。

菊花烏龍茶は、カモミールのような味で、スッキリと気持ちの落ち着く味でした。
自分は一番これが、「ハッ!」としました。



千日紅のお茶は、自分が選んだのですが、菊花烏龍茶の圧倒的なインパクトによって
味を忘れてしまいました。。。




細部の古い建具は、いちいちときめいてしまって、
キョロキョロと這い回りたくなります。

センスの冴えたランプシェード(紙行灯)やコースターは、
ここで働いている切り絵作家:うヴェやさんの作品。

穏やかな暮しをしている親しいオトナの友人の素敵な別荘に休暇に遊びに来た かのような、
ゆるゆると とろけるような、居心地の良さ。要するに、「東京とは思えない」系。


カフェ紅さん。素敵です。


休日は閑散とするオフィス街のただ中
しかも路地裏に こっそり隠れたようにあるのに、
12時開店するなり、瞬間満員!

きめ細やかに、丹精に、手間がかけられて出来ている 素敵な場所。
そういうところにはやはり、自然と人が集まってくるものなのでしょう。



今回はソファ席に座ったので、今度は、中庭のモミジを眺めながら、涼しい窓辺で、
のんびりしてみたいです。






リサとはるさんと連れ立って、
「小石川植物園」に行きました。



これまた “東京とは思えない”、「山」みたいな「森」みたいな場所。




植物の品種も とても充実していて、広さもたぶんちょうど良いサイズ。
一番大好きな植物園です。自分は結構、通っています。




ここも、「場の力」なのか、なにげに人が けっこう入っていました。
庭園としては、近くの「後楽園」とかに比べたらまだまだ穴場だと思うのですが、
知る人は知っている。
なにしろ、樹種が豊富。



だから、だいたいいつ来ても「見るもの」がある。



香るものがある。








チケットは、お向かいのタバコ屋さんで買うことになっているあたりが
謎のシステムです。




附属の博物館にもはいりました。元医学校の校舎をリノベーション(改装)した洋館風の建築です。
無料でした。

こちらは、外とは逆に、展示物にキャプション(説明書き)が全く付いてないと云う、
謎のストイックさ。

おそらく「マニア的には垂涎モノ」的な、すごい発明品とかだったりするのであろう的なものが、



無言で鎮座しています。




昼下がり。

みんな まったりしていました。

我々もまた まったりしました。






吉祥寺での夕方の待ち合わせ時間に ゆとりがあったので、
一個先の三鷹に降り立ち、
ジブリ美術館」まで歩いてみることにしました。

リアルタイムで、ちょうど適切なお年頃で ジブリを追っかけて来た世代としては、
どんな海外の異国よりも、絶対に行っておかねばならない 聖地!!
なのに、
チケットの買い方が普通とちょっと違うから、
「お噂ばかりはかねがね、でもまだ入れていない。」という、
いわくありの素敵美術館。

リサもはるさんも、もちろんngchも、未だ「外の民」です。


中には入れないけど、


トトロには会えます。

建物のすぐ外側は開放されてて、立ち入ることが出来ました。
植物が色々、びっしり包んでいます。楽しげです。


外から眺めるばかり。
屋上庭園に佇んでいるラピュタのロボット兵の頭、、そこへの螺旋階段を登ってゆく「勝ち組」の人々。。




ただ、ながめるばかり。

いつものように、また悔しい想いをひきずりながら、
「今度こそ、勝ち組に。」と強く誓い、




すごすごと立ち去るのでした。。

願わくば、今年中に!




吉祥寺へ。

曼荼羅というライブハウスに向かいます。

やはり「森」でつながった 壱零baseさんの主催する
ライブイベントに、行きました。

そして
そこにわらわらと集まった、森つながりの素敵な人々。


そもそも 森つながりの友人:キキとの
「今度どこかで、お食事でもしたいね。」という小さな話が、
この日の、奇遇なライブでの ”同窓会” になったのでした。


きゃんどるひゅう」さんという方の作った手作りキャンドルの灯に
煌煌と包まれる、地下のライブ小屋。



キャンドル、大好きです。キャンドルは、心の静けさを深めます。瞑想的なのです。

ああ、お金があったら買い占めちゃうのに。





ヴィデオテープと音楽をミックスしてDJするVIDEOTAPE MUSICというアーティストさんから始まり、

「ハンマーダルシマー」という、珍しい楽器を奏でる、壱零baseさん。
ピアノの前身、だったかな。ふしぎな楽器です。
国籍の無い民族性というか、自由な風のような、水のような、そんな感じに響きます。





曼荼羅特製、本気手作り「曼荼羅カレー」(800円)をもぐもぐ食べながら。

甘みがあるので、「何のフルーツを使ってるんですか?」って訊いたら
「使ってません」ですって。
玉ねぎを、丹念に丹念に、甘くなるまで炒め詰めたんですって。


ライブの締めは、「ううじん」さん。

ギター弾き語り。とてもシンプル。




なんていうのかな。

とにかくとてつもなく穏やかで あたたかで やわらかくて、さらりとしてて、丁寧で、

しなやかで、ゆるくもしっかりもしていて、

「自然」なのです。で、ずっと微笑んでいるの。


するするっと勝手に癒されて、無意識のうちにゆるい微笑みがあふれてしまうような。



ううじんさんって、
前々から ことあるごとに「良い!」って、周りから(しかもあっちこっちから)
お噂はかねがねの方で、とても気になっていました。それが、
森のつながりから さらに伸びてつながって
このタイミングでついに生で歌が聴ける!となったのも、なんかご縁を感じます。

歌声、音色、表情、灯火、空間、時間、
すべてが、ぴったりとはまっていて
しっとりと、心に沁み入りました。


ううじんさん、言われてた通りに、とても良いです!おすすめです。
(HPの音のへやで少しだけ歌が聴けます。)


これ全部歌ってくれたなあ。
あと、大好きな原田郁子さん(from クラムボン)の、これまた大好きなアルバム『ケモノと魔法』に入ってる
「もうすぐ夜があける」って曲を、やってくれたのが、びっくりな、でもああ納得という、嬉しい鳥肌の立つ瞬間でした。





ううじんさんが、

「みんな 音を奏でている」
って言っていました。

ヒトはそれぞれ、産まれたときから、あるいはそれよりも前から、決まった音を
からだの中に響かせていて、
こういうライブの場では、みんなの音がいっぱいに集まって、
響き合って、
「うわあああ!!」って、すごいことになる って、

っていう
わかりにくい ヘンテコスピリチュアルな話みたいに無理矢理まとめちゃったけれど

ヒトが集まると、
その場に、ものすごいシンフォニーが産まれる、ってことでしょう。

グッドヴァイヴと言われたり。グルーヴと言われたり。ケミストリーと言ってみたり。

それぞれの発する音が うまくハーモニーになると、とても美しくふくらむし、
逆に「不協和音」となってしまうこともあるし。



ひとりひとりが「音」である。 と例えるのは、
そうだなあ。と
ううじんさんに言われると、すんなり腑に落ちるのでした。


ひとの集まりは、音楽会。

一期一会の、その瞬間だけに誕生する交響楽団の、演奏会。




そして、ライブが終わるや。
タガが外れたように わーっと集まって わーっとしゃべり出す、森の私たち。
店が締めようとしている流れの中も、止めどなくずるずると、楽しく居座ってしまったのでした。


もりもり、
森森、盛り沢山なホリデイでした。



ただ、
森でつながった人は、もっともっと沢山居て、
ほんとはもっと、できるなら、いっぺんにたくさん 会いたい。

だけど、
ちょっとずつしかできない。

ちょっとずつで、
こんな「同窓会」みたいな集いを重ねていけたらいいなと思います。

そうして、
こんな集まりは、また新しいつながりを きっと産むから、
もはや ”ただ懐かしみ合う”というだけの「同窓会」というものではなくなって、
とにかく
楽しい、新しい、一期一会の連なりの、集まり、、(何と言えばいいのだろう。)


この愛おしい“楽団”の グルーヴを
どんどんふくらませて
そして大事に、あたためて行きたいと 想うのです。


みんな
それぞれに どんどん変わってゆくけれど
それぞれに ぐんぐんのびて もりもりふくらんで

いつか(出来れば、ちょくちょく)会える時には
また
いつもと変わらないトーンで、笑い合えますよう。


何かの縁でつながれて産まれた この可笑しな楽団の、この音楽は、とても心地好いから、


どうか
この音楽をまた 奏でられますように。







今回出て来た森森もり沢山のリンクたちを どどっとまとめ>

カフェ紅(もみ):http://www.momicafe.com/
うヴェや:http://www.uveya.jp/

小石川植物園:http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/
ジブリ美術館:http://www.ghibli-museum.jp/

吉祥寺 曼荼羅:http://www.mandala.gr.jp/man1.html

壱零base:http://ju-be-s.hippy.jp/
きゃんどるひゅう:http://ameblo.jp/candlehue/
VIDEOTAPE MUSIC:http://www.geocities.jp/a27m130/vtm.html
ううじん:http://www.uujin.com/

and
集った森のつながりの人々 ちらり

アトリエキキ(木のボタン作家):http://www.atelier-kiki.org/
ポーランロン(陶の小もの作家):http://pilkrona.blogspot.com/
ナミコユタ(うたうたい):http://utashizu.cocolog-nifty.com/blog/
      http://www.myspace.com/namicoyuta
Eri Saiさん(韓国料理教室):http://patora310.exblog.jp/
ナチュランド(健康ケーキ屋)のささふみさん:http://www.natuland.jp/



ブーゲンビリアと光と影と

2009年06月12日 | 徒然 -tzure-zure-
ほんとに梅雨入りしたのかと疑わしい、晴れ晴れとした陽気でした。




「なんてことない そこらへん」の風景さえ
光と影の彫刻によって、美しく見えたり。




久しぶりに ちゃんと早起きして、

シャワーして、
犬と猫に オハヨウと(心の中で)言ってみたり、
庭を ちょちょっと掃除してみたり、
ゴミ出しをしてみたり
して、

早めに家を出て、

高円寺のカフェ(チョコクロ)で、朝食を摂ってみました。

そして

トレイに載っけたチョコクロを いきなり落っことす。


そんな 一日の始まり。





カフェの二階席から見える アスファルトの道。

アーケードを突っ切って、電線にもみくちゃに絡まれながら、
ずーーーっと向こうまで伸びてゆく アスファルトの道が、

初夏の朝の 涼しい光に照らされて

真っ白に光っていた。


こんな光りの道の上では

誰も 何も
哀しい事件を起こすようなことは 無いはず。。


そう想えてしまうような。





バイト先への道すがら。




ブーゲンビリアに出逢いました。




夏に行っても

冬に行っても

沖縄のブーゲンビリアは この色をたたえたまま、出迎えてくれます。

夏も冬も、
年中枯れない花なんて、どういうことか。


って

種を明かすと、
この綺麗なピンクは、花びらじゃなくて、葉っぱなのです。(包葉と云います)

ほんとの花は、
この鮮やかな葉っぱの中に 小さくぽつんとある、白い 点。


でも、そんなこと関係なく、

ブーゲンビリアの 紅色や桃色や紫色や、あるいは白の、

南の光と熱に塗られた 強くて熱い色が

暴れんばかりに たわわに「花」咲き あふれ返るさまは、


その土地に今も連なって生き続ける歴史の
光と闇の
表と裏の
厚みと重みに 重なって


喜びの絶頂と 哀しみのどん底の

あっち側とこっち側の感情を 大きく揺さぶって、

脳髄の芯の、何かを ぐんと 突き動かして、

ひ弱な胸を キュンと、刺すのです。




 ブーゲンビリア (イカダカズラ)

  英名:Bougainvillea
  オシロイバナ科ブーゲンビリア属
  Bougainvillea spp.



沖縄という南の島に宿る、特別な、何かが

根を伝って

葉や花から じんわりと滲み出ているような気がします。


たとえば こういう

ブーゲンビリアの、花と見紛ってしかるべき 鮮やかな色とか。


紅色、桃色、紫、白と、

そういえば(なぜだか)似たような色の取り合わせなのに、
「ツツジ」とは違う、
何かが、あります。

この「何か」、、あとひとつ 手の届かない儚い感じが、

人を“虜”にさせる 鍵なのでしょうか。



、、ああ、いけない!

まちがって 沖縄に行きたくなってしまう!

危ない危ない。

今は、足もと。足もと固め。




足もとを見れば、

ドクダミだって、咲いている。




 ドクダミ (蕺草/毒矯)

  別名:魚腥草(ギョセイソウ)/地獄蕎麦(ジゴクソバ)←ひどくない?  
  ドクダミ科ドクダミ属
  Houttuynia cordata



ドクダミだって、

この白い花びらっぽいのが、実は花じゃなかったりする。(ちなみに「苞」(ほう)と言います。)

名前の雰囲気がイメージ悪くしてると思われるけど、

毒があるんじゃなくて、
毒を矯(た)める(=治す)、薬草だったりする。





光に憧れるばかりじゃなく
遠い空を振り仰ぐばかりじゃなく

すぐ足もと。足もとを、しっかり見据えつつ。
すぐ足もとの、自分の影を ちゃんと踏んでいることを、確かめながら。





金糸梅とエビスさま

2009年06月11日 | 徒然 -tzure-zure-
朝 リビングに下りてみると、

テーブルに 花が一つ 挿してありました。





「あ、美容柳(ビヨウヤナギ)だ」


思ったのですが。

調べたら、
どうも違うっぽい。



とても似ている

「金糸梅」(キンシバイ)のようです。


しかも、どうも、
園芸品種のようで

「大輪金糸梅(ヒペリカム・ヒドコート)」
のよう。

いや、
もしかしたら
「ヒペリカム・モゼリアナム」かもしれない。


、、、、

、、たぶん、どっちか。




今 出て来た名前の花、いずれも みんな、

 「オトギリソウ科オトギリソウ属」

で、

 「Hypericum(ヒペリカム)」

なのです。


美容柳(ビヨウヤナギ)     =Hypericum monogynum
金糸梅(キンシバイ)      =Hypericum patulum
大輪金糸梅(タイリンキンシバイ)=Hypericum patulum cv. Hidcote
そして
ヒペリカム・モゼリアナム    =Hypericum moserianum

あと
西洋金糸梅(姫金糸梅)というのもあって、それももちろん

                =Hypericum calycinum



、、ということで、
 
もう、どれでもいいや。って気に、なってくる。


はい。ヒペリカムです。
多分、モゼリアナムです。

わけわからん。


* *


今日、五時頃。仕事場で、
窓辺にふっと寄ったら、
外を、
絶対に見たことある人が、すーっと歩いて行く。


「エビス様」でした。

慌てて
「あーー!エビスさまーー!」って、
窓を開けて叫んだら、

向こうも
「あーー!」

やっぱり、エビスさまでした。




以前の職場=森の、お客さまでした。

鎌倉の「Cafe Life Force」という、オーガニックなカフェで働きながら、
「エビス」という名のトリオのバンドで ピアノも弾いていらして、

森でライブをしたり、レコーディングもしたり
色々沢山、ご利用下さっていたのでした。

エビスさまのホームページ>> http://www.yes-ebisu.com/



「エビスさまー!」と呼んでしまったのは、
森の番人のときの くせです。
お客さまは、「~様」呼ばわり(呼ばわり?)だったのです。


ああ、懐かしい と 
少しおしゃべりをしました。


ご友人が、高円寺のカフェで働いているので、遊びに。ということでした。
(また、高円寺には友人が3人住んでいるので、ご縁がある、とのこと。)


そのカフェがまた、

自分が高円寺で 一番懇意にしている
dogberry」というカフェだったので、
偶然に、ビックリ。

趣味嗜好が合う感じは、自ずと惹かれてゆくものなのでしょうか。





去る冬、
エビスさまは、森で何度もレコーディングを重ねていらしたので、
「あのときのCD、出来たんですか?」と訊いたら、

残念ながらCD制作は、延期になってしまったんです、って。

でも、あのとき沢山演奏して練習になったので、
その後良いライブが出来ました。と、

ライブ録音のCDをくれました。




あのとき森で 何度も何度も演奏していた曲が、いっぱい入っていました。


HPによると、近々 逗子でライブをやるみたい。
行きたいなあ。連絡先を交換しそびれてしまったし。。



それにしても、

森を離れるやいなや、
やたらと海に ご縁があります。

昨日も、沼津の海へ行ったところでした。





なにかの反動か。





紫陽花と傘

2009年06月10日 | 徒然 -tzure-zure-
まず先走り気味に
花屋さんの店先に、“出来上がり状態”のものが並ぶ。

新緑が勢い勇猛に湧き出した候。
「あれ、もうそんな季節かな、まだ早くないかな」と 想ったりする。

そしたら
いつの間にか町中にも、
当たり前のように 咲き出していた。


無意識に見馴れてしまったのか
何となく 気にもならなくなってしまって、居たみたい
なのだけど


そろそろ此処も「梅雨近し」と、世間が云う。


空の色と 湿度が
確かに少し なま蒼白く、うら暗く、重たくなって

気配ばかりは 着々と 雨の支度を整えてきた。



うつむきたくなるような
重たい色。



代わりに

紫陽花の涼しげな顔立ちが

明るい幽霊みたいに 浮かび上がって見えて来た。




 紫陽花(アジサイ)

  英名:Hydrangea
  ユキノシタ科アジサイ属  落葉低木
  Hydrangea macrophylla form. macrophylla




この色は、
そのまま 梅雨の雨色を想わせる。その色の存在は 既に 梅雨という季節と同調している。



あの雨はまだ、此処には やって来ていない。
今日も、彼らはまだ 濡れていない。

まだ濡れていないのに 既に濡れた色をして居る。





特に 目立った香りはしないのだけれど

雨にそぼ濡れると

その色合いのせいか すがたは少しぶれて見え
とりまく空気ごと儚く霞んでいるように 錯覚させる。

なんとも幽玄な香が
煙たいまでに匂い立って来るようにも、感じる。


それも全部、冥界じみた錯覚。



雨の花の季節は、
見えないものが 浮かび上がって来る。




 額紫陽花 (ガクアジサイ)

  Hydrangea macrophylla form. normalis






今年は 白い和傘を買った。



 和傘 (わがさ)

  英名:Umbrella
  雨の降る 京都・大原で買った。もうそれだけで、雅やかな気持ち。
  でも実は飛騨高山製。
  

和傘は
雨に濡れても(もちろん)全然問題ないが
貫通系の衝撃なんかには、すごく弱い。

乱暴に扱えない。
だから、すごく気をつける。
通りすがる人(の傘の爪とか)にも、すごーく気をつける。


濡れた後に、ちゃんと開いて干さなきゃいけない。
大事にすれば、それだけ永く使える。

コンビニで500円で買えるものじゃない。
だから、すごく丁寧に、親身に付き合うことになる。
だから、情が湧く。


だから、
うつむいて歩いてなんて 居られず
意識は 鋭敏に外に放たれて

自ずと
背筋がシャンとする。



雨が降ると、
今日はあれを使えるな と想う。そうすると、
気持ちが シュッと 真っ直ぐに伸び、

澄む。



今年は、雨が待ち遠しい。







勿忘森 -wasurena mori-

2009年06月09日 | 旅録 -travelogue-
を去ってから、ひと月。

最後に見た 森の風景を。




 5月17日。風。




 玄関への道しるべ




 杉の苗床(なえどこ)をぬける道







 苗代(なわしろ)

 田んぼに水を張った状態。







 菜ノ花 (ナノハナ/別名:アブラナ、ナバナ)

  英名:Rapeseed, Chinese colza
  アブラナ科アブラナ属
  Brassica rapa var.amplexicaulis
 



 ナノハナ・スクエア

  昨秋のngchによる力作
  満開。感無量。

   


  感無量。




 上溝桜 (ウワミズザクラ)

  別名:ハハカ、杏仁子 あんにんご
  バラ科サクラ属(or ウワミズザクラ属)
  Prunus grayana/Padus grayana 

  とても甘い爽やかな香りをふりまく。







 中ノ花畑 (なかのはなばたけ)・イエローガーデン

 昨秋のngchによる 血迷い作。






 池 (いけ)








 池から望む ライブ小屋「くら」&「かわや」
 









 森へ続く道












 ふたごのテラス/奥の花畑・上段

 青と赤と白と紫の花が咲く、花畑。




 奥の花畑・下段

 黄色の花が咲く、花畑。






 「チーム71」男組 隊長:カンナリさん

 6月6日に行われる「ハナモモ植樹」のため、
 苗500本分の穴を、ひとりで掘っていた。





 ヤマツツジ

  ツツジ科ツツジ属
  Rhododendron kaempferi
  池のほとりに ひとつ







 森へ続く道、ふたたび。




 森の地図

  ngchの力作。
  ただし、これをチラッと見ただけで森を迷わず周遊できるかというと、それは大変疑わしいという事実。




 森のテラス。










 森から帰る道。






 谷のテラス。

 ホタルのテラス。
 古い棚田の谷。
 日の没する谷。

 色々名前がある。





 見事に ナノハナ畑
 昨年は チューリップ畑




 ナノハナ畑に
 生き残っていた種から咲いた 




  勿忘草 (ワスレナグサ)

   英名:Forget Me Not
   ムラサキ科ワスレナグサ属
   Myosotis scorpioides







 風が水面をくすぐる


 ナノハナと ウワミズザクラの匂いが
 満ちて
 やわらかく まじり合っていた

 




 帰り道の 影は長い




 


 パリジェンヌからもらった ウサギのチョコレート
 食べられずに生き延びて、二歳を越えた
















  桐 (キリ)

  英名:Empress Tree, Princess Tree, Foxglove Tree
  ノウゼンカズラ科(orゴマノハグサ科)キリ属
  Paulownia tomentosa
 

  爽やかな、でも甘い、やさしい香りがする。





  米内沢駅 (よないざわ えき)









口無しの花言葉

2009年06月07日 | 徒然 -tzure-zure-
まだ陽の残る、涼しい風の、夕方。

自転車こいで、友人のお宅へ。



あまりに心地好いせいか、自転車も のろのろ、まったりモードに。



そして、


道に迷いました。





元々、とても方向音痴です。

得意技は、「最初っから、いきなり真逆に突き進むこと」です。
自信満々で、真逆に行きます。

杉並区の住宅ひしめく、細い道の入り組んだ、難解な街の中
一度通りすがっただけだったので、まったく道を覚えていなかったせいでもあり、

にもかかわらず、
道を知ってる同行の友人と まんまとはぐれてるのに ぐんぐん 進んでしまったせいでもある。


あれーどうしたもんかなー と思いつつ(この時点ではまだ心地好さをひきずってて、全然焦ってない)、

これまた、悪い”得意技”なのですが、

「絶対に元来た道を引き返さず、果敢に知らない道に挑戦していってしまう」性分で、

ぐんぐん、適当に進んでしまうのでした。



人を待たせている場合は、大変に良くない癖です。
たっぷり寝た日曜の夕方ということで、ちょっと頭がフワフワしたまんまだったのでしょうか。





と、


あるところで 急に

、、ホワッ

と、
とても甘い香りに ぐいっ!と、引っ張られました。



思わず立ち止まって(引き止められて)、
数歩 引き返し。



この時季に、こんな強い良い香りを放つのは、もしや、、、


その香の出所を認めたら、
やっぱり、そうでした。




”山梔子”です。

   クチナシ (山梔子:さんしし)

   英名:Common Gardenia
   アカネ科クチナシ属 常緑低木
   Gardenia jasminoides 
 
   (*"jasminoides"は、「ジャスミンのような」っていう意味。)



しかも。
偶然なのか、その路をはさんで



種類のちがうクチナシ(大八重クチナシ)が、向かい合っていて、
お互いの甘い馨りを 向き合わせているのでした。

どうりで、強く引っ張られたわけでね。




バラみたいな八重咲きのほうのが植えられているのは、区民センターみたいなところで、
「地域の避難案内地図」みたいな看板が。

なんて奇遇、ありがたい偶然。これで住所を確かめれば、なんとかできる。

そこでメールして、住所を訊いて、
大体のメドをつけて、
数分後、

無事、たどり着いたのでした。




やっぱりあの時、
私はぐんぐん 遠ざかる方向へ、ひた走っていたのでした。

ダブルのクチナシが引っ張り留めてくれてなかったら、、、危ない危ない。



クチナシに、ありがとう。

友人に、すみません。




ちなみに、

クチナシの花言葉、ご存知でしょうか。




 「私はあまりにも幸福です」



なんですって。 、、素敵ー。

花言葉って、誰かが勝手に作ったものなので、あんまり気にしてないんですけど

あの香りを嗅いだ時の、
胸に、甘さと嬉しさが 水があふれるみたいに ひたひたと満ちるような、あの感じから、考えられたのかも。


だとしたら、この場合は、
大正解です。おめでとう、その、誰かさんよ。ナイスセンス。





その友人宅で、ちょっと庭木の剪定をしてあげて、
代わりに、とってもやわらかくてとろける素敵ステーキの乗った素敵チャーハンやら、素敵トマトと素敵ムラサキオニオンのサラダやら、
素敵ミョウガの乗った素敵しめさばやら、とにかく素敵美味しい素敵手料理を頂きました。


やっぱり、思った。

素敵な花の香りに包まれること

美味しいものを食べること

友達と笑い合うこと

たっぷり眠ること



これぞ、日常を幸せ気分で満たすカギだと。



今日は、ぜんぶ叶ったな。



私は、あまりにも幸福です。





木を作る

2009年06月06日 | 仕事 -work-
木を作りました。




バイトで、
「高円寺プラットフォーム・ワークショップ」というところに通っています。

ここは、
通称「高円寺ストリート」という、
中央線の高架下、
飲み屋ばかりがびっしり集中している商店街の、
いちばん端っこにある ハコです。


「高円寺プラットフォーム・ワークショップ」とは、
たとえば:パソコンセミナーやビジネススクール、ワークショップなど、
いろいろ多用途に使えるオープンスペースをもった ハコで、
まだオープンしたばっかり。

ここを拠点に、「高円寺ストリート」を活性化しよう!
という意思をもった人が集まっています。
つまりは、地域のまちおこしプロジェクトの拠点なわけです。



そして
この土曜(つまり今日)、
オープンを記念した 起業家トークセッション。その第一回が、開かれました。

詳しくはこちら↓をご覧下さい
  http://koenji.platform.ne.jp/event/index.html

「夢ある街のたいやき屋さん」ということで、



たいやき、頂いてしまいました。役得。
ふわふわで、、美味しかった、、。




大盛況でした。





そのイベントセッションの前日である 昨日、
自分が任ぜられた仕事が、

「木を作る」というものでした。


つまりは、
幼稚園とか 小学校とかによくありそうな、
壁一面の大きな木の絵に、ひとりひとりの夢とかを書いた葉っぱを貼っていく
という、

「メッセージ・トゥリー」です。


はだかの木の絵を描いて、
そこに、講演会の感想や、この「高円寺プラットフォームワークショップ」の感想などを
書いてもらって、貼って行く、という主旨。

例えれば、七夕の笹の、感想文バージョン。みたいなことでしょうか。





課された条件は、

 ・手作りっぽいこと

 ・あんまり凝ってないこと

 ・木は、大きな紙一枚の下地の上に描いて、貼ったり剥がせたりすること

 ・今日中に出来上がること

 ・あんまりペラペラじゃなく、それなりにしっかりしてること

 ・葉っぱと花は、100枚は欲しい

など、でした。
あとは、葉っぱや花は、書いたメッセージが見えるような色で、ほどよい大きさで、
とか。


つまりは
「幼稚園や小学校でよくあるような、あれを。」
ということなのでした。




でも
せっかく作るなら、恥ずかしくないものを作りたいと、思うもの。

自分がつくったと、胸を張れるものを。




自分の信じる「良いもの」の定義は、

“まごころと手間の込められているもの” ということです。

これは、『チャングムの誓い』という韓国ドラマの中で学んだ哲学です。

「料理はね、まごころと手間なのよ」
ハンサングンさんという素晴らしい師匠がチャングムに語った、
料理の真髄。おいしい料理を作る秘訣でした。
(確か、第9話だったと思います。)


まごころと手間。


このことって、
あらゆる仕事に共通する真理ではないか!
と、うら若き私の心に深く胸に刻み込まれたのでした。


まごころと手間。

どんな小さな仕事も、まごころと手間。立ち返る基本は、まごころと手間。
これを外さなければ、きっとうまくいく。仮に失敗したとしても、悪いようにはならないはず。

これはいつしか、私の信条になっております。





というわけで 話が逸れたのですが、

依頼されたものは、
「パッと見 幼稚園や小学校にありそうなもの」

なんだけど
「よくよく見ると、実はけっこう手間がかかっている」というものにしようと、ひそかに目論んだのでした。


ただし、

 ・今日中に出来上がること

この条件が、最優先事項。





で、

作ったのが、この木です。



けっこう大きいです。幅160センチ、高さ2mくらいあります。


幹は、

立体感というか、
リアル感というか、
やはり造園屋のはしくれの誇りを懸けて、本気(と書いてマジ)な感じを出したかったのですが、

良いのがありました。


「筋入りハトロン紙」。
一番安いタイプの茶色の封筒に使われるような、あのペラペラの、うっすら透けてる、
あれです。

なんと、この筋が、幹みたいに見えるではありませんか。

これを、小さく短冊状に切ったものを、ひたすら貼り合わせて行く。
所によっては重なり合わせて。



表がツルツル 光沢があり、
裏はぼそぼそ 粗く毛羽立っています。

その質感の違いの織り交ぜで、
「よくある幼稚園のやつ」で見られるような「一枚の色画用紙の、のっぺり感」とは違う「マジな感じ」が
あわよくば出せるのでは?と思い、
適当に、裏と表とを織り交ぜつつ。


あと、

遠近感を出すため、
枝先に向かうにつれ、短冊のサイズも細く小さくしたり。

って
我ながら、ずいぶんわざわざ手間のかかることを、、と思いながら。





そんなことをしてるので、まんまと時間がかかって、
どうなることかと ソワソワしましたが、
無事、幹完了。

残り時間は一時間。



即、次、葉っぱ。



厚みとやわらかい質感の有るラシャ紙で作りました。

色は、
シンプルなキミドリと、シンプルなミドリを。

二つ折りにして切りますと、葉脈みたいな真ん中のラインが出来て、一石二鳥。



何枚も厚めに重ねて、切りにくくして、ハサミでバリバリ切ると、
キリ痕がラフな、ザクザクした感じになり、

葉っぱのギザギザ=鋸歯(きょし)の感じが出ました!これはやってて発見。







次は花。

下地の紙は白ですが、その下・周囲は、強い濃い紅オレンジの壁紙なので、
色は、難儀しました。文房具屋ですんごい考え込んでしまった。


結局、

「THE・花といえば」
みたいな、
けっこう薄いピンクと、少し薄いピンクと。

で、かたちも

「THE・花といえば」
的な、
桜や梅を連想させる、五弁の花形に。




葉っぱもそうですが、
花も二色混ぜることにしました。
そうすると、「いわゆる幼稚園のあれの、シロウトっぽいのっぺり感」が回避できます。
三色あると、なおよろしい。

ただし、全然違う色同士を合わせてしまうと、逆効果。信じられないほどの不協和音が生じてしまいます。
同系色で揃えるのが、安全パイです。


ガーデニングでもそうですが。
色を使うのは、だいぶ慎重に考えないと、ひどいことになります。

全然違う色同士を混ぜて、しかも違和感が無いというのは、
相当なプロフェッショナルか、あるいは相当なカラーセンスの持ち主だと言えます。





というわけで、



花と葉っぱを ぜんぶ仮置きしてみたら

こんな感じになりました。





自慢出来るような素晴らしいアート作品でも何でもないけれど、

満足。
とにかく、ちゃんと出来上がったので。






花と葉っぱは、来てくれた人が 任意で、めいめい好きに
貼って行きます。


完成の木は、



どういう木になるんでしょう。




すかすかすかす

2009年06月04日 | 仕事 -work-
友人のお知り合いで、
「家の庭がボーボーで困ってる」という方が居らして、

ふつつか者ながら、お手入れさせてもらいました。



一軒家の周囲 四方向、
全面的に鬱蒼と繁っていて、
高く伸び伸び伸びてしまった木が何本も立ちはだかって、
ずいぶん暗くなっている庭でした。


(ビフォー。)


施主さんの要望は、ひとえに

「光と風が入るようにしてほしい。」

ということ。
もう、バッツリ思い切ってやって下さい、とのことでした。


庭木の剪定は、
造園事務所に居る頃に ちょこちょこやらせてもらったものの、
まだまだ、
ぜんッぜん、
修業が足りていない身。

「こんなんで、、大丈夫かな、、」と、おそるおそるの ひと仕事でした。


自慢じゃありませんが、
わたくし、高所恐怖症です。

今までも高い木に登ったことはほとんどありませんでした。
ボスに向かって「無理です!」なんて(無礼にも!)堂々と断ったりもしていたのですが、


もはや 他にやってくれる人も居ないのだし

「無理です!」なんて 言ってられないので

ちゃんと、木にも登ったりしました。
すごい緊張したけど。
やれば出来るもんです。
ゴリゴリやりました。

この点に関しては、我ながら よくやったと 思われます。





色んな木を剪定しました。


前まで居た造園事務所は
自然風の「透(す)かし剪定」
という、

丸い刈り込みの仕立て剪定や
ブツ切りの「強剪定」は あちこちでよく見かけますが、

そういうのではなくて、

出来上がりが パッと見 どこをどう切ったのかよくわからない、
要するに、「とても自然な樹形をつくる」という

ちょっと 手間と センスと 経験の要る、容易ではないやり方をしていました。

「そんなめんどくさいやり方してるのー!いいんだよ丸く刈っちゃえばー」と道行く人に言われたりもしたことも、そういえば、ありました。

自分は、その自然風の、とても手間のかかる剪定が好きでした。
だって、自然なのが一番、見ていて心地好いですもん。


なので、

未熟ながら、「透かし剪定」に挑戦。





と 意気込んだものの、

頼まれたのが、けっこうバッツリめな強剪定だったりして。





カキの大木(けっこうバッツリ)から始まって、

大きいのは
壁にぐねぐねガッチリ絡み付いた キイチゴ(実がたわわでした)や、

庭木の定番:モチノキ、

燃え上がる炎のようなかたちが特徴的な カイヅカイブキ(ヒノキ科)や、

丈夫なシュロ網が幹にまとわりついてて伐りにくかった シュロや、

ウメ(あるいはアンズ。家主さんはウメと呼んでたけど、実を見ると、アンズっぽかった)やら。


ちなみに

こんな感じ。





低木では、

イヌツゲや、ツツジ(オオムラサキ)や、

シキミ(実は毒だけど、葉っぱをちぎると爽やかな良い香りがします)、

トゲがすごく痛い ミカン科の木、

、、その他もろもろ。

名前が特定できてないのが、色々あります;




そして今日、
3回目にしてやっと、ひと段落。


けっこう、ザックリいってしまいました。

「光と風を」というご要望については、完璧です。
ずいぶん明るく、涼しくなりました。

というか、すかすか です;


出来はというと、、、

「要・修業」です。。。




さて

庭仕事となると やっぱり緊張していたのか、
ほとんど写真を撮りそこねてしまいました。

「ngch造園」の、記念すべき初仕事現場なのに!



まあ、それどころじゃなかったわけです。



(たいへん貴重な、木に登ってるngchの図)


剪定は、難しいです。

でも、実際にやらないと覚えないので、機会があればどしどし、やりたいと思って居ります。

伐って欲しい木、大募集*



なにとぞ、宜しくお願い申し上げます。


花の先生

2009年06月02日 | 徒然 -tzure-zure-
「造園をやりたいな」
と思いついた 3年前、





ご縁があって、
花壇家:服部マリさんと知り合いました。
花の植栽のプロフェッショナルです。


(↑服部さん。とってもシャイな方なので、超遠景で。)


建築学科の学生だった当時、造園のツテも無く、
まともな勉強もしていなくて、
奇遇にも出逢えた 同じ志をもつアグレッシヴな友人にくっついて、

「とにかく直に、庭に触れたい」
という想い 一心に
ふらふらと、とりあえず動いていました。






その「動き」の中の ひとつの結晶が、
「田園調布のN邸の手入れ」でした。






月に一度、
服部さんにくっついて
田園調布にあるN様の大豪邸の 庭の手入れのお手伝いに、
加えてもらっていました。




だいたい一年を通して通うことができたと思います。


(伊豆の根府川石を使った石組みのサンクンガーデンが、壮観。)


いちいち初めてで 何が何だかわからないシロウトが
「これ何ですか?」「あれ何ですか?」と無遠慮にしつこく訊き続けて
それだのに、
いちいちとても丁寧に優しく、「これは○○です。」と教えて下さったのでした。


それで しっかり覚えりゃいいのですが
なかなかどうして。

すっかり忘れて訊き直し。その繰り返しでした。




花とは、色々たくさんあるもので。

特に園芸品種となると、日々新しく、たくさん(ほんとにたくさん)どんどん出て来るし、
何度も「あーー、これ、何でしたっけ」と、懲りず質問を繰り返して居りました。

いや、花の多さのせいにしちゃあ好けない。

真面目なんだか不真面目なんだか 覚えようという気迫の足りない自分が悪かった。
相当、うるさかったんじゃないでしょうか。





結局、
その服部さんを通じて

某造園事務所と出逢います。








その事務所との付き合いの長い服部さんと、
今度は れっきとした仕事の関係で、一緒に働かせて頂く機会が増えたのでした。




そして丸二年後の 先日、
私はその造園事務所を辞めてしまいました。

傍からパッと見た感じ「突然の展開」で
その時も服部さんは まるで自分のせいかのように 悲しみ うろたえ、
本気で心配して下さって
申し訳なかった。

親身に何度も励まされたり、
愚痴を聞いてもらったり、
狼狽させたり。

出逢ってからずっと そういうふうに、ひたすら大変ご迷惑をおかけし続け、
お世話になりっぱなしで、

今に至ります。





そして先日(五月の終わりでした)、

久しぶりに(二年半ぶり)
「田園調布のN邸」のお手入れ手伝いに
入れてもらったのでした。






「一年中いつも 花があふれている庭」というコンセプトの そのN邸のお庭は、
花の植え替えも、季節ごとに何度も行われます。

今回も、2階のベランダにずらっと並ぶプランターの一斉植え替えでした。






「THE・ピンク!」という明確な色の


カワラナデシコを残し、


オレンジのナスタチウムや、黄色のアフリカンマリーゴールド といった
パッションカラーの花から



青紫のイソトマやバーベナ、赤紫色の千日紅、レースラベンダー。
涼やかな青系の花も織り交ぜて。





服部さんの花の取り合わせる技術やセンスは、サラッとやってるように見えて、
なかなか実際真似してやるとなると、難しいのです。




なんとかその技術、盗めやしないかと、ガン見しているのですが、
なかなかどうして。

そう簡単なもんじゃないのです。
見てるだけじゃなおさら、全然入って来ない。
でも、まずとにかくガン見しとかないと、始まらない。

「職人技」というのは、何でもそうですね。







そんなこんなで、余った苗をもらえることになりました。

欲張って、小さいビニール袋がはち切れる寸前まで詰め込んだ。




花の苗を持って、帰る黄昏の 東横線。

なんだかとても幸せな気分でした。
世界で自分だけが飛び抜けて幸せになれるカギを手に入れて、ほくそ笑みたくなるような
そんな気分で。




高円寺に持ち帰って、
主が留守だったので、やむなく、断りも無しに、
勝手に、玄関前のアプローチの一角に、地植えしてみました。

ゲリラガーデンの出来上がり。



イソトマ。
レースラベンダー。
千日紅。
バーベナ。

紫系で揃えました。
シロウトがあれこれ色を使いすぎると絶望的なカオスになるので、
同系色で、控えめに、スモールに。

一個だけもらったアフリカンマリーゴールドのずば抜けて蛍光イエローにまばゆい色が
まったく噛み合なかったので、それは、空いている植木鉢に。






それから二週間くらい経ちましたが

ガーデンの花は元気です。

周りに自然と雑草(クローバーっぽいもの)が生えて来ました。




今朝、太い猫が



花に頭をこすりつけていました。
何でかは、わからない。




 千日紅(センニチコウ)

   英名:Globe Amaranth, Bachelor's Button
   ヒユ科センニチコウ属 一年草
   Gomphrena globosa


花が身近にある生活。日常的に植物に触れる生活。


漠然と願うばかりだった生き方に、今、自分は立つ事が出来ています。
(課題は山積みだけど、一応はね。)


あの時よりは、少しは花や樹の名前を覚えたのだけど


まだまだ、足りない。

勉強に、キリはない。




そんなこんなで

服部さんにはこれからも、積極的にお世話になろうという魂胆です。

ご恩返しが出来るのは、いつになることやら。






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