歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

かけずりまわり~宮古島旅7~

2012年09月30日 | 宮古島 -miyakojima-
アラグスク(新城)の海で、朝から昼過ぎまで たっぷり過ごした後、

「今まで訪れた宮古島の海とは、表情が違う」
と言う、

『東平安名崎』(ひがしへんなざき)へ行ってみる事に。

沖縄では「東」=あがり と読むので、
「あがりへんなざき」とも。
宮古島の方言は またさらに違って、「あがりぴゃうなざき」と言うそうな。


太平洋と東シナ海が ぶつかる、あわいの海。
その突端に突き出た岬です。




ひらけた空と、道。




のびる道。その果ての雲。




白い灯台が。




蒼い空にすとーんと一本。
綺麗な、まっすぐな白い塔。やはり、映えます。

そして、そこに至る路はやはり、このように蛇行しているべき。




宮古鳩発見。

ただの鳩さえ特別な何か、別のものにみえる、
旅先マジック。





断崖の先の海を見ると、


(多分、東シナ海。)

手前には珊瑚礁が広がっていて、
奥の青いところは深くなるところ。

それは同じですが、




岩島がたくさん。
荒々しい光景。




いつぞやの津波で吹き飛んだ岩が、そのまま散在して、こういう景観になったのだとか。



荒ぶる波、寄せる波。
凄い勢い。

確かに、今まで訪れて来たのは、波もほとんど無い、
とても穏やかな、平たい、静かな海でした。

この荒々しさ、雄々しさ。
今までの平穏無事なるビーチとはまた別の顔でした。




ところで、

灯台へ向かう道ゆき、
そこかしこから、ハーブの爽やかな甘い香りがするのが、気になって。



香りの出どころは、これでした。

ふわ~んと漂ってくる、なんか良い香り。
見慣れないので、なんだか分からなかった。





灯台の足もとまで来ると、そのままぐるりと巡り、路は続いている。

そのまま歩いてみると、





見えている海が、どうやら切り替わりました。


(多分、太平洋。)

昼下がりの、海の全面に跳ねる、
ものすごいキラキラが、ぐわっと刺さってきます。



ゴリゴリした琉球石灰岩の断崖絶壁に ガツガツ遠慮なく叩き寄せる、

轟々という波の音と、青いうねりと、白い光。



落ちたら、ひとたまりも無いな。恐ろしい。

やさしいビーチでは見えない、
海本来の荒ぶる力が、そこに在りました。




で、
そういえば どうやら完全に はぐれたようなので、
元のところに戻るように伸びているであろう路を、急ぎます。




あ、ちびっ子が!



ちょこちょこ、走ってる!

走ってるだけで可愛いとか、ずるいよねー、もー。



なにやら見つけたか、全力で駆ける子。



日頃、野性味あふれる保育園で駆け回ってる脚は すでによちよちじゃないんだぜ。

とことこ、一目散。



アスレチックな遊具を見つけたようです。





遊ぶためだけに、まっしぐら。

・・・遊び~を~ せんとや~ 生まれ~けむ~・・・

今やってる大河ドラマの「清盛」の、
呪いのように繰り返し流れるテーマソングが、頭をよぎります。。。


ほんと、ライフスタイルを構成している動詞に、「食べる」「寝る」「遊ぶ」くらいしかない・・!
遊ぶために生きてる。凄い。

子どもって、超シンプルで、凄い。

みんな、そんな時代が、あったんだよなあ・・。





で、
楽しそうな遊具にまっしぐらのちびっ子、

残念ながら、ただちに引き戻されて、
車に押込められました。。

ちびっこ当然号泣。逆エビに体をよじって、ふんぞり返って悶絶号泣。

「あっこー、あっこーー(あそこー、あそこー);;;」
って。

「せっかく楽しそうなところ見つけたのに、なんですぐ引き離されるのー!」って。

可哀想だけど、先を急がねばならない大人の事情があるの、、ごめんね;





一方、もう一人のキャワワボーイは



アイスゲットしてた。ミントだね。

大人も、



それはマンゴーね。

かき氷とかアイスとかが、やけにでかくて、良いね。


ちなみに、
この場所は、ビーチとかよりも全然、「暑い!」と感じました。
暑かった。たぶん、島に降りてから、ここが一番、厳しい暑さでした。

午後の陽射し + アスファルトの照り返し
の相乗効果か。

この灯台を巡る道をしばらく歩き回ってただけで、一気に汗が噴き、
そして、一気に灼けたみたいでした。



少年よ 大志を抱け




ゆるやかに流れて、
時刻は夕刻へ。

次なる目的は、
半分仕事、的な感じで。

弊社社長のライブです。



宮古島のライブハウス。



階段一段を、全身で上って行く。

ちっちゃな子にとっては、大人にはひょい、の階段の一段も、
手を使い全身を折り畳み、屈伸し。全力の山登りなんだなあと。

いろいろ、気づかされます。




おお やっと上り切った

おめでとー!





と思いきや



足ふきマットに 心とらわれたりしつつ。



今度は中の様子に 心を引っ張られて、



うきゃきゃと、駆け込んで行きます。



「広い空間」というのが、なんだか嬉しいみたいで、

楽しそうに、きゃっきゃ駆け回ります。

アドレナリンが止まらないご様子。
ほんとに元気!

もう一方の子は



疲れて寝ちゃった。



それぞれ、思い思いのまま、本能のままに生きてる。
可愛い。



ライブは、民謡から。

弊社一同、最前列で見守ります。


昨日の夜の宴で歌ってくれたご夫婦と、社長の弟の太鼓。



締めに、カチャーシーを!

さあ踊って~!

と促されて、立ち上がって、昨日の晩みたいに踊ってみると



見事に、弊社一同しか踊ってない・・!

島の住民は、見事に踊ってくれませんでした。びっくり。
後で聞けば、カチャーシーを踊るのは、宴の時だけとか。

そうですよね、、いつも歌って踊って陽気なんてわけなくて。
軽くカルチャーショック。

そんなこんなで、







社長のライブの模様は、諸事情により割愛します。
ライブは、満員大入り、中座するおじーおばーもなく、盛況で、大成功だったそうです。

てきぱき片付ける弊社一同、働き者。




この後の打ち上げご飯でも、
ちっちゃな子のアドレナリンは止まる事を知らず、
深夜まで大盛り上がりすぎて心配になるほどに、可愛いちびっ子でした。




翌朝、

南の雨が降り出しました。





厚い南の大きな草に、新しい滴。





晴れながら降る、透明の甘い雨。





恵みの雨。

水が、生命の育みに直結していることが、沁みるように、見て分かる。




透明のあたたかい雨に、
しっとり濡れて、うっとり揺れる花。





ちっちゃな子たちは




さすがの若さ




朝から全開です!



ホテルのロビーできゃっきゃっきゃ


むむっ




目標 捕捉

ちょっとにいちゃん いーもんもってんな





照準 確保


おう ほれ それ、あれだろ くれんだろ 俺に




ちょーだい ちょーだい あたりまえのように ちょーだい


ついさっき朝ご飯食べたばっかりなのに!すごい食欲!
ベビーの飽くなき欲望(本能)には勝てない・・。


そんなこんなで、

旅も、

とうとう 最終日です。




降るやら止むやら
スコールの雨の中を、



ひた走ります。




小さな島 と思っていたけど、

車で周るにも一日では足りないほど、案外広い島。




さて、どこへ向かうのでしょうか。






ざわわ。


ざわわの畑のあいだを、あっちへ こっちへ。


ざわわ。






~~~~続く~~~~






十三夜月

2012年09月28日 | 徒然 -tzure-zure-



十三夜の月。


流れる雲がかぶさって、白い光が、ぼんやりと暈になってほの赤く円くじんわり灯る、
その瞬間が、特に好き。




こんな夜は、当・然、

マイガッデス:Coccoさんの『十三夜』を聞きまする。

Cocco『十三夜』(live ver.)


ふ、美しい・・・名曲や・・・


でも実は、この歌よりも『花柄』という曲の

  青い空に
  手を合わせたって
  月に祈らなきゃ
  だめなんだろ?


って歌詞の方が、ずんと来て、凄く好きです。





月に祈れば、願いが叶う。
と、云う。



‘reflection’ だからかな、と、ふと思う。



月の光は、太陽の反射(reflection)。



月を仰げば、
その真っ白に、心を映される。

たとえば、星に願うなら、
たくさんに散らばる数多のそれらに、願いは無数にちぎれて散漫になってしまうけれど。

月は、たった一つ。

対峙するなら、一対一。
鏡のように、その人の心を反映する(reflect)。


願いを放てば、

鏡のように、まっすぐに、跳ね返ってくる。

= reflection.

、、と、いうことだろうか。


などと。

取り留めも無く確証も無く、
ただ何と無く、思いついただけだけども。




あんだぎなーぬ 大月(うふちち)の夜(ゆ)









夕焼けmix

2012年09月27日 | 徒然 -tzure-zure-
ここ3日ばかり、



ことごとく、
夕焼けが美しかったので。





9月25日



国立の施行中の現場。
境界線のレンガ積み。階段状。
着々と積上がって行く。

それから、



多磨のマンション庭、現状様子見。
梅雨に完工して以来、近いのもあって、ちょくちょく来ている。

このたびも、みんな元気そう。ほっとする。


ヒメイワダレソウも、期待以上にはびこって、
すでに石積みを乗り越えて埋め尽くしている。





タイサンボク'リトルジェム’ 
まだまだ、咲き続けている。
顔を寄せると、甘く白く芳醇な香り。


白いムクゲも、着々と咲き続けている。


シモツケ、


ヤブデマリ(ビバーナム・プリカータム)

そして、紅花トキワマンサクなど、
季節外れの返り咲きが、ちらほら。


絶妙の淡い紫桃色のサルスベリ。
さすがに花数が減った。もう夏が終わるのだから。

いろんな樹があって、どれもシンボルツリーとも言えるんだが、

そんなシンボルツリーsの1つ、

ニセアカシア‘フリーシア’が、



期待以上の モンスターに。

台風も近づいてるというから、剪定して、身軽にする。



アフター。すっきり。

何よりも この庭を喜んで愛でてくれているのが、
成り行きで「庭番」になってくれている、
お向かいのおばあちゃん。



この中に写って居ります。

すみっこで丸まっていじけてる
、んじゃなくて、自分ちの塀際の雑草を取ってる最中。

このヒデリ続きの夏の間、毎日一時間もかけて、
この広い庭の水やりをやってくれていたり。
夜に、珍しい花を盗みにくる不届き花泥棒を見張ってくれていたり。

おかげで、みんな元気。
有り難い。



そんな 庭番おばあちゃんが特にお気に入りの、
フリーシア。

「さっぱりしたねえ」と、目の前で喜んでくれて、こちらも嬉しい。

車の中は、フリーシアの、ひときわあかるいイエローグリーンの、
やわらかい丸い葉の、



青リンゴの皮を剥いたのに似た、青い匂いに満ちた。



夕刻、
再び、国立の現場へ。



駐車場の下地「捨てコン」打設、完了。
予報に反して、雨も、大して降らないで居てくれた。
おかげで順調。


帰り路、



夕焼け。






事務所のそばにあるスーパーの駐車場が、
絶好の夕焼け拝みスポットである。




なんでこんなにたくさんの色が、一同に会し、贅沢に満ち溢れるんだろう。
一日で一等贅沢な時間かもしれない。




今日の夕焼けも、美しかった。







夜、

珍しく沸々と湧く肉欲が抑えきれず、



近くのステーキ屋に。
1ポンド(450g)の厚切りサーロインてやつを食べちゃったよ。



黙々と、一気に食べる。

昨日までは、玄米を楚々と食べていたので、反動かも。

多幸感でいっぱいに。
気づいたら眠っていた。





9月26日


つくばの個人邸へ。
昨年作った庭のお手入れ。



期待以上に美しく、ボーボーに。

ここでも、グランドカバーのヒメイワダレソウがものすごい勢力を発揮しすぎて苑路を潰していたので



カットして、すっきり。

その他、細々したところをちょこちょこ整理。
傍では、馴染みの大工さんがパーゴラの屋根の改修を。


チェリーセージ‘ホットリップス’の紅白と、濃いピンクのガウラ(白蝶花)がこんもりして、多幸感。


それはさておき、今回の本題:

バラの誘引作業。
時季は、本当は ちょっとずれてるけど、
一年ほど放っといてて、地を這ったまま伸びっぱなしになっていたので、
さすがにもうお待たせ出来ないということで。



この石張りの壁に誘引していく。

ひとりコツコツ



とりあえず出来た。




遠景。



別景。

この庭は、マスタープランを陽子さんという素敵な先輩が担ってくれた。おかげで、とても良く出来ていて、
とても好き。


小さかったスモークツリーも 大きくなってきた。



刈り取ったタイムやラベンダー、ローズマリー、、、いろんなハーブたちの香りが、
また車の中に満ちる。








帰りは結局夕方になり




夕焼けは、
渋滞気味の常磐道で。



流山とか三郷とか、確かそのあたりだった。




渋滞気味のおかげで、
写真を撮れた。







今日の夕焼けも、美しかった。





9月27日

基本的に事務所にて、設計。

うつらうつらと神降ろしの儀式をしつつ、なんとか1つ、図面を仕上げる。


国立の進行中の現場は



石張りまで完了。

予報に反して、雨はさして降らず、順調に行った。
とりあえずこれにて、第一期工事は概ねひとまず、完了。

お客様が目の前で真っすぐに喜んでくれて、とても嬉しい。


帰り路、





今日の夕焼けも、美しかった。


それにしても、
毎日毎日、美しい。

みんながみんな、
忙しい手を止め、急く足を停めて、
こんな夕焼けを、ひととき、仰ぎ見るようになったら、いいのに。






それにしても、

時が速い。



すっかり肌寒くなった。
ひと月も経たず間に、宮古の海も はるか遠くなりにけり、、的な、
遠さを感じる。


毎日のように、雨が降ったりしているうちに、

満月が、近づいている。




夜、バレエのレッスンへ。
先週お休みになってしまったので、2週間ぶり。
背中が固くなっていた。


マサコティック先生から、



すだちを大量に頂いた。
実家の徳島からの贈り物だって。無農薬だって。

ああ、、そうですね。

もう、柑橘の季節ですね。



、、早い。






アラグスク~宮古島旅6~

2012年09月24日 | 宮古島 -miyakojima-
宮古島旅、二日目。




朝からみんなで、新たなるビーチへ行きました*







「新城」

と書いて、

「アラグスク」と読みます。なかなか読めませんねー。(今「あらぐすく」で変換したら、ちゃんと出て来た!)




浜辺への入り口は、こんもり森のよう。
ドキドキが高まる。

樹のトンネルを抜けると・・・





どーーん




 どどーーーん!



白い砂~

青い空~

そしてこれまた、

色々な青の、甘く誘う海~





ちっちゃな子は、砂遊びが大好きなんだって。
さっそく、海にそっぽむいて、砂をかきかき。






ここも、透明のきらきら光る水。

昨日の海と違うのは、珊瑚や貝がたくさん転がっていること。



そして、珊瑚礁が広がっていること。

裸足だと足を切る恐れがあるので、サンダルのまま海へ。
(海の家では、マリンシューズのレンタルとかもやってました。)






このビーチへ行く直前に 立ち寄った農協で、
みんなでこぞって買ったのが、



シュノーケル。1,180円だった也。
これがあれば、泳ぎながら、水の底の魚たちをずーーーっと見ていられる。

「よく考えたら、何人かが買って、まわして使えば良いのに!」
って、
みんな買っちゃった後で、誰かがやっと気づいたり。

でも結局は、みんなそれぞれ買って正解でした。
思い思いに、好きなタイミングで、潜りたいからね。


鼻で息が出来なくなるので、ちょっと怖い。
どきどきの、初・シュノーケル。


シュノーケルができない ちっちゃな5歳は、



バケツ。

こんなのも、海の家でレンタルできました。






白砂の海底に映る、水面のきらきらの文様がもう、とてもとても、、、

綺麗なのです。。。




もう一人の、まだ泳げないちっちゃな1歳は、

しきりに砂遊びとか。







可愛い。

飽きることなく、ずーーっと見れちゃう。
って、ずーーっと見てたら、海に入りそびれちゃう。


ということで、
いざ、海へ!




沖縄の夏の海は日射がヤバいので、Tシャツのまま泳ぐと、以前に聞いていたので、
Tシャツで。

この日、たまたま、海のエメラルドと同じ色のTシャツでした。




上がっては、脱いで干したり。
ほんとにこんな色の海が、、ねえ。まさか、ここにねえ。



これ。これですよ。




ジーザス。






海の色が、濃い紺に変わるところは、
珊瑚礁の広がっているポイント。

そこには、魚たちが集まっています。

なんか、すごいイエローのやつとか!
ネオンブルーのちっちゃいのとか!

まさに水槽の中で見る「熱帯魚」たちが、すぐそこに!
すぐそこの珊瑚礁を突ついたり、ふらふらすいすい、泳いで行くのです。。


なんか、
自然の中に、こんな強烈な色が、しれっと存在している。

楽園かと思いました。




時折、陸に上がっては、散歩したり。


完全に寝入っちゃった人も居ります。



日に灼けすぎて大変な事になるんじゃないかな、と思いつつ、
暖かく静かに見守りつつ。。。



ここのビーチが、昨日の前浜ビーチと違う点は、
山(森)がすぐに迫っていること。
木があること。




そして、



浜辺の花が咲いていること。





甘いユリの香り。



御簾のかかった涼しい休憩所(無料)では:



ベイビーが、相変わらずの可愛らしさで、



相変わらず、



食べてました。
起きてるときは、ずっと食べてる。おなかまんまるです。




人が食べてるポテトも、めざとく狙って。



食べてははしゃいで。




こてっと、寝る。





天使。







しばらくしたら、また海へ。




シュノーケルをつけて、
すこー、すこー、と、呼吸をうまく続けることに集中しながら、





紺碧や紫紺の珊瑚礁の上を、飛ぶように、浮遊して、


魚と一緒に泳いで、


ぷかぷか、漂って。




なんか、この海の中の体験は、

神秘的で、そして寡黙的で、
なんだか言葉で語り得ないです。

静かに静かに、奥へ、内へと、潜っていく感じ。

ちょっと気を緩めると、がぶがぼごぼぼって、しょっぱい水を飲んじゃってあわや死んでしまうかもしれないという生命の危機感を、
常に背に負いながらだから、神経は研ぎ澄まされて。


能動的な瞑想みたいな。




顔を上げて、太陽を見て、浜辺の在処を見て、
ほっとして。


そしてまた、陸へ。




ちょっと日陰で、休んだり。





繰り返し。何度目だったかって、数えるんでもなく、
考えるでもなく。

休みたいように、休む。







泳ぎたくなったら、泳ぐ。


おなか空いたら、食べる。




眠くなったら、眠る。





ひたすら、気の向くまま。繰り返し。






静かに、ぼーうっと、
何をするでもなく目の前の光景を眺めて、耳を澄ませていたら。


まるで歌を歌うように、
派手に、ぴゅいぴゅいきゅるるる~~♪と鳴く鳥が居て。



御簾のすきまから。





峨嵋鳥(がびちょう)かな、と、ふと憶い出す。

なんか近年、東京にもやって来ているという、
台湾とかのほうの、熱帯の鳥なんだって。








時間は、いつしか午後を廻り。





思い思いの午後。











Holiday.










さあ、そろそろ、引き揚げの時。


ラスト・ダイヴです。




















足の付かないところは怖い、5歳。ぽつん。



びっくりするような 賢(さか)しいことを言ったり、



ちょっと生意気なことも言ったりするけど、やっぱりまだ ちっちゃな子で、



まだまだ、ママにべったりで。



いたずらっこ。




可愛いねー。



さあ、自分も。

あたたかいエメラルドに。




ラスト・ダイヴ。





あ~~~~**










たまらん・・・








お、





戻って参りました






名残惜しみつつ。


陸へ還りましょう。









相変わらず



可愛い、ちっちゃな子の待つ。





犬を追う子。



うふふ。





“ジャングルジム”の中を。歩き回る子。







ほんと、色んな表情を見せる赤ちゃん。




目が離せない。

何を見てるのかなと、思ったら




木に登ろうとしてたり。





頭ぶつけちゃいそう!って、見てる方がヒヤヒヤしたり、ドキドキしたり。






そんなこんなで、




やっぱりこの子が主役でした。




テンション上がって、また、きゃっきゃしてます。





美しいアラグスクの浜。



最後に撮った写真はこれ。

そして、




ぶーーーん、と。






遠くなって行く。



また、来れるかなあ。










次に向かうは、

島の先っぽ。




~~~~続く~~~~~



秋分なので

2012年09月22日 | 徒然 -tzure-zure-
えー、

宮古島旅日記連載の途中ですが、
なんとびっくり、


はや「秋分の日」を迎えてしまいました・・!

なので、
ここらへんで 近頃の様子を 一気に ねじ込ませて頂きます。








旅が終わってから、およそ2週間も経ったんですね。





先日の、朝の様子です。
朝の風は さすがに秋らしいとはいえ、




差す熱にはまだまだ、夏の残暑の余韻がありました。
(つい数日前の、この頃には。)




そうは言いながら、



やはり秋の入り口です。実りの色が、すでにちらほら。

これはクリ。
先日の雨と風で落果したものが。

このクリたち、見事にぜんぶ開かれて、もぬけの殻になっていました。
アニマルの仕業ですね。凄いね。



アガスターシェ(Agastache)


ガウラ(白蝶草)



サルスベリ(百日紅)


夏から秋をつないでくれる花たちから、




 コムラサキ


  アオハダ


  イヌタデ


秋の色へ。

実りの色、
美味しそうな色たちが、そこかしこに。




最近は、あの 真夏の容赦ない日照りを忘れさせるように、




やんや 雨が降っています。


打ち合わせで訪れた埼玉の方で、



金色の風景に出会って、



「青き衣をまといて~♪」なんて
テンションが上がっていたら、



風がざわつき始めて、



一気に豪雨。

横殴りの風の、豪雨。

その数分後、



この晴天。
突き抜けてるー。

ちょうどこの日は、遠く西の方を、台風が通過していった日だったかな。



そんなこんなで、

秋を呼ぶ雨。



結構、毎日のように降ってる。

雷も、けっこう鳴り響いてる。


そして、
雨が降るたびに、
じわじわ、秋は歩みを進めている。


時に、
雨が止んだ夕暮れ時には、



美しい夕焼けが広がります。

燃えています。炸裂しています。

萌えます。




ある日の、現場からの帰り路でした。

進行方向と逆の、過ぎ去って行く後ろの方で、
目眩く展開してゆく夕焼け。

「うわーー!待ってーー!」って悶絶しながら、




信号で停止するたびにカメラをさっと出して、瞬撮!



サッと出して瞬撮!

、って、やってるところです。



あまりにも美しいから、
見逃すのがもったいなくて。

毎日、毎日。





最後の最後に、藍に落ちるまで。




翌日もまた、
彩りの様を変えて。






この日は優しい、淡い夕焼けでした。




空に端切れ散る鱗雲の金色の綾模様が、印象的な。




毎日のように、世界は美しい。

夕焼けには不思議な力があって、
いつも、鎮められて、静められて、
洗われます。

だから、

ああ、綺麗。ずっと見ていたい。


、、って、

外に飛び出したまま ぼんやり眺めていたんです。
そしたら、
事務所の電話が 水を差すように、鳴って。

現実に呼び戻されてしまいました。

渋々。

多分この後、燃えるような展開があっただろうけども。

見逃してしまったんです。


都会の時間の流れに生きていると、日々、そういう力に呑まれていく。
そして、こういう素敵な時間を、取りこぼして行く。





黄昏時の電話って、無粋だな。

なんて、
ちょっとムスッとしてたら、

今度は、ケータイが鳴った。



元同僚の、大好きな友人でした。

いつもと同じ、何の用件でもない、ただ
「おう、ひさしぶり、どーしてる?」っていう、
他愛の無い、
可愛い電話でした。


こういう嬉しい電話も、あるね。

いかんいかん。恩恵を受けているくせに。
文明や道具を憎んではいかん。





そういえば、
帰りの宮古島の空港で、久しぶりに「ケータイストラップ」なるものを買ったんです。
お土産・フォー・ミー。



蒼い透明の、キラキラしてるの。

なんか、イニシャルのアルファベットが付いてるやつ。
ちょっと考えて、
2種類買いました。

「C」と「O」と。


誰のイニシャルかって?

もちろん、

マイガッデス:Coccoさんの、「C」と「O」ですよ。厳密にはイニシャルじゃないけど。

現在、実質活動休止状態にあるCoccoさんの、無事の復活を、強く固く祈って。

それと、
またこの南の海に、いつでも帰って行けますようにと、願いを込めて。





旅から帰ってからは、

体は:
綺麗な筋肉が付いて・引き締まって・ツルツルすべすべになって、
なんか快調で。

バレエの先生に「背中が綺麗!」って褒められたりしたり。なので、
調子に乗って、証拠写真を撮ってもらったりしたよ。

珍しく大公開!



ふふふ。こんな感じでした。
背中って、自分じゃ見えない自分の姿。


浅黒く灼けた肌は、やはり健康的に見えるし、
輪郭が美しく出るんだと思われます。


残念ながら、
今となっては さすがに肩の皮も剥け始めて、
色も戻って来てしまっていますが・・。




それでもまだ、

体つきも、まあまあキープしてるし(腕立て伏せとかやっちゃってるよ)、
気持ちも すこぶる穏やかだし。

気運も、
良い流れで動いている感じです。

ちょっと疲れてるけど。


仕事も、
順調に流れています。

先週、2つの現場が無事完工を迎え、
今日1つの現場が施工スタートし、
週明け、また1つの現場が完工して、また別の新しい現場の施工がスタートし、
さらに翌週にはもう1つの現場の施工がスタートし、1つ、小さな現場も始まって完了します。

ついでに、プランニングアップ待機中の案件が5つ。




要するに、
相変わらず なんだかカオスですが、

気持ちが穏やかなせいか、
妙に順調に流れているように思える、今日この頃。


この夏(特に6、7月)とか、ブログがだいぶ滞った時期がありましたが、
やっぱり相当参ってたんだと思います。自分ではなんとかやりくりして調子を整えながら平静を保ってたつもりでも。
色々とトラブルもあったりして、疲弊してたし。

で、今回、
びっくりしましたもん。

宮古島に行って、あんなに「回復」するとは。

行ってみるまで、「うわ、自分こんなにゲージすり減ってたんだ!」って、思ってなかったから。
全然大丈夫だと思ってたもん。


都会って、凄いですね。ある意味。

そして、

南の海の力って、凄いですね。別の意味で。


あんな綺麗な、透明な海で、毎日泳いだら。

そりゃあ。
心も、体も、洗われるし、
キリッとするよな。


だから、思った。

「これは、定期的に、宮古島に泳ぎに行く必要があるな。」と。








という、このタイミングで、

行って来たんです、この前。



「美輪明宏 ロマンティック音楽会」!

銀座で。

贈り物の花がいっぱい。



床は深紅のバラが一面ぎっしり。




凄かったです。

楽しかったっつーか、面白かったです。

「生きてるうちに一度はお目にかかっておきたい人・ベスト3」のひとり、

それが美輪明宏様。通称:尊師。別称:ミーワ。

なんと、同じ誕生日(!)。



やばかったよね。
あの独特の歌唱法。あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁわあぁあああわあぁぁぁ~~~!っていう。すごく波打つあれ。
真似できたら面白いよなー、、、と思って、
早速練習してみたよ。そして、
爆笑。
難しい。つーか、すごい爆音的絶唱だから、ご近所に通報されて強制連行されるレベル。


ということで、
車で高速をぶっ飛ばしてる時とかに、こっそり練習しています。


生きてるうちに、一度でも、見ておいた方が良いと思います。
おすすめです。





そんなこんなで。

ちょっとスピリチュアルっぽいことを言うと。


心と体は つながっていて、一つ。



私と世界は つながっていて、一つ。




そんな感じのことを、文字通り「そうだよな。」と、すんなり受け止められる。
澄んだ心地。


空を映して、エメラルドに光る、
透明の海の心地。


南の島への旅は、予想を上回るほどに綺麗な、そんな心地を、
もたらしてくれまして。


 「吾心似秋月」



「吾が心 秋の月に似たり」。


旅の後一番目の、お茶のお稽古の時の、
お軸の言葉でした。

その時は、まだまだ全然 “南の島の夏の海”モードだったので、
「エーー全然まだまだ無理ーー暑いしーー」って思ってたけど、

秋分という 今時分になって。

見事、この言葉が はまってきました。





ふと 今 また
そこに転がっているケータイに目をやって、



このストラップ。。

最後の最後に買って、よかったなと、思っています。


なんか、海の「かたみ」のように見えて来た。


透明の海を、いつでも蘇らせられるように。
あの気持ち良い青を、心の底に、湛えたままにして居られるように。

無意識に、あの時、そう願ってたのかも。





もう1つ、自分のために買って、島で付けたまま、付けっぱなしにしているもの。



星のネックレス。

貝殻の螺鈿を磨いて星にしたネックレス。
超絶気に入ってる。


しばらくは、肌身離さず。









というわけで、

かーなり長くなりました、近況報告でした。
溜まっちゃうよねー。日々生きてるとねー。


次回は、再び、




沖縄の海へ。

還ります。










宴に舞い、星を見る~宮古島旅5~

2012年09月19日 | 宮古島 -miyakojima-
海のあと、
社長の実家(2年前に新築されたばかり)へ。
ホームパーティーです。

目の前は広いサトウキビ畑。
社長のお父さんが今も現役で耕作しているそうです。

人の背丈より高く伸びた ざわわ。

そこに、おもむろに飛び込んだ社長



なんか一人で暴れてる・・と思ったら

サトウキビをへし折っていました。
茎は、とっても固いんです。



噛みながら、茎の固い皮を裂いて、
中の白いところをこれまた噛みながら、出てくる甘い汁を吸う。

ちょっと暗くてわかりませんが。

サトウキビを必死に噛んでると、みんなものすごく無言になります。

ちょっとシュールな光景でした。





さて、お家の中へ。

色んなごちそうを前に、

民謡の生演奏が!



三線(さんしん)を弾きながら唄ってくれました。



やんややんや~


そしたら 社長がおもむろに




踊り出しました。

噂に聞く、沖縄の「カチャーシー」という、あれです。
宴の席ではみんな踊り出すという。



なんかみんな、「ほれほれ!」と立ち上がらされて、
踊らされます。



作法がわからないながらも、なんとなく踊ってみます。




てんけてんけ てんけてんけ






太鼓に興味を示した ちっちゃな子。

試しにバチを。




民謡も奏でてくれる中、

どん どん とん



なんと、
巧みに、小さいのと大きいのと、組み合わせて叩き鳴らします。



やだ、天才かも!天才ドラマーかも!





大盛り上がり。

可愛いちっちゃな子(もうすぐ2歳)は、みんなの愛と賞賛と熱狂をぜーんぶかっさらって行きますね。

もう一人のちっちゃな子(5歳)は、



残念ながら!宴の開始前から爆睡。楽しい時を完全に逃してしまいました。。。

早朝4時起きとかで、飛行機乗り継いで、ずーっとはしゃいで頑張ってたから、無理もない。

しかし、
一方の天才ドラマー(1歳)は、、、全然寝ずに、むしろひっくり返るほどはしゃぎっぱなし。
一口食べては踊り、とにかくずっと食べ続け、、、元気すぎる。
アドレナリンが出まくってるようです。



くぁ~わうぃ~~*




締め。

踊ります。



今度はもう全員で。






やんややんや~






そんなこんなで 夜も更けて。

さすがの1歳児も



こっくり。





この後、最初に行った浜辺に行って、


満天の星空を見ました!


全天に伸びる、すごい天の川!


360度リアルプラネタリウム=天球を満たす星!


あー!流れ星!


あれ、ホタルじゃない? えー、まさか! いや、ほんとだ!なんで?



色んな奇跡の満ちた、夜の浜辺。

静かな波のざざ、、ささ、、という音が、これまた。素敵すぎる演出。


あたたかい夜の、ちいさな光たちの。
静かな景。


埠頭にべったり寝っころがって、

全天の星の、溢れ零れる光の粒たちを。全身で受け止めて、染み込ませるように。


写真にはもちろん全然撮れないから、目に 心に 体に
しっかり焼き付けようと。

食い入るように そして、
空っぽになって、見つめていました。


ずっと このまま全部、覚えていたいなあ。

すっと すぐにも憶い出せるように、いつも抱えていたいなあ。


南の島の夜空に願います。



そんなふうにして、
長い一日目は お仕舞い。






翌朝。




もー、さっそく元気!
可愛い。

今度こそ、ちっちゃな子たちも、

いよいよ次のビーチに向かいます!









~~~~~続く~~~~~


夕間暮れの海~宮古島旅4~

2012年09月17日 | 宮古島 -miyakojima-
昼下がり。

心地好い前浜ビーチから戻り、
軽くシャワーを浴びてから、
ひとり、外へ。

あたりをちょっくら散歩してみました。





見知らぬ土地。
気の向くままに、歩いてみる。




ああ、大好きな、ブーゲンビリア。




南国で見るブーゲンビリアは、やっぱり、
強く生きてる感じがする。






見た事ある花、
見た事ない花。


赤い花の情熱。





青い花の静謐。





白い花の無垢。




黄色い花の愛嬌。




東京では観葉植物としてちょこんと売られている奇怪なものが、
豪勢な生け垣になっていたり。







樹々の生命力に覆い尽くされていたり。





旅先の町では、何よりもとにかく、歩き回ってみる。
目的地もなく、当て所無く、ふらふらと。

そうすると、
その町の“日常”の在り方、空気や時間の流れ方を、
ちらり、垣間見る事が出来る。

「町の全体像を掴む」とか、「知る」とか、「理解する」とか、
そんな大それたことではなくて。
ほんのちょっと。



今度はあの角を曲がってみようか、
なんかあそこにでかい木があるな、
ふらふらと、思いつくままに。

すると、
びっくりするような偶然の光景に導かれることもある。

びっくりはしないけど、ぐっとくる、
素敵な風景に引き寄せられることがある。




旅の醍醐味のひとつ。




あー、

そんなこと言っている間に、日は



黄昏の気配を翳ませて来た。






夜は、社長の実家で宴が。

その前に、
最初の浜に、再び訪れました。



夕暮れの迫る、静かな藤色の、凪の海。








さっき ビーチに行きそびれたちびっ子たちが





耐えきれず、海へ。


まだあたたかいよ。





あ、何か居る。



ウミヘビ?








空が



藍色になっていく。



照り輝いていた光も、蒼く褪せてゆく。









「かけっこしよう!」と、
母と元気な息子(5)。























青い海をもっと蒼くして、

宵が迫る。




この後、社長の実家へ。

宴が催されるのです。





~~~~~(続く~。)~~~~~~


やわらかい海~宮古島旅3~

2012年09月17日 | 宮古島 -miyakojima-
「よし、早速泳ごう!」と、訪れたのは、
前浜ビーチ。

そこは、




白くて細かい砂粒の、やわらか~い砂浜の、
静かな内海。




波も平ら。やさしくて静か。





色が変わるところは、深さが変わるところ。

浅いところは、砂浜の色をそのままに透かしています。





キラキラの文様。





透明の水。

やわらかくて、あたたかい。



海で泳ぐの、いつぶりだったっけ。




砂浜には、珊瑚の尖った死骸とかも散らばっていないので、
裸足でも大丈夫。

微粒子の、ベージュの、サラサラの砂粒。



同行のタイル屋さん(60寸前)を埋めています。







海に舞う光。




透明に透ける影。




白い。
白塗り暗黒舞踏みたいになります。



グラデーション。


何とも言えない青のやさしいグラデーション。



着々と埋もれて行くタイル屋さん。



はしゃいでるよ。大人の男たちが。




そういえばこの時ビーチに繰り出したのは男たちばかりでしたので、
今回は いつまで経っても水着女子は出てきません。
画的に残念な人には残念かもですね、すみません。




思い思いに。





そういえば、ちっちゃな子たちはお昼寝のために
ホテルに残りました。

このやわらかな砂とおだやかな浅い水辺は、
やさしくて、ちびっこには良いはず。

喜んだろうな~。













エメラルドグリーンのあたりには「魚が居る」と、

何度も潜りにゆく人。




ぷかぷか寝そべって、のんびり浮いてみる人。




駆ける人。




浅いので、けっこうどこまでも歩いていけるのです。
エメラルドの近くまで。


でもさ、
母なる海!みたいな大自然を前にして、
「おとな」とか「こども」とか、なんか関係ないというか、
全然どうでもいいことだと思うんだ。

線引きなんてさ。




そんなこんなで、



ちょっと大きな子どもたちの、
束の間のひと時。


光は、夏の昼下がり。







ホテルに戻ると



テンション上がりすぎて、はしゃいじゃって、全然寝らんなかった!

というちびっ子たち。
いっそ、一緒に行けば良かったねー!

悔しがりつつ。



ホテルで一旦休憩をして、
また出かけます。




はじめての海~宮古島旅2~

2012年09月14日 | 宮古島 -miyakojima-
さー、
那覇を発ち、数十分くらいかな。

あっというまに、




宮古島に到着です。


空港で お出迎えしてくれたのは



貝殻シーサー。(今年出来たばかりみたい)
なんかすげー。


高鳴るドキドキ期待感と共に、外へ踏み出すと。



さっそくブーゲンビリアが。

そして、南国の分厚い湿度が、甘く、じっとり。

興奮は、じわじわ、静かに湧いて来る。




一日早く前乗りしていた社長一行の車に連れられて、ホテルへ。

車窓からは、



ざわわ。ひたすらざわわ。

飛行機上から見えた島の色は、このざわわなサトウキビ畑の緑と、赤土がひたすら。
そして、コンクリート陸屋根のグレイ。

ざわわ。人の背丈よりも高い、巨大ざわわ。


で、

ホテルに着くかと思いきや、



早速 海へご案内されました。

社長の思い出の浜。
赤浜という名の、船の泊。




社長が昔暮らしていた実家から、サトウキビ畑のあいだのまっすぐな道を、まっすぐ下って行くと
そこに現れる、この浜。

観光地のビーチではない、船の泊まり場。

社長が、おそらく小さな頃から高校時代まで、ずっと泳いでいた、
小さな秘密の浜。



そして、

静かで、透明な、大きな海。




一同、「おお~~」と、感嘆の声。

テレビとか写真とかで見た事のある、その、澄んだエメラルドの海が、
いま現実に、目の前にある事に。










大きな海と、



ちっちゃい子。

海は、この前行った江ノ島のが、初・海だったそうな。



見つめる、ちっちゃい子。

彼は、この海の色を、どういうふうに見て、
何を想っているんだろう。






早速、足だけ入ってみる。

白い珊瑚の砂浜に打ち寄せる、



透明の海。


あたたかい・・・!






母と子の風景。




父と子の風景。
、のようですが、そうではない、風景。
ちびっこのお父さんは、残念ながら来られませんでした。


ちっちゃな子は、よく「あ、」と、
何かをまっすぐ 指差します。



浜のそこかしこにぽつぽつとある、カニの穴。
掘り広げる人間たち。の図。



ひとしきり海を眺めるのを堪能しまして、






時刻は すでにお昼すぎ。




さあ、とりあえずホテルへ。


と 思いきや




着いたのは、
社長の実家。

今はもう誰も住んでいない、旧い家でした。


、、どうやら、
社長のルーツを巡る旅が いつの間にか始まって、
着々と進んでいるようです。

故郷への想いがことさら強い社長は、一層感慨無量の様子。



ふと、
視線を感じる。。。

無人の家なのに。。。


むむ、、と、見回すと、





チラリ.


社長の実家 のお隣の






猫が。

家政婦のアレばりに




半分で、
じっと見てた。

ふふ。





さて。

そんなこんなで、
時刻も昼を回っています。




早朝一番の飛行機で東京を発ってから、あっという間に時間が経ち、

おなかも空いてきましたので。


とりあえず、ホテルに荷物を置いて、

バイキングランチのお店へ。




腹ごしらえです。

食欲旺盛すぎて呆れられるほどの おなかがまんまるなちっちゃな子は、
肉が大好き。

真っ先に、動物性タンパク質にがっつきます。

起きてる時は、だいたい何かを食べていました。
で、ひと口食べるたびに、歓喜のダンスを踊り狂うのです。
食べては、キャッキャ!って、走り回るの。もー、かわいいったら!
しかしママは大変。

しかし可愛い。




なんかここら辺、食べるのに没頭してたのか、あんまり写真を撮ってませんでした。けど、
料理も、ちょっと変わった食材の、馴染みのないものが、色々。

印象的だったのは、
ニガナと云う(社長は「ニギャナ」って言ってた)、苦くなくて美味しい葉っぱとか、
パパイヤのきんぴらとか、
ドラゴンフルーツとか。



珍しいフルーツも。もぐもぐ。





さて。
おなかも満たされて、元気をチャージしたところで。


いよいよ、海に入りに行きます。

「ここは行くべし!」とおすすめされたビーチは、3つ。

まずは、
第一のビーチ:「前浜ビーチ」へ!






着いて、ビックリ。






・・・まじ綺麗・・・




~~~~(続く)~~~~




空と海の色だけで~宮古島旅1~

2012年09月13日 | 宮古島 -miyakojima-
旅の始まりは 朝一番の飛行機。




久しぶりの飛行機。

窓側の席で、窓に張り付いて、瞠目。

空の真っ青と。

雲の海模様と。




雲の鳥。





来た、



富士山!




白い海の上に、凛と飛び出した三角の青。




際立っている。





雲海と、淡い水色の空と、コバルトブルーの深い宙。







なんか、
こうして空を見ているだけで、すごく
さらさらと。
洗われてゆくのを感じていました。


世界はほんとに、こんなにも、美しいんだ。
と。

切実に、じんわりと、心の底から湧いて来て。



深い青い空と、
深い白い海と。





やがてさらに上へ。

雲の中に入って行く。




雲の上に出る。




宇宙の色!

宇宙ブルー!






そしてそして、





“虹の玉”を見ました。

正式には、何と名付けられているんだろう。

完璧な光彩。



で、もう
ここら辺ですでに「ああもう元取ったわ」みたいな充足感に。

ただ空の青と 白い海だけで。
さらにご褒美の 虹の玉まで。

目的地に着く前から たっぷり感動してしまいました。




中継地点の那覇に到着。



トランジットにちょっと時間があったので、
空港にじっとして居るのも もったいないな と、
モノレール(ゆいレール)で、中心地のほうまで足を伸ばしてみました。

沖縄のあつい甘い空気を、早速たっぷり肌にしみ込ませる。



とりあえずぶらぶら散歩。

街路の植栽を見ながら。



沖縄本島は何度も来ているので、すでに馴染み深い。
切ない想いが沸きます。

離島に行くのは、今回が初めて。






広そうな公園があったので、行く。





もの珍しい木。なんだろうこれ。




これは知ってる。モクマオウ(木麻黄)。
マイガッデス:Coccoさんの歌に、「もくまおう」という名曲があるのです。




陽射し。汗出る。



川の色がエメラルド。

空の雲が妙に近くて、

青がなんでもかんでも美しく引き立たせるようで。


バタバタと、那覇空港にリターン。



今度は、宮古島行きの飛行機に乗ります。



ここで再び合流、同僚たちと。

同僚の子と。



まんまるおなかの、リアル・ポニョ。ほんとに天使。まじエンジェル。

この旅の中、この天使には、終始、癒されました。。。



一挙手一投足が完璧に可愛い。もうすぐ2歳。激しく動き回る。

今でもあのキャッキャはしゃぐ姿を憶い出すだけで、一瞬でマックス癒されます。





再度フライト。



海は、コバルトブルー。



空には、白い下弦の月。




初めて訪れる、今までで一番南の国。

宮古島へ。






行ってきました南の島

2012年09月12日 | 宮古島 -miyakojima-
行ってきました 宮古島~

とりあえず、著者近影。




社員旅行で二泊三日。

癒され量が凄かった。

平素いつの間にやら、こんなに消耗して、ゲージが減ってたのか!って、
びっくりしたくらい。

平気なつもりでも、結構すり減ってたんだな~。


みるみる満たされて、
たっぷりチャージされました。




毎日 透明のエメラルドの海で泳いでたら、
筋肉すぐ付いた。そして、
肌が締まって、きめ細やかになり、ツルツルになったよ。

まだつるつる。



あれやこれや、たくさんの写真は、
また後日~。





旅は夜に始まり

2012年09月08日 | 徒然 -tzure-zure-
4時30分 調布駅前発。

今回の始まり方は、無事に。

オレンジの光が走る高速。

空が、黒からじんわり、灰青色へ。


久しぶりの旅立ち。

久しぶりの飛行機。


初めて行くところ。

ほんの数時間後には、もう。



旅立ちは、いつも夜。

空が燃えていた

2012年09月06日 | 徒然 -tzure-zure-
また急に さああっ と降り出した雨が、
なんとなく ちまちましてきて、まあ、もうすぐに止みそうでは、ある。かな。


と 思いながら、
花屋で 雨に濡れながら色々の花を見繕っていた
黄昏時。

ふと
あ、止んだか。

思いしなに

あたりの空気のすべてが 一瞬ぶわああっと、

バラ色に膨らんで、

「えっ」

 って、

ビックリして、

空を見た。




「うわあ、」

 って、

思わず 声が漏れた。


で、
慌てて写真を。






 ほあああ、、

 凄いわ、、。




もこもこの
黄色に、



ピンクに、



青。


3つの色が がっちり隣り合いながら、

くっつき合いながらも 重ならず、
融け合いながらも 雑じり合わず、

それぞれの色を 最大限に甘く際立たせながら、

ただひとつの空の一角に、揃い踏みして、


ぶわああっ、と、


甘く、燃えていた。







虹のよう。

ほんの束の間の、不意打ちの、
奇跡的な贅沢。


こんな時は さすがにもう、
花を選ぶどころでもなく。



ものの数分だったのだろう。


さーーっ と 摩れて、褪せて、
浅薄な蒼に醒めるまで、

その、ほんの束の間。


短いような 長いような

そんな一日の さらさら流れてゆく流れの中で 特別に与えられる、

わずかなご褒美の瞬間。





びっくりして、


ずっと、見ていた。





セプテンバーゲリラ

2012年09月02日 | 徒然 -tzure-zure-
ブルームーン

と云う名の


満月の夜が
明けると、

9月になっていた。



浮雲。

と云う名の


朝顔も、

無事、次々に咲いている。




なにこの空の色みたいな完璧な色っぷり。

ずるい。

綺麗。





最近、
朝の夜明け寸前に目が覚める。

この前 徹夜明けで、
もの凄いバラ色の朝を見てしまったから
どうも毎日、見過すのが、もったいないのか、
クセになりつつある。


晩夏の早い朝。



涼しい。

しかし、7時くらいにはもう暑い。

残暑、厳しい。

しかし、
夜はやはり、最早、完璧に、
秋らしく、涼しい。

けれど、

一晩じっくり冷やされた早朝の空気は、夜のそれよりもずっと涼しくて、



旅先の、いつかのどこかの街で吸った、真っ新な朝の、真っ白な空気みたい。

すこぶる気持ち良い。




寝ていては、もったいない。

夜も気持ち良いから ずるずる起きている。
朝はもったいないから 早々に目を覚ます。

だから 寝不足がちになる。

ゆえに 真昼に意識が飛ぶ。

それが
ちょっと困る。




そんなこんなで、

ころっと、9月になった。


あっという間すぎて、もう、
なんだかね。


で、




久しぶりに、


ようやっと、





雨が降った!



、、雨!

しかもゲリラ豪雨、とやら。
今までずーっと溜め込んでた分を、いっぺんに吐き出すような。

雷。フラッシュ!


雨。スパーク!

そして、





一気に通り過ぎて、

天晴れ。



ブリリアント!




細胞が、
細胞の中の水が、ぷちぷちと、喜びに満ち溢れる。

草花が、笑うように目に見えて、光り輝く。

共鳴しているように、ぷるぷると、よろこび沸き立つ。



このところずーっと、残酷な日照りが続いていたのだ。

街路の植え込みの植物なんかも、枯れているのが見受けられていた。

だから、
やたら嬉しい。とにかく、うれしい。

うほほ~~い!なんて。

雷が閃くたび、よろこびの声を漏らしてしまう。





ただ、

ほんと、すんごいゲリラ豪雨だった。

走っていた道路が、一瞬にして川のようになって、ざぶざぶ。
視界が真っ白になったり、このまま洪水に呑まれて車が止まっちゃうんじゃないかとか、
ちょっとビクビクました。


この街は、自然災害に弱いんだなあ、と。






雨の降った昨日(1日)と今日(2日)は、
どちらも仕事していて、たまたま、移動が多かった。

あっちの現場、

こっちの現場。

なぜだか、移動開始、と同時に、
ゴゴゴ...と唸り出す空、
ゲリラの猛襲。

クーラーが効かないおんぼろカーだから、窓を全開にしている。なので、
雨がざんざん、散々吹き込んでくる。
仕方なくて、締めたら締めたで、今度は雨漏り。
窓ガラスは曇りガラスに。

うわああ、やっべ~~ってなって、
笑えてくる。


それでも、
今まで降らなさ過ぎたから、
もっと降れ降れ!って、思う。






夏の雨は、足が速い。

通り雨。奔る雨。驟雨。


寸前までのゲリラ(っていうかテロル)っぷりなんか、もう素知らぬ体(てい)で

すこーんと



突き抜ける、
強い青空。きれいなきれいな。澄んだ青空。

澄まし顔の青。


なによりやばいのは、

重いグレイのかたまりを一気にどばっと吐き出して、はち切れ、引き裂かれたばかりのおなかの、
ビリビリに、野蛮に千切らされた、

雲の乱れた群れ。



そして



それを突き刺す、
黄金の光。




晴れながら降る事もある。

となると、
きっとどこかに、、、




あー、居た。

埼玉での打ち合わせ帰りの、高速から。

渋滞の道から見えた、ちいさな虹のかけら。


ちいさな虹。

されど虹。

テンションは、ますます上がる。



事故渋滞に巻き込まれて、

夜まで暮れて、

また
豪雨が、憶い出したように どどどっと襲って来て、





そしてまた、

さーーーっと、去って行く。



後に残るのは、

非日常のファイナルファンタジックな風景と、

泣き虫の、鳴く歌声。







雨上がり、
静かな夜。





色とりどりの鈴の音の。

泣き虫たちの、歌う歌声。







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