歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

[2013英国旅日記:11-2] Chester's Angel ~チェスターの天使~

2015年08月08日 | 英国 -england-
2013年7月30日 ~11日目・その2~

古き城塞都市:チェスターに来ました。



いざ、大聖堂へ。






ひと言で言うと、



どでかいです。



控え室みたいなところ。

この暗い、古い、厳かな感じがもう、雰囲気ありすぎて、たまりません。





壁沿いの腰掛けは、THE・アンティーク。

タイルの模様に、ほんのりピンクの、石壁の色。




飾り柱
この色の取り合わせ、ひとつずつに意味があるのでしょう。多分。




床のタイル。



これも床タイル。

いろんな模様、、いろんなパターン、、、情報量多すぎてパンクしそう。




吊り香炉



黄金の天井。

あの独特な雰囲気の天使たちが。






聖書の台。

鷲?




壁一面に、ミニチュア聖堂みたいなのがぎっしり、びっしり。
ぐちゃぐちゃーっ!としてます。整然たるぐちゃぐちゃ!



曼荼羅に通ずる、緻密な凝縮。

すごい執念を感じます。




ステンドグラス。

本気。





これもステンドグラス。

でもこれだけは、異様にシンプルで、ハイセンスに抽象化された、モダンなデザイン。
ここだけは新しいんじゃないでしょうか?




柱の角に人の像。

こういう、一瞬ぎょっとするような気味悪いの、中世では好まれたようで。



祭壇の奥。



ストーヴ。でかい。




燭台。でかい。芸が細かい。



というふうに、、

ものすごい多様な要素が、あれもこれもぎっしりで、細かく見ていくと、
はんぱない情報量。何テラバイトでしょう。


宗教学科+建築学科の出ゆえ、宗教建築なるものにはおそらく人一倍惹かれるところがあって、

やっぱりいちいち、つぶさに見ずに居られず、

おかげで脳がくらくら。


ぐったりして、外の回廊に出ました。





ほっとする、静謐さ。






回廊の突き当たりには、



カフェがありました。すごい賑わい。

天井が高いので、食器のカチャカチャという音がホールに響いて、
それが心地よい余韻と残響を生み、なんとも言えない音楽のよう。




お土産とかも売ってる。

これはボトルが皿になってるやつ。



とにかく節約したいので、様子だけ見て、再び回廊へ。


窓から



中庭が見えます。



ズーム。




あら。

ちびっこが居る。




庭に出てみます。



真ん中に池がある。

そしてこんな像がある。

なあに、これ。




元来、薬草園的なものだったはず。いろいろ植わってる。お池のまわりはフジのよう。



墓とか。




あ、さっき窓からちらっと見えた子かな。








ベンチとか。

中庭の外周に、いろんな草木花が植えられています。

ふんふん、と思いながら見ていると、







ちびっ子が!

なんか、からんできた!




駆け寄ってきた!

なんか言ってる(けどよくわかんない)



なんか持ってる(たぶんアイスの棒)

そんで、

戦隊ものか、ヒーローものの何かを、演じてるっぽい。「ブシュー!」とか言って、振りかざしたり、振り回したり。

イギリスのなんとかレンジャー的なもので、アイスの棒はソード的なものなんだろうけど、
う~~~ん、、、わかんないよ~;


しかし、



・・・可愛い*・・・


そして、

人懐っこい* こんな見ず知らずのイエローモンキーに気安く駆け寄って来ちゃったりして、
逆に心配になっちゃうイエローモンキー。

3歳くらいかな~。姉弟かな。
なんかしきりに言ってるけど、残念、ただでさえあれなのに、幼児語はもはや、全然わかんない;;;




駆け回る天使。





振り返り、なんか言ってる天使。

いや~~ん、可愛い**

でも何言ってるのか、やっぱりよくわかんない;;





なんかはしゃいでる天使。







こっちが何もわかってないと認めたのか、
さらっと別の遊びに転じる天使。





マザーに呼ばれた。






マザーに不審がられない程度に、こっそり追うイエローモンキー。




庭のすみっこに。



不審がられないように、離れつつ。




庭を歩いて廻っているテイで。

ふんふんなるほど、こういう花を植えてるのね。

とか見てるふりして。






ところで、これは一体なんなの?


解説板はどっかにないかな、、とキョロキョロしてたら、






すみっこから飛び出してきた、さっきの天使。



3人きょうだいみたい。




飛びはねっこしてるとこ。

もぐらたたきみたいに。全然タイミング合わないで、ぴょこぴょこ。


、、なんでこんなに可愛いこと、してくれるのでしょう・・




「行くわよ~!」


入国2日目にして偽ポリスに強盗されてから、細かいトラブルなども引き続き・立て続いてたので、
残金も常に心配しながら、警戒心ビンビンでやって参りました、この一人旅。

思えば、宿の受付とか店の人とかと以外、人と触れ合う、ということもあんまり無かった。いわんや、ちびっこをや。

なので、

ここに来て、

いきなり、癒された。



「プシューー!」





長いようであっという間に

天使たちも去ってしまったので





再び静謐へ。




光と影が沁みる。







ふう。


チェスターは、



以上です。


かわいい天使にからまれただけで、も~、大満足です。

中庭の像がいったい何だったのかなんて、既にもう、どうでもいい。




さて、

これから、大移動。
高速をぶっ飛ばし、一気に南下・西進。


庭、森、山、湖、ムーア、世界遺産、田舎町に、城塞都市、、、と来て、まだ訪れていない要素:

イギリスの「海」を、目指して。




GO!




 >>続く。>>


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2 Comments

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Unknown (ふみか)
2015-08-10 20:30:29
天使はいつも、充電してくれるね!笑顔が一番。
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Re:Unknown (sanguinesango)
2015-08-13 21:56:26
貴重なコメントが!有難う!
周りにいる天使たちのおかげで、心腐らず生きていける気がしています。滋賀の某青年のところにも、間も無く天使が。嬉しいねえ。
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