歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

施工例UP!

2014年02月07日 | 仕事 -work-
先日、ついに

東京も 雪を見ました。



翌朝の美富士。

毎朝の通勤路で、見えます。




いつもの公園の丘。

さっそく何者かがソリで遊んだ跡。ほっこり。





美朝。


吹き付ける風が雪を舐めて冷え切っているので、ヒリヒリ痛いくらいでしたが、

「イエス!ビューティフォー・モーニング!」

っていう、すごく爽快なハイテンションで迎えた朝でした。



その雪は
一日そこらで あっさり消えてしまったけども、

さて。

明日(土曜日)、「大雪が降る」とかいう予報が。
どうなることやら。

仕事行きたくない気、満々です。


さて、

「仕事」と言えば。


先日より。勤め先のHP上にて、
自分が手がけてきた施工例を、一挙にアップしました。

ということで、久しぶりに(というか珍しく)「仕事 -work-」のカテゴリーにて更新。


2010年から、かれこれ、、、4年間の。しかもこれが全部ってわけじゃなく、選り抜きです。

こつこつこつこつ、我ながらよく働いてきたな~、、、と実感できるほどのヘヴィさでした。

ずっとPCと睨み合いで、過去の写真たちをずーーーっとチェックし直して、、、
目の筋肉がオートマティックにピクピク。


リンクはこちら→ 「施工例」

もしくは、こちら→ 「エクステリア・ガーデニングの施工例」


一部、縦長型の写真がチョン切れちゃう等の不具合もあります(どうしていいか分からない)が、
良かったら、つらつらっと、ご覧下さい。



まだまだあるので、
今後も、どこかしらのタイミングで 随時更新していく予定です。




並びに。

「施工例」内の抜粋的な紹介では収まりきれない
(今のところ)最大の現場については、

別途のブログ連載形式にて、最近、随時更新中です。


弊社の目玉商品を大量にフィーチャーしているのと、内容も規模も特別盛り沢山なので、
別口でフィーチャー、ということに。


この個人ブログとは勝手が違うので、どうもぎこちない感じですが、、
こちらもちらちら、ご覧頂ければ。

リンクはこちら→ 「現場レポート」
(トップページからも簡単に行けます)




以上、
業務連絡でした~。




というわけで、

今までほとんど報告してませんでしたが、こんな庭、つくってました。




 *


RHSJ

2013年09月25日 | 仕事 -work-
英国王立園芸協会日本支部(RHSJ)の月刊会報誌 9月号に、
記事が載りました。




「庭における石の使い方について~日本と英国の比較~」というテーマの特集記事で、
英国の部分について、担当させて頂きました。
お世話になっている造園家:高崎康隆先生との連名記事です。




会報誌なので、御覧頂ける方は限られているかと思います。
が、
いずれにしても、公に出回る出版物に署名記事が載ったのは、(多分)初めて。
単純に、嬉しいです。緊張半分。

文字数や、添付できる写真の限られた中で、
広く一般の方に向けてわかりやすく、文章を書く。という行為。

およそ、大学の卒論以来だと思います。
さっぱり使っていなかった脳みそのある部位を、久っしぶりに、ぎゅいぎゅい絞り上げた気がします。
ほんとに勉強不足で拙くて、もう世に出ちゃった今でも、申し訳無い気持ちで一杯ですが;
とりあえず、編集さんって凄いんだなと、思い知りました。




そもそも、この企画は。

渡英計画中(だけどまだ具体的なことは何もしてない時期)に、先生にお会いして、
「今度の夏こそ、イギリス行くんです!」って話を 吹っかけさせて頂いた折。

「イギリスに行かれるなら、ちょうどこんな企画があるんですが、書いてみませんか?」と
持ちかけて頂いたお話でした。

おかげで、
「取材しなければ!しっかり、見て回らねば!」という意識を携えての周遊になったため、
とても学びの多い、充実した旅になりました。ありがたや。




で、

そんな英国の旅日記も、始まりそうで始まり切らないまま。。。
ジリジリ感もそろそろ限界。
そろそろ、ほんとに始めます。




というわけで、
RHSJ会報誌、9月号。御覧になる機会がある方は、ぜひ、ご笑覧ください。m(_ _)m
自分の拙い寄稿はともかく、高崎先生のまとめられた「日本の庭における石」の記事は、とっても平易で読みやすく、勉強になります。


ちなみに、まめ知識。
RHS(英国王立園芸協会)は、もちろんイギリスに本部がある機関ですが、
他国の支部は、ここ日本以外にありません。詳しくはこちらのリンクをどうぞ。↓

“RHSJのホームページ”



ちょっと嬉しかったついでに、
物を書く仕事も、してみたいな~~、なんて。



新しい月に向けて/オークの庭

2013年02月03日 | 仕事 -work-
1月最終週。

満月明けの朝は、ささやかな雪化粧で始まった。





細かい、小さな、軽い雪。





この雪は、朝のうちに融けて逝った。





この日より、自分も、現場施工開始。


一週間前は



やっと土が入ったところだった。
その後じわじわ



ハード系の工事が進んでいた。



いつものように、曲線が多いデザイン。
肝心な曲線のライン出しは、自分が必ず調整する。

感覚的なものだが、数センチずれているだけでも、なんというか、「気持ち良さ」が違う。歴然と。
あっちをもうちょい出して、こっちをもうちょい引っ込めて。



極まった。



レンガを積んで行く。

そんなこんなで



ハードのラインが 大方出来て来た頃合いで、
ソフトの段階へ。




植栽。

植物の植え込み。すなわち、
自分の出番。




木を入れると、突然立体感が生まれる。



初日は大モノまで。

同時進行で、建物の中も、外も、動いている。




夜。



月が異様に明るかった。

ここんとこ毎日満月なんじゃないかというような、真ん丸な明るさ。




火曜。



花モノを植えて行く。



5時を回ってもまだ明るい。

日が長くなった。

夜。




またしても、
月が明るい。

家に帰れば、



バラのつぼみの2つ目がぐんぐん開いている。




水曜



目地が入る。

フロント塀が出来た。

自分は、追加の植栽植え込み。




あっというまに夕暮れに。





木曜。

今週末に一件プレゼンが控えているので、午前中は事務所でプランニング作業。

午後、現場へ。



日当りの様子を見て、



ハナユ(ユズ)とギンモクセイの位置を入れ替えたり。




ずいぶん出来て来た。



しかしまだ、終わっていない。



お施主さんの希望で、メインはハーブガーデン。

宿根草のボーダーガーデン。
なので、今の時季は、みんな小さいし、どうしても地味になる。

けど、写真を撮らなきゃいけないので、そこをなんとか。



なかなか悪くないんじゃないかな。と、思う。



しかしまだ、終わっていない。





シンボルツリーは



4mのピンオーク。

この集合住宅の主木材が、オークだから。


なにげに、
明日がリミット。間に合うのか?間に合うのか?

あちこちのあれやこれやが終わっていない。

月は



つぶれて来た。

やっぱり異様に明るい、琥珀色の月だった。



金曜。




グラベル(砂利)がやっと入る。





締まる。

弊社の奥でずっと鎮座していた、アンティークのでかいバードバスが



やっとお嫁に。





表札が、


取り付けられる。

アイアンの、アンティーク調さび仕上げ。
現場の職人が手一杯なので、アイアン作家さんご自身に取り付けもお願い。

バーナーで焼いて仕上げていた。



良い。

その他、

立水栓とか



中央の‘花の小島’を突っ切る道に仕切りを仕込んで、ウッドチップを敷くだとか



室外機カバーの高さ調整だとか、
土の表面にバーク堆肥をマルチングだとか、
木酢液希釈水を撒いたりだとか、
色々。

そんなこの日は、

とても暖かかった。





理想としては、今日終わりたかったんだけど、
あれやこれやが終わらず、




夜になってしまふ。

残された時間は、
引き渡しの明日・午後2時まで。

というか、
もうこの日から、2月になっていた。

週末のプレゼンのため、残業ついでに帰るのを辞める。

生暖かい、バタバタと騒がしい、
春一番のような風が吹いていた、その夜。




土曜。

ついに、ほんとのリミット。



あたたかい、心地好い朝を迎える。








朝一、新規別件の打ち合わせへ。
焦りを抑えつつ。






再び、現場へ。

洗い作業が始まっていた。



駐車場、出来。



というか、全部一応、出来上がり。


正面。


メイン入り口から。


タイサンボク'リトルジェム’なめで、庭を垣間見る角度から。
自分が気に入っている角度。


もっと手前の、門塀から奥を垣間見る角度。


アイアン文字の色味・質感と、アンティークのレンガ塀と、そこに落ちる木の陰との調和具合が、
うまくいったな、とほくそ笑んだポイント。






花もろもろ。
もっと豪勢になる初夏が、待ち遠しい。



バードバスからウッドチップの小径。


角のギンモクセイ。



この日やっと立った、英国アンティークの外灯。を、囲むエリア。


立水栓。


この庭の花の、一番重要なカラー、白+ピンク+青。



毎回、なるべく自分にとっての「初挑戦事項」を組み込んでいる。

今回の‘初モノ’は、照明計画。複数のガーデンライトの配置。
わからないことだらけだった。わからなくて時間がかかって、腹が立った。
結局、ほとんど電気屋さんに助けてもらった。

そんな感じで、



出来た。

年間メンテナンスも任された。これが一番、嬉しい。
自分が誕生に携わった庭の成長を見守れる事、
竣工の瞬間から始まる、長い年月を寄り添う事が出来るのは、
とても嬉しいし、ありがたい。



清々しい空だった。

この日、日中は20度近くになった。

この現場の隣には、2年前に手がけた集合住宅の庭があって、



ロウバイが、やっと、咲いた。


昨日の晩の荒ぶれた暖かい風と、この日の春の陽気さ。
ところが、
立春以降に吹いたやつでないと、「春一番」とは認定しないらしい。

でも多分、「春一番」だったんだと思う。


今年は季節が遅れ気味だ、、と思いきや、の、急展開。


この夜、
秋田からやってきた友人と、久々に会って、
いつもの馴染みの居酒屋さんで呑んで食べて。

帰りに、見つけてしまった。



梅。

ちょっと早過ぎ、拍子抜け。
梅にはまだ、心の準備が出来てなかった。
すぐ頭の上にあるライトの所為だろう。

それから、



菜の花・・・。

野川沿いのサイクリングロードは、ちょっと早い。




日曜。

朝からバタバタ、プレゼンのための見積とプランと絵の仕上げ、

ギリギリ間に合わせて、プレゼン。


これはちょっと、だめかもな、、とうっすら思ってたけど、

前向きに進んだ。




ほっと一息ついた、夕方。

事務所の庭の一角に目をやると、



ネコヤナギの花が咲いて居た。

たしか一年前、
切り花で買って来て、庭先のバケツに突っ込んだまま 放置して、

春が過ぎ夏が過ぎ秋が過ぎ冬を迎え、
今に至る、
ネコヤナギの切り枝から。


、、強いな。と、感心する。





小春日和を忘れさせるように、
夜、また冷え込む。

しかし、余韻の湿度が残っている。
春を感じさせる湿度の、気配。



そういえば、
節分だったようだ。

ということは、
明日が、立春。ということになる。


そして、一週間後。

目下、どんどん潰れて細くなっている月が 朔となり、

新月の朝。


「旧正月」を迎える。



2010年11月21日 | 仕事 -work-
きっとあれだな、

まだ完了してないのに、終わりが見えたところでもう、うっかり、
ほっとしてしまって。

「頑張ったご褒美!」とか言って、
セレブ温泉でゆるゆる~♪

なんて、
先走ったのが、いけなかったのかもしれない。





ずっと 気が張りつめているうちは 大丈夫だったけど
潜在して蓄積していた「疲れ」みたいなものは、

ふっと 気が抜けたところに
つけこむように、どすんと、降りて来るらしい。



反省、反省。








6月に
今の会社に入って すぐの頃に、ご依頼がありました。


「プランナー」として、
初めて 単身、打ち合せに赴いて、
一時間 道に迷ったあげく、車をこすって、

以来、

設計から
見積から
どきどきの緊張のご契約から、
発注、
施工、現場監督まで。


出来ることよりも、出来ないことのほうが多かった。

いろいろと、手探りしながら。


6月から
いつも 頭のどこかに在って、
いつも ずーっと関わってきた、大きな現場。


やっと。です。







英国:コッツウォルズの「ハニーストーン」をふんだんに使った
積み花壇、

ブラジルの「イペ」という、高級ハードウッドの
デッキテラス、

表側がベンチで、裏側が物置になっている、
オリジナル物置ベンチ。

元々あった、繁茂し過ぎてた植栽を、整理して、移植し直して。


10月の末に やっとこさ着工して以来、
結構やることがたくさんで複雑で、大変な現場で、
3週間ほどかかって。


無事、竣工しました。


例によって、ちゃんとした写真をアップできないけど;




奇しくも、
その日(二十日)は、お施主さん:ご主人の、
お誕生日でした。


バースデーディナーに、間に合って良かった;






今回は、
自分でも、「100%!」「上手くいった!」
と、
大手を振って喜べる“庭”が、出来たと思います!


っていうのは、

お施主さんと、ほぼ毎日、
密なコミュニケーションのある施工現場だったから、

「是か、否か。」
逐一、確認と調整、修正を重ねながら、出来たから。

それが、効を奏したんだろうな。


「この庭を作っているのは、自分(設計者)じゃなくて、あなた(お施主さん)です。」

っていうのが ハッキリしていたから、

デザイナーという立場の人がしばしば陥りやすい、エゴイズムに
はまる事無く。

どちらかが盲目的に突っ走って、意図がずれたり、
ぶれたり、
衝突したりすることも、ほとんどなく。


 自分はアーティストじゃない。
 自分のアート作品を作ってるわけじゃない。
 自分は手助けをしているだけだ


と、いうことをしっかり念頭に置きながら、現場に「立ち会えた」のが、
良かったんだろうな。

と、思います。




“自分の”庭じゃなくて、
“お客様の”庭をつくるのだから。

今後とも、この点は重々、気をつけていかなきゃな。


と、思います。









帰り路の、すっかり陽の落ちた、
サタデーナイトの混み混みの甲州街道、


紅葉ももはや闇の奥だけど

信号も
車のライトもイルミネーションみたいで、


にじんで、

ほっこり。


ついでに、

カラスウリの実もゲットして、



ほっこり。






夏から、秋、

そして冬。

どんどん登って、昇りっぱなしだったけど、

やっと、

「峠」を越えた。


そんな気がしています。

これからしばらくは、落ち着く気がする。




つーか、

今日(サンデイ)は、すっかり落ち着き過ぎて、
反省するぐらい、どっぷり寝過ぎた。


部屋に掃除機かけられたから、良しとしよう。

(ところで、今回ちらちら上がっている本文と無関係の写真は、
 マイルームにひしめいている“森”たちです。)




でも、


「峠」ってのは、
確かに「てっぺん」であり、
山頂のようだけど、

ゴールじゃなくて、

その後は、ちゃんと、降りて行かなきゃいけない。
元の高さに、帰って行かなきゃいけない。




で、

山は、連なって続いていて
道は、連なって続いていて、

次なる峠に、向かって行く。

大なり小なりのアップダウンを繰り返しながら、
また、昇って行く。

たまに、温泉に入ったりして、休みながら ♨

ぐんぐんと。







さて
この山道は、どこまで連なっているんだか、
先は見えないが。

人生って、長いハイキングのような。

ゴールの無い、旅のような。










庭ができました

2010年10月30日 | 仕事 -work-
ひとつ、

庭ができました。


とりあえず、感慨深い。





ヨーロッパスタイルの、お洒落なアパートです。
そんじょそこらの安っぽいノッペリしたアパートっぽいアパートとは、雰囲気がぜんぜん違います。

広い中庭を、3棟の屋敷風のアパートが囲んでいます。

外装は、弊社の目玉:コッツウォルズストーンの石張り。
(ちなみにこの石張りも、一部、手伝っています。)

調度品も、ヨーロッパ舶来のものたち。



で、


例によって、
目下、写真がアップ出来ません;;;

、、クォオオオオーーー!!(←悔しみの雄叫び)




そういえば ですね、

かくも 思う存分に、
かくも デカい規模の「庭」で、
かくも 沢山の植栽を
(=4mくらいの樹木から、10センチの草花まで、併せて150超。
  種類も、これまた超細かくて、色々、沢山!)


プランニング(設計)から
メイキング(施工)まで、
“ぜんぶ”やった。

というのは、

自分史上、初めてだったんです。


時間も無くて 大変だったけど、
楽しかった。、、つーか、うれしくって、

、、はあ。


とりあえずは、
ほっとしています。


きわどいスケジューリングに あたふたしつつ。

当然のように起こる想定外のトラブルなどにも、あたふたしつつ。

寒波に祟られ。

氷雨に祟られ。

泥だらけになり。

毎日、あわや、交通事故に遭いかけつつ。

明日(=引渡しの日)には、えーーー、
台風による暴風雨なるものが、やって来てしまいますけれども。

大丈夫かな、、樹、倒れないかな、、、不安不安不安、、、



でも まあ


素敵な庭が、とうとうひとつ、出来たなあ。。

って、

心なし グッタリしながらも、
心から ニコニコが湧き上がる感じに、今、

とっぷり、浸っております。

そんで、
「本日も頑張った自分へのご褒美!」と、

『もちっプラリネプリン』
なる、
謎の、
「プリンじゃないプリン」を食べています。

某メグミルクから出てますね。
“旨食感”て、書いてありますね。


ふむ。



、ってか、

「なんだこれは!」

っていう感じですね。。モチップラリネ。

「なんだこれは!」

って、一瞬手が震えたときの、ぷるるるん、と動く感じが、すでに
プリンじゃないプリンらしさを醸し出して居ました。



「もちっ」

たしかに、もちっ、としてる、、っつーか、、、、


、、スライムっぽい。


ゼリーで言えば、こんにゃくなんたら的な。

でも、あれよりも、、、うーーん、、、うまい表現が、、、


気になる方は、ぜひ食べてみて下さい。(←某メグミルクの回し者風)





ということで
話が「もちっ」のほうへ逸れましたが

いずれ、写真をアップしたいと思います。


日中はあくせくヒマ無しなので、なかなか撮れず、
終った後の「夜景バージョン」なんですけど。



写真、アップしたいーーー;;


寒波

2010年10月28日 | 仕事 -work-
ギョッと、
さっき、起きました。


現場仕事上がり。
さすがに疲れ果てて、帰って来るや「ひとまずちょっと、仮眠しよう」
のつもりが、

ハッと起きたら、
もはや 23時。


今日がもう、あと1時間しかない!


このまま寝てしまうか、
なにか食べるか、
シャワーを浴びるか、


、、もう寝てしまうか
、、やっぱり食べるか、
、、シャワー、

、、ねむい、、、おなかがぐー、、、ねむい、、、起きるのもだるい、、、おなかが、、、



、、、



で結局、

一番で 勝ち上がった欲望は、

“食”でした。





しかし びっくり!
きのうの 寒波!



冬ですね!



イヤーーー~~~~;;






植えたばかりの オリーブの葉っぱ、先端のほうが、
夕方から ビュォウ、ビュォウ、確かに、寒風の直撃に まともに煽られていたのでしたが、

今朝、
寒さにやられて、そっくりかえって、白く、シュン..と、なってしまってました。


ちょうど第二弾の搬入に到着した ナーセリー(苗木屋)さんに訊くと、

「しょげてしまった先を(見栄えが悪いので)摘めばいいです、これで樹が枯れることはない、」と。

ただ、
「思いっきり乾いてしまってるから、水を!」と。


植え替えというのは、定住型の植物にとっては、一大事です。
そっと、慎重に、環境の変化がなるべく無いようにやってやらなければ、
刺激が強すぎて、へにゃんと、萎えてしまう。


今の季節は、
過酷な夏が終わり、
秋の雨が降り続き、
植物は、
もういっちょう頑張って根を伸ばして、成長しようとしている時季、なんだそうです。

本当なら、根を切り、移植をするのなら、
梅雨の、これから勢い良くのびて行こうという時季
か、
今よりもう少し冬めいて、休眠に入る時季が、適している。


タイミングを逃すと、そのぶん、リスキー。




寒波明けの朝。

冬の寒さの中、

今日もこつこつ、

こつこつ、

怒濤の植え込み、植え続けました。

第二弾で持って来てくれたカシワバアジサイがもう、立派で立派で、
感激。

そして、
慌てて昨夜、確か在庫で置いてあったアレが、と、閃いて、
追加注文した 大きなジューンベリーが、
大正解で、
エントランスが、格段に、恰好好くなった。
これも、感激。



植栽が入ると、やっぱり空間は、

、なんというかな、

「恰好好く」、なりますね。





今日の夕方。

暗くなりゆくうちに

いつしか

はたりと

風が 止んでいました。

そして、空と手元は、もはや暗くて。

ヨーロッピアンなアイアンの街灯の、オレンジ色の灯りが、ぼやーんと辺りを照らしていて。


寒波の合間の

穏やかな凪の中のよう。



締め切りは、明日。
あとは、あそこらへんと、あれと、あれと、、。

うん。

植え込みは、なんとか、終りそうです。


同時進行の外構チーム、ぜひ頑張って頂きたい。
たぶん自分も、手伝うのですが。



明日は

あいにく、
雨のようです。


移植直後の植物にとっては、喜ばしいんだけどね。





うっかりがっつり仮眠をとってしまったので、
1時すぎに、奇跡的に起きています、今。
(普通なら、12時きっかりにスイッチが切れる身体です。)

今、iPodで鳴り始めた、
ラヴェルの「ボレロ」、

すごく好き。

この曲が終わったら、また寝ます。

豆乳(きみどりのやつ)に、ジンジャーシロップを入れて、レンジでチンしてあったかくして、
飲んで、
落ち着いて。


明日の寒さに備えて。





怒涛の植え込み

2010年10月26日 | 仕事 -work-
今日から、植栽の植え込みです。

今日から、

っつーか、

明日で、
ほぼ仕上げなきゃいけないんだが。


設計も発注も施工も、
ギリギリ・アウト気味の
ギリギリ・インで、

終わるまで、キリキリと痛い、緊張が続きそうです。

始まりから、終わりまで、
ほんのわずかな、数日のこと。

終わってしまえば「あっというまでした」なんて思うのに、
渦中に居るときの、その時間の、
長いこと、長いこと。




設計から施工まで、

そういえば、
まるごと、任されているのです。


やりながらも、
「これでいいのだろうか…?」

不安と、時間との、せめぎあい。

終わるまでは、
夜更かしも朝寝坊も、
深い安眠も、できやしません。






都内某所の、

都内某所とは思えない、

イングリッシュな雰囲気のアパート群の、なかなか広めな、
中庭的な、敷地です。


シンボルツリーは、西洋ボダイジュにしました。


季節柄、枝と根を短く切り詰めなきゃいけなかったので、

竣工時(つまり明後日あたり)には、ひょろんと細長くて、
貧相に見えてしまうのは、まちがいないけど。

できるだけ見栄え良いようにと、植木苗屋さんにも無理言って、頑張ってもらいました。

植木苗屋さん(ナーセリー)には、
ギリギリすぎる発注で、しかも種類バラバラで手間多過ぎたりとか、
無理難題ふっかけて、、かなり、ご迷惑かけています。

終わったらとりあえず、菓子折り持って陳謝と感謝のご挨拶に赴くべきレベル。




やがては間違いなく、大きく太く育つ、木々。

今は、まだ。

春に
若葉が芽吹けば、
ぐんぐん延びて、
大きな樹冠になってゆくはず。


1年、3年、5年、

10年、

そして、その先まで。



素敵な庭になりますように。


とりあえず、

残り短いタイムリミット、明日と明後日と。

うまく行きますように…*



怒涛すぎた10月、ラストスパートです。


さっきお取り引き先に送ったFAX、
日付を間違えてたことに、今気づきました。



日にちとか時間とか、ごちゃごちゃになってきました。






PUAMANAの庭:1 ~準備編~

2010年06月06日 | 仕事 -work-
お待たせしました。

先の5月29日に開催された、墨絵+フラ+茶会のイベント:

「PUAMANA "わたしのいえ"」

の、レポートです。

まずは準備編。




今回、フラのための衣装(ドレスと、レイなどの装飾)を担当するのは、
キキのキ」ことミキ。手作り作家。
そして、
今回のイベントに声をかけてくれた張本人。(ありがとう!)
(そんなミキのホームページは、、、現在制作中だそうです>>>sky bird

そんなミキと共だって、

大田花き市場に足を運んだり





もっと自然な(&安価な)材料を求めて、
東京から少しはなれた郊外の 山野に繰り出して




そこらへんに生えている「無料」の材料を、せっせと かきあつめたりしました。





枯れた花とか、
種が飛んだ後の”ヌケガラ”とか。

見逃されがちだけど 実はけっこう、美しい。


そんな物って、
自然の中には、けっこう、あります。

というか、
ありあまるほど。いくらでもあります。


いや、というか、

おおむね、ほとんどの“全て”が、
美しい。


ディスプレイの仕事を始めて、
そういう:「枯れモノ(or ドライ系)」の魅力に取り憑かれてからは

方々に出かけるたび、
「あ、使えそう!」って、あれやこれやと頂いて来てしまう。
そんな習慣(習性?)が、ついてしまいました。

「原価ゼロ円!」という魅力も含めて。





「雑草」と呼ばれるものたち。

「要らない」ものたち。

ふつうなら “ゴミ”とされるようなものたち。


見渡しさえすれば、いくらでもあふれています。

手を伸ばしさえすれば、いくらでも簡単に手に入るように、
そこに待ち受けてくれています。


キレイに咲き誇る花も、
枯れたら即「ゴミ」とされるけれど。

ゴミも、キレイです。





で、
「大猟大猟*」とホクホクしながら
抱える“ゴミ”のつまった袋は 増えていきました。


さらに、

墨絵アーティスト:Tamayoさんのご実家の庭にて、



淡く白く青みがかった、シュッとした、
「屋久島ススキ」もゲット。
秀逸なレアものゲット。


巻いて結んで、“クセ”を付けておきます。



そんなこんなで、
仕入=採集旅行は終了。


Tamayoさんのご一家には、これまた大変お世話になりました*

庭の畑で採れた野菜でつくったオーガニックなお料理を頂いたり。

「酵素蜜」というのを、初めて味わいました。
サラリとしてるのです。








そもそも。

自然に直に触れているだけで、
ひたすら楽しい。楽しい、というか、、、嬉しい。


仕事だか 遊びなんだか。

「好きな事」が仕事と直結している時特有の、
なんにも苦じゃない、いつまででも続けていられると想える、楽しい時間。

境界線のあいまいな。
すこぶる楽しい時間を、ずいぶん満喫しました。



(その後、家の近所の野川にて 追加採集をすることになるのですが。)





材料をかき集めたら いよいよ
ディスプレイの制作です。


制作中は。



ひとり。

大慌て。

プロセスは、これ一枚だけ、
なんとなく撮ってありました。


制作は、我が家のダイニングにて。
会場となるバーはギリギリまで入れないので、9割方は、ここで作り上げとかないといけません。


採ってきた葉っぱ類を ダイニングいっぱいにまき散らして、
あれこれ考えながら、
ネットにくくり付けたり、結んだり、織り込んだり。

仕上げは、現場合わせで。


ちなみに:
この写真の段階(=どうみても不安げな スカスカ状態)から、

本番の「化けっぷり」ったら。凄いですよ。自分で言っちゃうのもなんですが。

これは、
目をみはるものがあります。


ただそれは、自分の力じゃない。

Tamayoさんや、ミキ&家族一同や、友人たちのお力があってこその、
出来上がりでした。


毎回・毎回、そうなんですが。

<自分ひとりでは、なにも出来ない。>

と、想うのです。
今回も、まったくもって、そうでした。



誰か、ひとりでも。

助けてくれる人が ひとりでもそこに居てくれると、
自分だけでは思いもつかないような高みにまで、飛び上がれる。


頼り過ぎてもいけない とは想うけど、
独りにはやはり、限界がある。

というか、
独りより、沢山の方が、楽しいものになると想う。



毎回・毎回。

人のありがたさを感じ入ります。


独り立ちしたことの利点は、
いろんな人と組めること。いろんな人と出逢えること。
独りという限界を知れること。
人の有り難さが、身にしみてわかったこと。

だったなあ。




、、、そんなわけで、


いろんな種類の “生”の葉っぱを使った、
ひと夜限りの「庭」。




会場は、六本木ヒルズにほど近い、地下のバーです。





 >> 2:~造園編~ に続く。。。


四月の村の結婚式 ~前編~

2010年05月23日 | 仕事 -work-
4月の終わり。

「キャンピング・ウェディング」(キャンプ場で、キャンプしながらの結婚式)
という 一風変わった面白い“お祭り”がありまして、





自分も急遽、いち“造園屋”として、
キッチン小屋周辺のディスプレイをさせて頂きました。

植栽と、プラスα。








場所は、
山梨県・道志村(山中湖付近)
「道志の森キャンプ場」というところ。

山の中の、森の中です。




清流。ああ、清流。


点在するテントスポットを縫って
流れています。綺麗な 透明な水が。

白い飛沫を ぷちぷちと爆(は)ぜて、
ごろごろした岩をくすぐって、
滔々(とうとう)と。





渓流。ああ、渓流。





東京よりワンテンポ遅い「早春」が残っていた森。


きゅんとする、懐かしいやわらかい土の香り。

ぎゅっと縮こまるくらいの 冬の名残の、冷えきった空気。



4月の森は、おおらかで 気持ち良い
涼しい森でした。




聞き慣れない「キャンプ結婚式」を快くOKしてくれた この自由な気風のキャンプ場は
「Natural High!」という
野外キャンプ・フェスティバルが開かれてたりします。


そして
元気なオーナーが自らユンボやシャベルカーを乗りこなして
ガンガン思いのままに “造園”し続けている、



スケールのでかい、
血気盛んな”庭“でもあります。





訪れた時期は、ちょうど
桜のシーズン。


下流にある“道の駅どうし”の脇には



きれいな川と、



満開のサクラに包まれていました。



桜茶の材料にもなる、色濃く美しい八重桜。




一方:山中には

うつむいて咲く、

可憐な丁字桜。




山で出逢う、ぽつんと独り立つ桜は、
格別の感慨です。





やわらかな土。



春に目覚め出した、色んな樹たち。



東京では先刻さよならを告げたばかりの早春の花たちに また逢えた嬉しさ。


森の人の血が焚き付けられます。

歩き回らずには居られない。




足袋シューズ屋さんで(やっと)買った 念願の足袋シューズ(しかも白)を
下ろしたてにして早速、汚しまくる。

山の洗礼を授けます。





「昔の結婚式のように、村をあげたお祭みたいにしたい」
というコンセプトの結婚式。

料理のプロ、フェス企画のプロ、ディスプレイのプロ、農産のプロ、、、etc,,,
並々ならぬプロい友人に恵まれた、愉快な新郎新婦。

そんな2人のために、友人たちの力が結集されて出来る、
あたたかくて ラフで にぎやかな、
手作り結婚式。



視察に訪れた時には、
式の“前夜祭”の夜から焚き上げられる キャンプファイヤーの“櫓(やぐら)”が
どかーんと、出来たばかりのところでした。





ひょんなご縁で、そんな楽しげなお祭りに 参加させてもらえることになりまして。






その2(設営+本番編)に続く。







アンティークとハチミツの石

2010年05月18日 | 仕事 -work-
「国際バラとガーデニングショウ」の 6日間が



終わりました。

一番大変だったのは、イベント終了後の「撤去作業」でした。。。





連日、
朝から どどどどっ!!と、怒濤の勢い。

「西武球場前」駅からぶにゅぶにゅーっと吐き出されて来る、
ヨウカンみたいにぎゅっしり詰まった塊、行列、行列、人の束。

とにかく毎日 人があふれて、ひしめきあっていました。
平日・休日問わず。
雨・晴れ問わず。


気合いの入った お客さま方。

なんと、
全国のあちこち、方々からはるばる来ているようでした。


、、これ、相当 盛大なイベントだったようです。




みんな熱心。


こんなに沢山の人が、みんな、花と庭を 好きで居てくれるんだなーと、


造園屋としては、嬉しいような、、、花にわっと群がるその熱狂ぶりに、若干あてられたような。




凄かったです。西武ドーム。

ちなみに
西武ドームの外では 渡辺美里の歌が延々流されています。




自分は 屋外の "ガーデンショップ YOU"さんのブースで働いていました。




結果的に全日、ほぼガッツリ 働いていました。



黒柳徹子は、完全に見逃しました。

「生きてるうちに是非とも目撃したい伝説的有名人・3巨頭」の一人:
黒柳徹子。テツコ・ザ・クロヤナギ。
聞くところによると、しゃべりにしゃべり倒して、押しまくって、
次のゲストのコーナーがほんの一瞬になってしまった、とのこと。(目撃者談。)
、、、なんて素敵なんでしょう!その生命力たるや!


多分、今までの約30年の人生で最も至近距離だったにも関わらず、ノーマークだった、、!
口惜しー。

(ちなみに、他の2巨頭とは:美輪明宏と、、あと、、秘密です*)


ちなみに、
夏木マリは、1ビットくらいのサイズで目撃できたようです。







徹子から話を戻しますと。


自分が売っていたのは、

イギリスの本物のアンティークと、




コッツウォルズ地方の「ハニーストーン」という
ハチミツ色の石と、



コッツウォルズの「小屋(ガーデナーハウス)」。





どれもこれもが、“本物”。

アンティークも、
石も、
屋根に葺いてある100年ものの天然スレートも。


本物の“重み”がありました。


本当の「本物」を
直に
間近に 見られる/触れられる というのは、
とても有り難い体験。


「目を肥やせ。本物を見ろ」
とは、よく言われる教訓ですもんね。





ラッキーでした。





面白かったのは、

毎日 お客さんの感じも流れも 違う。ということ。

そして、
毎日 何がどう転んで 何が売れるか
やっぱり、さっぱり、読めない。ということ。


しかし、楽しかった。


声のかけかたをちょっと変えてみたり。
人の流れに目を凝らしたり。

お客さんの反応や 声を参考に、ディスプレイや売り方を、微調整してみたり。




「コッツウォルズの~」と言えば、
「ああ、行った事あるわ」という人も、けっこうたくさん居て。
へええと、未だ知らぬ土地のお話をうかがったり。


あと、
値切りの交渉合戦とかもね、繰り広げたりしました。


そんなこんなで、一日一日は、こつこつと終わっていきました。






"ガーデンショップ YOU"の社長さんは 沖縄・宮古島出身の大きな方で、
スタッフの方も、ほわ~んと、いい人ばかり。

しかもみなさん、音楽好きだということ。確かに社長さんは、ずっと色んなハナウタ歌っていました。


ああ、、、合う!

って、
沖縄大好きで、「音楽無しには生きていけない!」と想っている自分。
勝手に嬉しく思ったのでした。

このご縁がまた続いて伸びていくといいな。



ちなみに:今回の仕事も、
(毎度毎度そうなんだけど:)
「人」が結んでくれた ご縁でした。


最近知り合ったばかりの方が ひょいと繋げてくれた
素敵な不思議な 巡り合わせ。


ご縁。





ご縁って。いつまで経っても、どこまでも不思議ですけど。

自分から積極的に動けば動いただけ、
不思議と うま~く 良い流れは巡ってくる。そんな気がします。


結局、ドームの中の展示はほとんど見たような見なかったような感じで
気づいたら終わってしまったのですが、

友達に会えたり、
知り合いに偶然会えたり、
楽しいお客さんに会えたり、
あと、値切り合戦もね。

、、、そういう、「人との巡り合わせ」も 色々あって、
とても、面白かったです。





イギリス。


折しも。
イギリスの庭園に興味があって、勉強しているところなのです。

でも、本や写真だけじゃ、わからない。
庭は現物を体感しなけりゃ、全然つかめない。

やっぱり、直接行って、直接見てみたい。
本物の、現物を。


新たな旅心が、むくむく。


新たな夢が、むくむく。




最近、声に出せば 夢は叶うようなので、
「イギリス行きたい!」って、言ってみる。








アートのキャリア

2010年04月29日 | 仕事 -work-
「今日は」と書き始めた、昨日の日記。
書きながら、12時を回ったら、すとんと
寝てしまっていました。

そして、6時寸前に、ひょいと、目覚めます。

いつの間にか、そういう体質です。






「フリーの身」っていうのは
尋常でなく大変ではありますが、

なにより、
「自由。」

自分の思うがままに、動けます。


それで、
インディペンデント(独立者)の役得でもありますが、

「むむっ、面白そう!」

って、
直観的にピーンと来た 仕事や遊びのお誘いには、なるべく
飛びつくようにしています。できるだけ。


それで、
今日(=水曜)。


「アートのキャリア」っていうものを、やってきました。





最近がっつり・こってりお世話になっている友達:O君から
さらりと回って来た バイトの話。

自分にとって「これは新しい!」&「面白そう!」と思ったので、
飛びついて来ました。


横浜の、某ギャラリーへ。




何をしたのか。というと、


美術展のために集められた作品を 審査する会があり。

審査員さんたちに 絵を掲げて見せたり、
あっちからこっちへ運んだり、
など。
それを、けっこうせかせかと繰り返す。

、っていう、仕事でした。

アート作品の「キャリア」=運び屋さんです。
そういう職能があるんですね。

絵を絶対に傷つけちゃいけないので、とても神経を使うし、
案外、体力も要ります。





もともと 美術は大好きなので。
豊富な絵画に触れることができるという、もうそれだけで、
嬉し楽しかった。


美術展の審査会なる、舞台の「ウラ側」を見ることが出来たのも、
貴重な体験でした。



ゴールデンウィークを前に、ひさしぶりのフィジカルな「労働」。

新しい体験。

心地好かったです。





今日(=木曜)は、風が強い朝。

晴れて春らしく、あたたかくなるみたい。


今日は今日で、

お庭の手入れに行ったりと。色々、動きます。

フリーと言えば、
世間一般的な祝日や休日も関係ない感じがまた、ミソです。

労働労働。日日是、労働。

そして、遊興。


4月4日終わりました

2010年04月06日 | 仕事 -work-
4月4日のライブが、無事終了しました。





思えば、
この素敵なお話を頂いてから、はや、、、あら、何ヶ月?
去年だったから、、、もしかして、5ヶ月以上?


ようやっと、でした。





まだ 写真を厳選しきれなかったり(百枚以上)、

まだ ぐったりしてたり(数ヶ月分)、

なので、

また近々改めて、レポートします!お楽しみに~。


結論を先に言っちゃうと、

「とても楽しかった」、です。

ありがとう。ありがとう。


素敵な『歌庭』が また一つ、できました。





あ、

山口:春の旅レポシリーズも、なにげに途中で止まってしまって居りますが。

こちらもちゃんと、再開。ちゃんと、やり遂げますよ。乞うご期待。


とりあえず、

森(つーか山)に行きたい!&温泉に入りたい!
桜もちゃんと見たい!


あと、
心置きなく、罪悪感無く、がっつりたっぷり、寝たい*





全身全霊エクササイズ

2010年01月10日 | 仕事 -work-
「今日は、静岡は藤枝というところまで、出張手入れに行って来ました。」

っていう文章を 昨晩打ち込みながら

いつのまにか 意識喪失しておりました。


ということで、改めて:

* * * * * *

“昨日”(=土曜)は、

静岡は 藤枝というところに、出張手入れに行って来ました。


東京から車で2時間半。
焼津の近くです。


2010年初・造園手入れ仕事。


早朝5時発。


夜明け前の東名高速。


だんだん白んで行く道に、


ある時 唐突に 目の前に

巨大な富士山が 現れるのです。


「おおっ!」と零してしまう私。


朝陽の 薄いピンク色に染まった、富士山の、白い頂。

淡いピンクの富士山。


「まさに霊峰だねー。」と

助手席の友人。


富士山が現れた途端、
胸のうらが なにやら しゅんっ、とする。
そんな感じがしました。

きゅっ、と、白い糸を固く引っ張って結び上げた瞬間のような。


「うわあーーーー、いいなあー!!」
と 静かに胸熱く じんわりと感動しながら、

「くそーーー、悔しいなあ;」
と、じりじり想う。運転していて、写真に撮れないから。
そして、
撮れないうちに、どんどん過ぎ去って、二度と見えなくなって行くから。



秒単位で目に映るすべてを撮って収めておきたいと思う
写真撮りたがり屋の こんな私のように、
東名高速を運転しながら、
「うおーー!」って感動しながら、
「くおーー;」って 悔しがっている:
そんなドライバーさんは、結構、居るのでは。

って思ったりして。


そうこうしているうちに
背後にて
まぶしい黄金色の光のかたまりが炸裂。

初日の出の御来光もそうだったけど

生まれたての朝陽のあふれだしたのを浴びるのって、
なんだかとても
満たされるような。

とても清々しい、くびきが抜けた気持ちにしてもらえて、
なんだかとても、
シャッキリするような気がします。


「今日は、ぜったい、完璧な一日になりそう。」
って、
なんとなく、予感させてくれる。

素敵な始まりを、予感させてくれる。


そう思うと
一年の始まりである元旦、
初日の出のスパークを見ることが出来たのは
相当、おめでたきことだったのでは、、、

一年、ほんとに、完璧なことになってしまうのでは、、、と、


2010という年。

無性に、期待に胸を膨らまさずにはいられないのです。


年賀状、松の“外”出しだったけど;
初詣も まだ行ってないけど;





さて、話は現場に戻って。

今回は、マキの生け垣の刈り込みをしました。
3mくらいの高さのマキ群。
写真で見てイメージしていたのより、実際はその4倍くらいあって、
どうしようか、終わるのか?とちょっぴり不安になったけど

友人の助けをめいっぱい借りて、
剪定ゴミの処分まで含め、
なんとか無事、収まりました。良かった。


さらには
焼肉を食べさせて頂きました。たぶん4年ぶりくらいに食べたんだけど。
この時ほど、
「ビールが飲みたい!」と思ったことは、いまだかつて無かった。

ビールは 普段、全く好んで飲むわけではないけれど

「仕事のあとの ビール!」
って 世間の働くみなさんが仰言っているのが、初めてなんとなく、わかったような。

運転があるので飲めないっていう禁令下にあったから、なおさら。


大人しく、ゆず茶とか烏龍茶をたしなんで、
再び東名をぶっ飛ばして、帰りました。





高円寺でレンタカーを返し、
チャリで1時間走って深大寺に帰り、
そして、

夜23時。
帰宅するや、意識を失ったわけですわ。



そして本日は、晴れの良き日。
おおかた寝てました。





久しぶりに体を動かしたためか、
あちこちが、痛いです。

胸とか、
おしりとか、

ふともものウラ側とか、

脇腹とか、
あと 妙なところでは、
首とか。


造園の仕事って、どうも、
普段全然使ってないような部位の筋肉を使うようです。

というか、

「全身」を、使っている!


手入れ仕事は久しぶり(数週間ぶりかな)だったので、
また改めて、そのことを感じています。

仕事すれば、充分エクササイズになる。ジム要らず。
ラッキー。


* * *


前回載せた ほととぎす、
3個のつぼみが またさらに圧倒的にふくらんで、もう明日にでも爆発しそう。

アネモネのつぼみも
もう、爆発寸前。


明日の朝陽を受けたら、ひらくんだろうな。


柿が豊作

2009年11月17日 | 仕事 -work-
カキの実の収穫を頼まれました。




都内は下北沢近辺にありながら、
“森”状態になった 広ーーい庭がある 御宅。

今は友人が住んでいるのですが、
だいぶ旧家のよう。

庭には “茶花”も、
色々あるようです。

(茶花=お茶席の床の間に生けたりするのに使われる、山野草系の花)


ホトトギスが ぴょこぴょこ



  ホトトギス(杜鵑草)

   Tricyrtis hirta (Thunb.)
   ユリ科ホトトギス属  多年草  日本原産(と推定)
   英名:Toad-Lily (=“ヒキガエルのユリ” ←..なんか残念;)
   特徴:花びらに紫色の斑点があります。(斑点が無い品種もあります。)
      山道の、けっこう暗いところで出逢う印象があります。




さて
本日の主役:柿の木は、



建物の2階を超える 背の大きいものが、
3本もありました。


3年前くらいに「バッツリ強剪定」をやめ、実を採れるように、と
自然風の剪定に切り替えたら、
去年から わんさと採れるようになったとか。

樹は、剪定の仕方によって まったく別物。



高くなりすぎてるところの剪定をしながら(大胆かつ慎重に)

落とした枝から、どんどん収穫してもらいます。






すばらしい豊作っぷりでした。






ちょっと こすると
キレイに照ります。

照れば みごとに
赤橙の、



元気な あたたかい色。

秋の夕暮れの 赤い感じを象徴するような
照り輝く色です。





旧家独特の 渋い雰囲気のある玄関に ずらり



なんだか、満ちあふれています。
いろんなものが。


こけしとか
棚には 家の主が集めて来た いろんな工芸品たちが
びっしり。


なんだか、その“いっぱい・びっしり感”が 面白くて、
眺めていると 可笑しいのですけれど
そこには すごい愛着とか想いとか 長い時間が感じられて

なんでだか にぎやかなのに 落ち着く
なんでだか 愉しいのに 心静かになれる、
不思議な光景でした。


色んなものが、あまりにも、みちあふれている感じ。

なんだか、惹かれます。
自分の嗜好にも、かなり似通ったものが、間違いなく、あります。




友人は こんな実も 採っていました。



クチナシの実ですって。

あの、夏に漂う 素敵な香りの、白い花の。
(6月7日の クチナシの話>>***

実は、初めて見た気がします。

ターメリックのように、料理の色づけに使われるそうな。




採れた。となると、

さて
どうやって食べようか、という話に。

サラダとか。ジャムとか。


ランチで行った近くのお店(無国籍料理)で、

柿をペースト状にして、ピーナッツバターと一緒にロールケーキに、
っていう、未知なるテクニックも教わりました。
自分では出来なさそう、、、、


ちなみに、このお店!
どれもこれもが 今まで体験したことの無い、初めての独特の味ばかりで、
しかも
凄い美味かった!!


「なにこれッ、、  .....!」
て、

料理で絶句 & 時が止まる & 意識が一瞬飛んでしまう っていう体験は、
かなりレアな現象です。

それが、起きた。


友人いわく:「複雑にたくさん階層があって、それがしかも、調和してる」的な
不思議なことが起っている、お料理なのでした。

16年やってらっしゃるそうな。
女性オーナーは、自分では普通だと思ってやっている味付けだそうなんですが
発想が、明らかにスーパーオリジナル。だって、他のどこでも、見たことも食べたこともない味。

“無国籍”というか、なんというのか、、。
うまく言えないんだけれど、
とにかく「衝撃的にオリジナル」なのです。

天才って、いるんだなーと、
感嘆しきりでした。

安易に「料理?まあ、出来ますけど。」なんて、もう絶対言えない、、。


生きてるうちに味わうべき味。

 →「タケハーナ」@代沢(食べログのHP)

また来たい。恐ろしくおすすめです。




そんなこんなで

採りきれずに終わるほど、大豊作の柿。
おすそわけを頂きました。

超重量級。



とれたてのユズも!


夏ミカンも採れるし、野の花も樹木もたくさんあるし。
このお庭は、なにやら色々、奥が深そう。


庭を生業とする者にとっては もー、

欲しい!
なんて いい庭~~!うらやましい*

って
居ても立っても居られなくなる、内心大盛り上がりの 凄い庭です。


そうそう、
梨木香歩さんの『家守綺譚』という小説を連想しました。
(これ、お勧めの小説です!)

* * *

ずっしり抱えて 帰って、一息。

早速大家さんや隣人に おすそわけ。


「まだ硬いから、熟すのを待つかなー」
なんて思ってたら

「採れたて、めっちゃうまい!」と
友人から早速 歓喜のメールが。

なんか 本気でめっちゃうまそうな勢いだったので



食べてみた。


、、

なにこれッ 


ほんとに めっちゃ うまい!!



甘い!甘さが濃い!


なんでこんなに!?

こんな美味い柿、たぶん食べたことなかった!
とにかく、濃い。
採れたてだから?この木だから?たまたま当りの実だったのか?日が経つと味が落ちるのか?


色々なギモンも 怒濤のごとく溢れ出しつつ


超大量なので、近日中に会う人会う人、
どんどんおすそ分けしていきたいと思います。


でかさねば

2009年11月02日 | 仕事 -work-
最近は出張続きゆえ、ケータイ投稿が続き、写真がありませんが
今回はパソコンから。それでも写真がありませんが。
いずれ、おいおい。



11月2日。気づけば霜月。
長野の現場は後半戦。2日目でした。

本日は
“氷雨”と“冬将軍”に まんまと祟られました。

現場にとって 冷たい雨と強い風は、全然嬉しくないもの。

うーーむ。





初の設計・施工現場 ということもあり
うまく回せないことも多くて、
色々と課題の多い、現場です。

やり直すことも、あったりして。
願うようには、進みません。

、、んむ~~~。



明日は3日目、最終日。

これから未明にかけて

なんと

雪が降るそうです。

たしかに雪国だけど
一ヶ月ばかり早すぎる。
あいにくすぎる。


そんな明日だけど
でかさねばならない 最終日。



「でかす」とは:

造園の現場用語なのか、建築系共通なのかわかりませんが、
「出来上がらせる」っていう意味です。

でかさない、でかして、でかす、でかせば、でかせ

、、サ行下二段活用、、?

あーあ、なんだったっけ、忘れちゃった、そういうの。


まあとにかく、
でかさねばならず、
そしてまた、やるべき課題はどっさりあるのです。

段取りと精神力で、テキパキと!できますように!


copyright (c)

Copyright (c) 2009-NOW "uta-niwa" <by ngch-zoen> All Rights Reserved.