歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

明日の仕込み中

2010年05月28日 | 告知 -news-
ちょっと東京じゃないところまで、材料の仕入れに行って来ました。

いよいよ明日に迫ってしまったイベント:「PUAMANA“わたしのいえ”」のための、です。


現在、仕込み中です。





現在、睡魔と
怠惰魔と
焦燥魔と緊張魔と「ギリギリまでついダラダラしちゃう悪い癖」魔との、
約・六つ巴決戦中です。





イベントの詳細は、こちらの告知をご覧下さいませ。


そしてどうぞ、遊びに来て下さいな*

再会を楽しみに、のんびり(?)お待ちして居ります。


当日は、満月の夜になるけれど。お天気はどうだろう、、。
どうか、晴れますようにー!




さて。

タイムリミットは刻一刻。

、、、頑張らなきゃ!


だがしかし、


やたらねむい!!!!!




初夏って

2010年05月27日 | 徒然 -tzure-zure-
五月もまもなく終わろうとしています。




極端な強風やら、

極端な長雨やら。


初夏って、こんなんでしたっけ。


確かに初夏らしい、涼しさと暑さの間の、風がうんと気持ち良い日が、

、、と思えば、
手の平を返して、引っ掻き乱すような天気。
やっぱりまだ、ずいぶん肌寒い夜。


それにも負けじと。

色とりどりの花が咲いています。

とりわけ、

バラ。

今こそ、真っ盛りですね。


雨や突飛な天気に撃たれながらも、まだ、頑張っています。





『バラとガーデニングショウ』に行き続けたおかげか、
この五月。やたらと、バラたちが目に入るのです。

「あら、みなさん、こんなにバラを植えていたんですね!」と
いちいちびっくりするほど、
あちこちの庭で、いろいろ・たわわに咲き誇っていて。

そして、

あの:ローズィーな:芳醇な香りを放っていて。


今まで気づいてなかったその存在。
立ち止まって、ふぐぉおおっ!と、能動的に吸い込まずには居られない。


街に漂う天然アロマ。

なんてぜいたくな季節なんだろうと。




初夏って、いつもこんなんだったっけ?
(いやそんなはずはない気がする。)

と、
錯乱気味な天気に、うかうか動揺して
いちいち混乱していたら

「初夏、終わってました。」
ということになってそうで、
ちょっとヒヤヒヤしています。


今日降った にわか雨は、もう、

“夏本番”のような、

甘い碧色の、大きなつぶの、
夏のにおいがしました。


ぽつりぽつり、呟き出したアジサイ。


確かに近づいている 六月。
“節目”は いつの間にかやって来る。


おちおちしていられない日々です。


* * * * * * * * *

さて。

前回告知した:コチラ*のとおり、

五月の締め = 今週末の土曜(29日)に、
ひとつ、
イベントの植栽演出をやります。


タイトルは、「PUAMANA “わたしのいえ”」。

フラの舞い
  +
氷抹茶のお点前
  +
墨絵のライブペインティング
  +
花のお菓子
  +
音楽とかエンジェルカードの占いとか


ほわ~んとアロハに融合した、素敵なイベントです。


そこに、緑を、
どかんと、添えます。


フラのドレスを手作りしている樹(ミキ)と共だって、
昨日は早朝、大田市場にレイ用の生花を仕入にいってきました。


そして
今日はこれから、ちょっと、「山へ、柴刈りに。」


どんな空間になることやら。


良かったらどうぞ、遊びに来て下さい*


詳細は>>コチラ*


ノグチも、カウンターの陰でお茶を点てながら、虎視眈々とお待ちして居ります*


5月29日は、満月ですね。






* * * * * * * * * * * *


<業務連絡>

 ※今回、パソコンが調子悪くて、新しい写真がアップできませんでした;;
  今度、溜まってる写真たちを「どどどどっ!」と、アップしたいと思いますb





イベント「PUAMANA」のお知らせ

2010年05月24日 | 告知 -news-
野口造園も参加する事になったイベントのお知らせです!

PUAMANA ”わたしのいえ“





  場所:六本木の隠れバー「Living the Lounge」
     http://www.living-gc.com/lounge/
     港区西麻布3-23-4ーB1
     (地下で、所在がわかりにくい隠れバーです。)

  とき:5/29(土)20:00~ 翌朝
     (今週末です!)


  内容:Hula/Live Painting/Matcha/Sweets
     (フラと、ライブペイントと、抹茶と、お菓子)


  料金:~24:00: ¥2,000
     24:00~: ¥1,000(1ドリンク)


******************************

 Perfomer:

  フラ> Michiyo & Sisters

  ライブペイント> Tamayo - 墨絵画家

  茶手前(氷抹茶)> Yumi(a.k.a. 宗由) - 茶人

  お菓子> Michiyo

  Angel Card> chocolata yuki

  Fashion Design> Miki & Tamayo

  Green> 野口造園=自分

  Music> LDX and Are you me (House/Techno)


*******************************


どういう経緯か、を説明しますと:

この前一緒に河口湖に行った「キキのキ」こと
樹(Miki)が声をかけてくれまして。

(この前の河口湖の旅の話>>**

樹と何か一緒にやるのは、昨秋のギャラリー展示のとき以来。


で、

なんと、今週末の土曜日なのです。

告知がギリギリで申し訳ありませんが、
ぜひ良かったら、遊びに来て下さい!


わたくし、当日は、氷抹茶の裏点役もがんばりますb





つい先日、打合せでこのバーに訪れたら、



サプライズ!

バースデー”30”ケーキが!

「なになに、だれだれ、え?、、自分?」

まじサプライズでした。

最近ケーキ作りにはまっている樹の、手作りケーキ。
きなこ生クリームとブルーベリー添え。

まじびっくりしすぎて、一周回って超冷静になってしまいました。
(ありがとう*)


とても素敵なイベントになると思います。ぜひ来てねー*

野口造園も頑張ります!





四月の村の結婚式 ~後編~

2010年05月24日 | 造園 -creation-
四月に 山梨・道志の森キャンプ場で催された

“むらまつり風”キャンピング結婚式。







素敵すぎる新郎新婦さん。



料理のプロが持ち寄る色とりどりのフード。







中華粥も。







新鮮なトロピカルなフルーツも。




新郎の友人が作っているという、「酔鯨」という、土佐の酒。

前夜祭のうちに一樽空いてしまって、サトウキビ(沖縄のご友人から直送)ボックスになっていました。



ケーキは無くて



豚の丸焼き。
これまた新郎の友人がつい寸前まで養っていた、大分の超高級・黒豚くん。


ということで、ケーキ入刀ならぬ、
豚入刀でした。

ファーストバイトももちろん、ケーキならぬ、豚丸かじり。






前夜から乗り入れて、めいめいテントやコテージで、キャンプするお客さんたち。


この


でかいやぐらは



前夜のうちに燃え上げられて あっというまに燃え落ちたようでした。




焚き火も自由。


「山仕事なら」とわたくしも、ノコギリとナタを携えて



裏の山から 倒木を切り出してきて、
薪を生産するお役目を。



久しぶりに振るったナタ。ガンガン木を伐り、丸太を担ぐ、
久しぶりの山仕事。
超楽しんでしまいました*




森はほんとに、テンション上がります。




そんな薪をぼんぼん燃やして

焚き火で


なにやらめでたい銀のオーナメントみたいになった
ジャガイモを焼いたり。





ライブあり、



こども大喜びのハンモックあり、



流木アートのディスプレイあり(これには感動した)



ライブペインティングあり。




かわいいこどもに混じって
自分も



描いてみた。

たくさんの人のお祝いの気持ちで カラフルに満ちあふれる、
たったひとつの、そのときだけの絵。


この絵は


張られて




豚の丸焼きカット場の背景に。







さて。そんな結婚式。

自分が担当したのは



この調理場がある小屋周辺。

壁の無い小屋。


背景は



石垣。





用意した花たち。



白をメインに、添え色に主にピンクを。



手前に見えてるのが ペチュニア<ソナタ>の 八重咲きの白。

奥が マーガレット。芯が黄色じゃなくて濃い紅で、超自分好み。


、、などなど。


これらの花(ポット苗)たちを

石垣のすきまの あちこちに配置し
ポットのまま仮植えしました。
(式の終了後、お土産として持って帰ってもらうため。)




ちなみに
手伝ってくれているのは いっつもお世話になっているO君です。
いつも感謝感謝。



こんな感じに。



使った花は 例えば



ダイアンサス(ナデシコ)。

しかも <ブライダルピンク> という品種名で、
小さくて、白地にほんのりピンクが混じっていて、
たまらなく繊細。

テーマカラーにしても
名前からしても「ぴったり!」と、市場でひと目惚れ。


あと


ルピナス。白とかピンクとか、淡い紫とか。

新郎新婦がお好きだと言っていたので。




これも下見のときに「かわいい!」と盛り上がった、
バニーテール(うさぎのしっぽ)こと、ラグラス。

ねこじゃらしのウサギバージョン。超可愛いです。


あと、
スパイス的挿し色に黄色・オレンジも混ざった ランタナとか。

ピンクと白と緑が綺麗に混ざり合う ハツユキカズラ(初雪葛)とか。


“初雪”は



看板にも使って貰っていました*



石垣は以上。



これがまさか、場にしっくり馴染み過ぎて、溶け込み過ぎて、



あたかも「元からそうでした」かのように、
完全な“背景”になり、

かえって
目立たなくなってしまうことに・・・;;


「あたかも最初からそうだったかのように、その場に馴染む。」
それはおそらく、「造園」としては、正解。
しかし、
目立たなきゃいけないイベントのディスプレイとなると、、、


これは、猛省点でした。


でも、
見てくれる人は見てくれていて。

石垣に対面した水場で 手を洗ったりするときに

「ふっと顔を上げた時に、花が見えて、可愛くて、癒されました*」

なんて言っていただけたので、救われました(笑


誰かの心に、ちょっとでも、良い感じに、ひっかかれば。





調理場小屋の柱:
わらわらと人が集い動き回る会場に 対面する
肝心部分には



ティアレア:<スプリングシンフォニー>を。

吊るして、くくりつけました。

ご覧の通り、繊細この上ない花。先っぽがちょこんとピンクなのです!
ユキノシタの仲間です。


この吊るし作業には、涙ぐましい苦労がありましたが;;




こんな風になりました。
柱10本分。


本番では



こんな風に。さりげなく花を添えました。







そしてもう一つ。


小屋をもうちょっとウェディングっぽい雰囲気にしようということで



天井に、天幕を張ってみました。



右の棟と




左の棟と。

実はつくり方(張り方)が わざわざ違うようにしてあります。

だから、空間の雰囲気もちょっと違う。


これまた、ひと苦労。


出来あがった時にはもう、夜になってしまいました。。。


でもこれで、味気ない棒型蛍光灯の照明がふわんと緩和されたかな。


使った素材は、
「寒冷紗」と「防虫ネット(アルミ銀線入)」。どちらも農業資材です。



本番では



こんなふうに。


夜は



こんなふうでした。





以上。設営編でした。
やはりテンパッてしまうのか、作業中はろくに写真を撮れませんな。








おまけに。

新郎新婦へ、ささやかな贈り物として。



バラの花のようなヒマラヤシーダーの花の、飾りを。





気づけば 一ヶ月も経ってしまいましたが、

いま改めて。

ありがとうございました*ユキさんとフジムさん。

非力ながら、こんな楽しいおまつりに参加させてもらえて。
色んなプロのわざを目の当たりにして、勉強になりました。
もっと精進しよう!と
意識を新たにする 有り難い機会になりました。






どこまでもラブ&ピースな たくさんの面白い人たちに たくさん愛されている
新郎新婦のお二人、
また、そのご友人たちに出逢えて、とっても嬉しかったです*


やっぱり、人との出会い・ご縁が、世界を拡げてくれる。




どうぞ、末永ーーーく、お幸せに*








あと
Special Thanks to:



O君。毎度毎度、有り難う;;



四月の村の結婚式 ~前編~

2010年05月23日 | 仕事 -work-
4月の終わり。

「キャンピング・ウェディング」(キャンプ場で、キャンプしながらの結婚式)
という 一風変わった面白い“お祭り”がありまして、





自分も急遽、いち“造園屋”として、
キッチン小屋周辺のディスプレイをさせて頂きました。

植栽と、プラスα。








場所は、
山梨県・道志村(山中湖付近)
「道志の森キャンプ場」というところ。

山の中の、森の中です。




清流。ああ、清流。


点在するテントスポットを縫って
流れています。綺麗な 透明な水が。

白い飛沫を ぷちぷちと爆(は)ぜて、
ごろごろした岩をくすぐって、
滔々(とうとう)と。





渓流。ああ、渓流。





東京よりワンテンポ遅い「早春」が残っていた森。


きゅんとする、懐かしいやわらかい土の香り。

ぎゅっと縮こまるくらいの 冬の名残の、冷えきった空気。



4月の森は、おおらかで 気持ち良い
涼しい森でした。




聞き慣れない「キャンプ結婚式」を快くOKしてくれた この自由な気風のキャンプ場は
「Natural High!」という
野外キャンプ・フェスティバルが開かれてたりします。


そして
元気なオーナーが自らユンボやシャベルカーを乗りこなして
ガンガン思いのままに “造園”し続けている、



スケールのでかい、
血気盛んな”庭“でもあります。





訪れた時期は、ちょうど
桜のシーズン。


下流にある“道の駅どうし”の脇には



きれいな川と、



満開のサクラに包まれていました。



桜茶の材料にもなる、色濃く美しい八重桜。




一方:山中には

うつむいて咲く、

可憐な丁字桜。




山で出逢う、ぽつんと独り立つ桜は、
格別の感慨です。





やわらかな土。



春に目覚め出した、色んな樹たち。



東京では先刻さよならを告げたばかりの早春の花たちに また逢えた嬉しさ。


森の人の血が焚き付けられます。

歩き回らずには居られない。




足袋シューズ屋さんで(やっと)買った 念願の足袋シューズ(しかも白)を
下ろしたてにして早速、汚しまくる。

山の洗礼を授けます。





「昔の結婚式のように、村をあげたお祭みたいにしたい」
というコンセプトの結婚式。

料理のプロ、フェス企画のプロ、ディスプレイのプロ、農産のプロ、、、etc,,,
並々ならぬプロい友人に恵まれた、愉快な新郎新婦。

そんな2人のために、友人たちの力が結集されて出来る、
あたたかくて ラフで にぎやかな、
手作り結婚式。



視察に訪れた時には、
式の“前夜祭”の夜から焚き上げられる キャンプファイヤーの“櫓(やぐら)”が
どかーんと、出来たばかりのところでした。





ひょんなご縁で、そんな楽しげなお祭りに 参加させてもらえることになりまして。






その2(設営+本番編)に続く。







夏のめざめ

2010年05月22日 | 徒然 -tzure-zure-
最近、5時には起きてしまいます。

今日は、もっと早起きしてしまいました。4時半くらい。

4時半にして 空は、すでに明るいので。


それがまた、
気持ち良いのです。


夏の朝の空気。


夏の朝のにおい。


鳥は
5時早々には、にぎやかに歌い始めています。
色んな声の、大合唱。なにかお決まりの「めざめの歌」でもあるのかしら。

6時近くなると、もう、静かになります。早速どこかに出かけたのかしら。





起きたら、周りの植物の世話。

今日はもうちょい手を伸ばし。





エゴの花を散らした水鉢。

つぼみだったものも咲いて、いっぱいになりました。

これに、

近場で採れたものを、ちょこちょこっと、足してみました。

お隣の豪勢なノイバラの、小さな先っぽを拝借。

ベランダのパセリの、黄色っぽくなった葉っぱ。

庭のカキの木の、クリーム色の花。


白と、黄色と、淡い緑と。





街にあふれる花に花。

昨日の真夏ばりの日射で、またさらにどばっ!と、ふくらんだのではないかしら。


ひと仕事終えて車で帰るときの、開け放した窓に吹き込んで来る、
夏の宵のにおい。


ジャスミンのにおい。

ファミレスのにおい。

工事現場のモルタルのにおい。

しっとり蒸れたみどりのにおい。

よぎるカレー屋のにおい。

排気ガスのにおい。

人の行き交う街のにおい。



夏の宵の、風のにおい。


すごく、懐かしい何かを憶い出せそうになって、でも憶い出せない、
遠いにおい。


でもきっと、ちいさな何かを憶い出している。




あっちを見ても こっちを見ても

あれもこれもと、
一気に続々、咲き出す季節。

あれもこれもと、
追いかけていては 追いつかない、
でも追いかけたい。
慌ただしい季節。


「歌庭」もそろそろ 丸一年目。


自分の周りも また、
大きな風が動き出しています。


私の大好きなCoccoさんの新しい歌も、フライングで聴こえて来ました。(今こればっかり、呪われたように聴いてます!)



ニライカナイ。


わかりやすい教科書の文章のような言葉、ただのおしゃべりの垂れ流しのようなことばの“歌”が
巷にあふれる中。

意味がわかりにくい“詩”で。
意味がわからない沖縄の島言葉で。

激しいロックで解き放つ、
その重み。
“今”この時に 解き放つ、
その意味。


振り回されて 取り残されても

哀しみ、痛み、絶望、怒り、やりきれないもどかしさ
ごった煮になって狂おしくなっても

結局 何も変えられないのかもしれないけれど。

重い想いの深く込められた“歌”が世界に撃ち放たれることに、
意味が無いことなど、ない。





とりあえず今日は、
久しぶりの お茶のお稽古へ。

めざめてしまえば、夏は怒濤の勢いで圧し寄せますが。

慌てず、焦らず。
ちょっとだけ、立ち止まって。
チルアウトしてきます。


お茶とチルアウト。意味は合ってても、言葉は似合わないね(笑




白妙の

2010年05月20日 | 徒然 -tzure-zure-
今日もまた雨。


フードも目深にかぶり、
自転車でせっせと 野川沿いの道を突っ走っていたら、

「はっ!」と
息をのむ光景が飛び込んで来て

「うわっ!」と
思わず、キキイイッ!!っと、立ち止まってしまった。


だって





白い花のじゅうたんが、現れたのです。


桜の花びらのじゅうたんに匹敵する美しさ。



見上げれば

ああ、



この花の季節が、来たんだなあ。




エゴノキです。別名:チシャ。

(、、、前にもご登場頂いたような気がするけど。)


これによく似たものに、
「ハクウンボク(白雲木)」というものがあります。
別名、オオバヂシャ。そちらのほうが、葉っぱが大きいので。

断然、個人的には、
「白雲木」という名前の方が 詩的で美しくて好ましいので、
出逢ったおまえさんよ、願わくばハクウンボクのほうであってくれ!
なんて、勝手に念ったりしてみたけど、

やっぱり エゴノキのほうのようでした。



、、エゴノキかあ。


どうしても、
「エゴイズム」って言葉を連想してしまうので、あんまり綺麗な気がしないのです。。







少しだけもらって帰って




水鉢に、放ってみました。


お部屋にエゴノキの花の香りが漂っています。

ユリの香りに似ています。






夏にはうっすら淡い白い花が、涼しげで、気持ち良い。



キリの花も。





ヒルガオも。




ちょうど一年前に夢の島で頂いて、植えておいたジギタリスも。


それぞれに紫や黄、桃、紅、ほんのりの淡い挿し色を
しっとり浮かべつつ、
白く、清楚に咲いています。


夏の予感に はっとさせる色です。





フジの花も、いつしか散り。


花屋には、アジサイが出回り始め。


この雨が「梅雨」というやつだとは、まだ、なんとなく想えないが。

でも、
もう、そんな季節なのですね。








※で、

桜がまだ残る季節にやりました、キャンプ場の結婚式の仕事の記事。



時が経つのは、早いもので、、、もう一ヶ月も、経とうとしてました、、。


それを、今、やっとこさ(満を持して、、、って、持し過ぎてますが;)
大慌てで 書き上げようとしたら、

また、パソコンの、iPhotoさんがねえ、、、。
なんでかねえ、、、。


でも、そんな事言ってたらもう、季節が本格的に「夏」になってしまう!

しかも、近辺が何やらバタバタしてきたので、できれば今日中に、大急ぎでアップしたいと思います。

乞うご期待*




アンティークとハチミツの石

2010年05月18日 | 仕事 -work-
「国際バラとガーデニングショウ」の 6日間が



終わりました。

一番大変だったのは、イベント終了後の「撤去作業」でした。。。





連日、
朝から どどどどっ!!と、怒濤の勢い。

「西武球場前」駅からぶにゅぶにゅーっと吐き出されて来る、
ヨウカンみたいにぎゅっしり詰まった塊、行列、行列、人の束。

とにかく毎日 人があふれて、ひしめきあっていました。
平日・休日問わず。
雨・晴れ問わず。


気合いの入った お客さま方。

なんと、
全国のあちこち、方々からはるばる来ているようでした。


、、これ、相当 盛大なイベントだったようです。




みんな熱心。


こんなに沢山の人が、みんな、花と庭を 好きで居てくれるんだなーと、


造園屋としては、嬉しいような、、、花にわっと群がるその熱狂ぶりに、若干あてられたような。




凄かったです。西武ドーム。

ちなみに
西武ドームの外では 渡辺美里の歌が延々流されています。




自分は 屋外の "ガーデンショップ YOU"さんのブースで働いていました。




結果的に全日、ほぼガッツリ 働いていました。



黒柳徹子は、完全に見逃しました。

「生きてるうちに是非とも目撃したい伝説的有名人・3巨頭」の一人:
黒柳徹子。テツコ・ザ・クロヤナギ。
聞くところによると、しゃべりにしゃべり倒して、押しまくって、
次のゲストのコーナーがほんの一瞬になってしまった、とのこと。(目撃者談。)
、、、なんて素敵なんでしょう!その生命力たるや!


多分、今までの約30年の人生で最も至近距離だったにも関わらず、ノーマークだった、、!
口惜しー。

(ちなみに、他の2巨頭とは:美輪明宏と、、あと、、秘密です*)


ちなみに、
夏木マリは、1ビットくらいのサイズで目撃できたようです。







徹子から話を戻しますと。


自分が売っていたのは、

イギリスの本物のアンティークと、




コッツウォルズ地方の「ハニーストーン」という
ハチミツ色の石と、



コッツウォルズの「小屋(ガーデナーハウス)」。





どれもこれもが、“本物”。

アンティークも、
石も、
屋根に葺いてある100年ものの天然スレートも。


本物の“重み”がありました。


本当の「本物」を
直に
間近に 見られる/触れられる というのは、
とても有り難い体験。


「目を肥やせ。本物を見ろ」
とは、よく言われる教訓ですもんね。





ラッキーでした。





面白かったのは、

毎日 お客さんの感じも流れも 違う。ということ。

そして、
毎日 何がどう転んで 何が売れるか
やっぱり、さっぱり、読めない。ということ。


しかし、楽しかった。


声のかけかたをちょっと変えてみたり。
人の流れに目を凝らしたり。

お客さんの反応や 声を参考に、ディスプレイや売り方を、微調整してみたり。




「コッツウォルズの~」と言えば、
「ああ、行った事あるわ」という人も、けっこうたくさん居て。
へええと、未だ知らぬ土地のお話をうかがったり。


あと、
値切りの交渉合戦とかもね、繰り広げたりしました。


そんなこんなで、一日一日は、こつこつと終わっていきました。






"ガーデンショップ YOU"の社長さんは 沖縄・宮古島出身の大きな方で、
スタッフの方も、ほわ~んと、いい人ばかり。

しかもみなさん、音楽好きだということ。確かに社長さんは、ずっと色んなハナウタ歌っていました。


ああ、、、合う!

って、
沖縄大好きで、「音楽無しには生きていけない!」と想っている自分。
勝手に嬉しく思ったのでした。

このご縁がまた続いて伸びていくといいな。



ちなみに:今回の仕事も、
(毎度毎度そうなんだけど:)
「人」が結んでくれた ご縁でした。


最近知り合ったばかりの方が ひょいと繋げてくれた
素敵な不思議な 巡り合わせ。


ご縁。





ご縁って。いつまで経っても、どこまでも不思議ですけど。

自分から積極的に動けば動いただけ、
不思議と うま~く 良い流れは巡ってくる。そんな気がします。


結局、ドームの中の展示はほとんど見たような見なかったような感じで
気づいたら終わってしまったのですが、

友達に会えたり、
知り合いに偶然会えたり、
楽しいお客さんに会えたり、
あと、値切り合戦もね。

、、、そういう、「人との巡り合わせ」も 色々あって、
とても、面白かったです。





イギリス。


折しも。
イギリスの庭園に興味があって、勉強しているところなのです。

でも、本や写真だけじゃ、わからない。
庭は現物を体感しなけりゃ、全然つかめない。

やっぱり、直接行って、直接見てみたい。
本物の、現物を。


新たな旅心が、むくむく。


新たな夢が、むくむく。




最近、声に出せば 夢は叶うようなので、
「イギリス行きたい!」って、言ってみる。








バラガーラストデイ

2010年05月17日 | 徒然 -tzure-zure-


「国際バラとガーデニングショウ」、6日目。
最終日です。



長かった。


誕生日おめでとうのメッセージをくれたみなさん、
ありがとうございます!

ちょくちょく会っている馴染みの人、
久しぶりの人、
離れている家族、

ひとことでも、やっぱり、
じんわり、嬉しいものですね。


「忙しい」
を言い訳にしたくないけど、
連日キューキュー!立て込んでて、
自分ですら、ちゃんと祝えてません。部屋はなぜか散らかる一方、、。祝杯も上げてないし、ケーキも、食べてない!





今居る西武球場のそばには
狭山湖とか、
鐘の鳴る寺とか、
森があって、

いろんな花咲く樹も、行きがけ帰りがけ、
目に飛び込んで来ます。


フジのむらさき、ニセアカシアの白、
トチノキの大きなクリーム色、
ミズキの階段状の白。


それと、
光に透ける新緑の、色とりどり。


野も山も、花まっ盛り。
緑のるつぼ。


ぷいっと、
森に飛び込みたくます…。


あ。

、あと、

温泉に行きた~い*




とりあえず、
あと半日、がんばります。




五一五事件

2010年05月15日 | 徒然 -tzure-zure-
最近は、もっぱら、
「国際バラとガーデニングショウ」(@西武ドーム)にて 労働中です。


凄いにぎわいで、びっくりです。
なにやら、黒柳徹子先生もお見えになったとか。見たかった。


自分はというと
イギリスのアンティークと、コッツウォルズの「ハニーストーン」という珍しい石と、
小屋を、売っています。

14日からは、花のポットも少し、売り出しました。

紅いアルメリアや 蒼いペンステモンは
あっという間に売れて行きました。






今回この機に、初めて訪れる事となった西武ドーム。

西武ドーム というところは
ひたすら、
ひたすら、
渡辺美里の歌が流れされていて、


最後の最後に、

「Time To Say Good-Bye」

が響き渡ります。

豆知識が増えました。





ということで、

さっき、

30になってしまったようです。






にわかに信じ難い。




バラ色の日々

2010年05月13日 | 徒然 -tzure-zure-
「国際バラとガーデニングショウ」にて、労働中。


すごい賑わいです。


ドームのスタンド席は、超寒いです。風吹き荒れて。


自分は外の暑いブースで、なにげなく売り子をしています。


今週は、
友人の誕生日が奇遇にも連鎖的に立て続く、なにやら愛でたい一週間。

今日はお世話になりっぱなしの、Oくんの御生誕祭。ノグチ的には、クリスマス並みにおめでたい、一日。



そんなこんなで、
今週は花のそばで働いています。

お山の麓の森と湖

2010年05月11日 | 旅録 -travelogue-
GWの余韻醒めやらぬまに訪れた、
サービスホリデイ。


富士山麓の とある別荘地に、行って来ました。




ひょんな偶然に飛び乗って、
ひょいっと訪れた、
まさかのぜいたくな環境。




ちいさな富士桜がまだ残りながらも、

ツツジも 始まっている森。


   (花から先に咲き始めるミツバツツジ)



新緑の森。





念願の、森。





朝の澄んだ森を、散歩しました。




朝の森は、
いろんな鳥の歌が たっぷり響いています。

耳をすますほどに、あふれて聴こえて来ます。






森のメインは、松。



赤松。


松の葉の 茶色の
甘く灼けたような香りと、

ふかふかのシフォンケーキみたいな土の やわらかい香りと、




新緑のみどりを 透けて通ってゆく
清らかな・爽やかな 風のにおいと



みずみずしい、生まれたての新しい芽の香り。



一番大好きな森の香り:

「クロモジ」にも、出逢えました。



お茶席で和菓子用の楊枝にも使われる、クロモジ(黒文字)。

今ちょうど、花が咲いています。

茎を折ると、どこまでも突き抜ける、まっすぐな清涼な香りがあふれます。





森は、目を凝らせば凝らすほど、
色んなものに出逢えます。


(ホオノキの花)



(ウバユリの種の飛んだ後の花)



(マムシグサ)


森ボーイは、燃え燃えです。

いつまででも居られる気がする。







朝ご飯のあと、

富士山がどかんと見える公園まで 足を伸ばしました。



走る緑。








どかんと。




富士山です。


クッキリです。

冠り雪の マットな白と、
漂泊の雲の 透ける白。

空の遠さの 水色と、
山の深さの 強い青。






クッキリ。



真近で見る富士山の、ずずーーーんと迫って来るような
巨大なスケール感は、

どうしてだか、写真では 全く伝わりません。。。


森の中の、芝の広がるパノラマの公園で 
まったり。





靴を脱いで。

ごろんと寝転んで。

たっぷり五月の陽を浴びました。







光を浴びて
なんだか カラカラに乾いたので



湖に移動しました。




山中湖です。

海と比べると、ちっちゃいベイビーみたいな、繊細な波。



静かな、湖。


というか、

湖というものは、とても静かです。





めいめいに、



まったり。











「スワンに乗ろうか。」


「乗っとこうか。」



ということで。




乗った。

ショッキングピンクのスワン。

内部は真逆の、のっぺりペンキらしい水色。





スワン越しの富士。




親鳥通過。





「森ガール」転じて、「湖ガール」。
っていうか、「湖(こ)ギャル」?





湖の上にて。


まったり、、というか、

せっせかと、漕ぐ。こりゃ案外大変だと、乗ってすぐ、気づく。






というわけで、


たっぷり、森と湖と。


のんきな休日を過ごしたのでした。





再び、森ガール。




再び、桜に、さよならを言う。







追記。

びっくりしたことがありました。


以前、建築学科に居た頃 お世話になった画家さんが居まして。


富士山麓の別荘地に、白いもしゃもしゃの犬といっしょに暮している画家さん。

井出さんという方です。(井出さんのHPはコチラ***


深く雪に埋もれる ある真冬に。

そのアトリエにこもって、絵を描いていたことがありました。


それが初めての 真冬の雪国体験。

自分的には すごく衝撃的な日々でした。

雪の中で“生きること”は “死ぬこと”と紙一重であるという 恐ろしさ。
生と死のはざまの緊張感を、そのとき初めて、からだで実感しました。



そのアトリエが、


今回行った別荘の 超・近所だったのです。

別荘の主も、知り合いでした。


奇遇の縁。


久しぶりの再会を果たしました。


(誰にでも激しくなつく激しいテリア犬:ビット。)


「いつか、いつか」と願っていたので、
偶然にしても、とても嬉しかった。


突然つながった、新しい縁と、懐かしい縁。


不思議なものです。











 追記2。
 右の「NEWS☆」欄にもこっそり書きました通り、
 明日12日から、「国際バラとガーデニングショウ」に出没します*

 国際バラとガーデニングショウ:>>http://www.bara21.jp/





お花市場から飛んで

2010年05月10日 | 徒然 -tzure-zure-
GWも明けた、金曜日のこと。



5月の末に、某イベントにて植栽演出をやることになったので、

「大田花卉(かき)」という
花の市場に、潜入調査に行って来ました。

羽田空港行きのモノレールに乗って行きます。

いわば、魚じゃなくて花の“築地”みたいなところです。

超・早朝。4時起き。



この前行った砧の花市場のほうは、シロウトが入れない市場でしたので

ここも同様:シロウトは立入禁止・見つかったら即刻追放 かと
内心ヒヤヒヤしていたのですが


すんなり入れました。


直接の買い付けや セリには加われませんが、

写真のように:仲卸の花屋さんが立ち並んでいて
そこでお買い求めできます。




当然ですが、

フレッシュな花だらけ*

萌えます。燃え盛れます。



ちょうど母の日直前シーズンということで、

カーネーションがたくさん。そして、アジサイもたくさん。

可愛い、見知らぬ花もたくさんで、鼻血モノでした。










それで。


一緒に行った“キキのキ”と、

「なんかさー、森に行きたいんだよねー。」「土に触れたいよねー。」

なんて言ってたら、

キキのキに、突然の電話が。


「森に行かない?」という、絶妙すぎるお誘いの電話が。


そして、翌日。

たまたまその場に居合わせた私も 偶然にしてラッキーに
くっついていくことになって、


富士山の麓の、別荘地に居たわけ。


不思議。




「不思議だね~~。」

と、

まったりする森ガール:キキのキ。







『引き寄せの法則』。あるいは『言霊パワー』の話。


前にも「言霊」というタイトルで書いたし、
最近、、というか、去年からすでに、じわじわあったと思うんだけど。


口に ぽろりと出した ささいな願いやら
ちらりとどこかに書いた ささいな夢やらが

たちまちに、叶ってしまう。


という、
異常に幸福な現象が、あたかも当たり前のように、続いています。


「そうそう!そうなんだよね!」と、
周りの友人の間でも共鳴、共感する者多数。


この現象を、
『引き寄せの法則』とか
『言霊パワー』とか呼んだりしています。


「○○したい!」とはっきり言うと、ほんとに叶っちゃう。

まったく、不思議。


だから逆に:

悪い事、ネガティヴな言葉は、絶対に言わないようにする。
愚痴も言わない。
「自分なんかダメだ」という自虐も、よく言っちゃってるんだけど、もうやめよう。

他人の悪口なんて、もってのほか。


そして、
明るい話をする。
きれいな言葉を言おう。

良い事、ポジティヴな現象を、引き寄せるように。


、、ということで、

「仕事がどんどん舞い込む!素敵な仕事が!」って、
叫んでみました。

ついでに、「100億円降って来る!」とかもね。
そっちは半分冗談、冗談半分だけどね。


そしたら、
今さっき。



なんと、100億円が!!




、、っていうのは、もちろん嘘ですが。

新しい 面白そうな仕事の話が、ふわっと、舞い込んで来ました*


なんということでしょう。。。




言霊パワー?
富士山パワー?


、、、しかしまあ、

とにかく、びっくりです。


現実は、小説よりも。





そういえば

GW前にやった ウェディングの仕事の話とか、
GW中の 沢山の出来事など、
すっかりたっぷり溜め込んでしまっておりますが;

次回は 流れ的に、その富士山麓の樹海の中の別荘に行った という、
一番新しい話を。




桜、再び。


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